犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

38年目のピアノ

古い話から始まります。

1975年。昭和50年。オレは10歳。小学4年生。
3歳下の妹も小学校に上がる、と云うことで、親がピアノを買った。ご近所さんの同級生と一緒に、ピアノ教室に通わせることにしたのだ。
買ったのはヤマハのアップライトだった。妹を通わせるにあたって、お袋はオレにも「アンタも習うか?」と聞いてきた。ピアノなんか女の子のするもんだ、と思っていたオレは「習わない」と答えた。今から思うと、何と云うステロタイプな狭い認識だったことか。小4だから仕方がなかったとは云え、あの時ピアノを習っていればと、切実に思う。

妹は町内のピアノ教室にいそいそ通い出した。家でも練習をする。横で見ていると「お兄ちゃん見んといて」と云って弾くのを止める。面白いから尚も見ていると、とうとうお袋に「邪魔しな」と怒られた。
どう云う段階でレッスンが進んでいくのか、詳しいことは分からないが、「バイエル」とか「ソルフェージュ」とか云う言葉は耳に入った。心斎橋にピアノの発表会を聴きに行ったこともあった。発表会場のエントランスの、吹き抜けのフロアに据え付けられた、人もまばらなエスカレーターを逆走して遊んで怒られた。帰りには心斎橋に今もある中華料理屋「大成閣」で食事をした。初体験の回るテーブルの中華料理に昂奮した。

オレが中学に上がり、ギターを始めた頃も、妹のピアノのお稽古は続いていた。発表会を観に行くことはなくなり、オレは専ら、さだまさしやアリスをコピーしていた。たまーにチューニングの音を取ったりしたが、オレ自身はそれ以上ピアノと触れたりはしなかった。

1981年。昭和56年。オレが高校に上がると、3歳下の妹は中学生になった。中学に上がった途端、妹はピアノの稽古を辞め、バドミントン部に入った。居間にデンと置かれたピアノを弾くものが居なくなった。
3年経って、オレが大学に上がり、妹は高校生になった。オレは演劇部に入って台本を書き始め、ギターは部屋弾き程度になった。妹はバドミントンを辞め、今度は吹奏楽部に入りクラリネットを吹き始めた。ピアノは誰も弾かない。

誰も弾かないのだが、お袋は何を思っていたのか、2年に1度のペースで調律はしていた。誰も弾かないのは勿体ないからと云って、自動演奏の機能を付けたりもした。
1999年。平成11年。妹が結婚した。相手は4歳年上の、市内の印刷屋の店主だった。嫁入り道具にピアノを持って行くかと思っていたら、持って行かなかった。ピアノはやはり、オレの家の居間にデンと置かれたままだった。

2006年頃から、オレは約20年、まともに弾いていなかったギターを弾き始めた。エピフォン・カジノを買い、ヤフオクでテレキャスターを落札し、三木楽器のアメ村教室でジャズギターを習い出し、ギブソン・ES-165も買った。この頃、知り合いになったユキさんに誘われて、翌2007年にはジャムセッションに初参加した。堰を切るように音楽の方に向かって動き出した。
ピアノは、音を取るためにチョコチョコ弾いたりしたが、その頻度は数える程だった。そんな折、お隣さんがピアノを欲しがっていると云う話が舞い込んできた。娘さんが小学校の教師をされて居り。授業でピアノを弾かねばならない。習う必要もある。そう云うこともあったので、調律だけはしていたが、弾かなくなって20年以上経つピアノを、隣家に進呈することになったのだった。

しばらく、週末になると、娘さんであろう、ピアノを練習する音が聴こえてきたものだった。よかったよかった。弾いてもらえる人の所に置いてもらうのが一番いいではないか。そう思っていると、お隣の娘さんが、仕事でシンガポールに行くことになった。1年か2年、現地で教鞭をとることになったらしく、またピアノの音は鳴らなくなった。
去年、娘さんは帰国されたが、実家である隣家には戻らず、マンションを借りたらしい。ピアノは入れられない。ピアノは置き去りになった。
そしてお隣の奥さんが、最近になってお袋に相談をしてきた。
「私ら夫婦ね、もう歳取って、この辺の坂多いとこで暮らすの、しんどなってきてね。駅前に出ることにしたんです。この家、売ることにしたんやけど、お宅から貰たピアノ、どうしましょ?」
運搬費だけ出してもらって隣家に進呈したピアノを、今度は運搬費を出してまた引き取る、と云うのもドジな話だ。引き取ったところで、改めて弾き始める訳でもない。かと云って、打っ棄ってしまうのも忍びない。何かいい方法はないものか。
そこではたと思い当った。ここ1年、阪急高槻市駅前のジャズバー「Billies Bounce」の月いちワークショップに通っていて、高槻ジャズストリートのドン、ベーシストの蓑輪裕之さんの知遇を得ている。蓑輪さんに相談してみよう。来年のジャズストに参加を検討している店に置いてもらったり出来たら、ピアノも本望なのではないか。

Billiesのバーテン、くりすさんに連絡して、蓑輪さんに話を通してもらい、蓑輪さんからも「是非とも使わせてほしい」と快諾を貰った。先日の日曜、ワークショップの際に、直接お話もした。「一度、直接音を出してみたいんやけどね」と仰ったので、お隣さんの都合を聞いて、水曜の夕方、来てもらうことになった。

で先ほど、蓑輪さんは代車だと云うポルシェのオープンカーでやって来た。連れ立って隣家に行き、前面の板を外して、ハンマーの状態を確認しながら音を出した。改めて分かったのが、ピアノがヤマハのUシリーズと云う型だったこと。年代から見て、U3と云うことになるらしい。
音を出し、ペダルの状態も確認して、蓑輪さんも「分かりました。僕が責任を持って、嫁ぎ先を世話します。お店とか、個人でも欲しいと仰ってる人も居ますから」と太鼓判を押して下さった。よかったよかった。どっかのお店に入ってくれたら、沢山の人の手で、音楽を奏でてくれるんじゃないか。ピアノもようやく「本領発揮だ!」と思ってるんじゃなかろうか。

でオマケも付いてきた。お隣の奥さんが「お兄ちゃん、コレ、息子が昔買うて、放ったらかしにしてたんやけど、もうウチに置いてたかて捨てるだけなんやけど、居る?」と云ってアコギを出してきた。Legendと云うブランドのアコギ。弦は錆び錆びで、指板もザラザラで、低音弦のペグは逆巻きだが、ネックは反ってないし、ちゃんとリペアして、弦も換えて、PUとか付けたら面白いかも、と思い貰い受けた。これで9本目のギター。五年目のギター。これは六文銭ですな。

太融寺フォークジャンボリー@いんたーぷれい8

梅雨の終わりの激しい雨が近付く今夜、お世話になっている、梅田・いんたーぷれい8にて、「大人の音なのpresents第2回太融寺フォークジャンボリー」を、無事お届けすることが出来ました。

出演して下さった皆さん、お越し下さった皆さん。本当にありがとうございました。

 

去年の12月に続いてお贈りしたこのイベント、今回は、前回出演をお願いした方々には敢えて声をかけず、全く違う面々に集まって頂きました。

色んな方に色んな歌を唄ってもらいたい、と云う思いから、今回はそのような形になりました。

また、年末にも予定していますので、ご協力して頂けるとありがたいです。

 

さて、今回のラインナップをご紹介しましょう。

 

寺澤香織
 白い色は恋人の色(ベッツィ&クリス)
 悲しくてやりきれない(ザ・フォーククルセダーズ)
 サボテンの花(財津和夫

水谷浩子
 なごり雪(イルカ)
 卒業写真(荒井由実
 恋(松山千春

玉田峰子&高橋広明
 ひとつぶの涙(シモンズ)
 ルージュの伝言荒井由実
 冬の稲妻(アリス)

諸富ゆうこ
 アフリカの月(西岡恭蔵
 機関車(小坂忠
 Blue(Joni Mitchell

きよかわけんじ
 おそうじおばちゃん(憂歌団
 朝おきたら(小林万里子)
 シェリー(尾崎豊

きよはらさちこ
 朝陽の中で微笑んで(荒井由実
 糸杉のある風景(小椋佳
 海を見ていた午後(荒井由実

V&K(瀬川秀和&寺澤香織)
 青空(ザ・ブルーハーツ
 シャララ(サザンオールスターズ
 オーマイリトルガール(尾崎豊

大人の音なの(夏目なおと&おとまるつよし)
 自転車にのって(高田渡
 長屋の路地に(高田渡
 店の名はライフ(中島みゆき

改めて、すごいラインナップだなぁ。フォークって奥が深い。

 

次回も、枠だけは決まっております。12月12日(木)。さーて、どんな方々に集まってもらって、どんな歌を唄ってもらおう。ワクワクします。

 

スーパーマーケットにて

先週の日曜、妹夫婦に誘われて、寝屋川の、国道沿いにある某ショッピングセンター内の眼鏡屋に、新しい眼鏡を作りに行った。2本で8,000円から、と云う安さが売り、だと云う。

お袋も、老眼鏡を2本作り、先ほど、出来上がった眼鏡を受け取りに行った。

 

ショッピングセンター内にはスーパーマーケットもあって、そこで買い物をした。カートに買い物かごを乗せ、連れて来ていた甥っ子と一緒に、店内を回る。

スーパーマーケットの名前は、「MISUGIYA」である。

 

カートを押していると、総菜コーナーに、弁当を積み上げたワゴンがあった。そのワゴンの前で、30代くらいの男が、カートを停めてワゴンを見ている。

私はワゴンの向こうに行きたいのだが、男がワゴンを停めて弁当を見ているので、通路が塞がって向こうに行けない。男が動き出すのを、私は待つしかない。

 

男は、ワゴンを覗き込むようにして、弁当を見ている。買う気なのか。値踏みしているのか。男は一向に動かない。いつまで経っても、通路は塞がったままだ。

 

私は、心の中で、こう呟いた。

 

「見すぎや」

はてなダイアリー → はてなブログ 移行

2004年10月から続けていた、はてなダイアリー「犬と暮らす人」を、はてなブログに移行します。

 

Facebookと連携して、長い記事はこちらに書くことにします。

 

世の徒然を、気張ることなく。

高槻ジャズストリート2013 ライブレポート その2

(※注 Facebookのタイムラインより転載。ジャズストレポートその2、であります。)

と云う訳で、高槻ジャズストリート2013。5月4日のレポート、行きましょう。

あ、そのまえに。3日の事で書き忘れたネタがw
14時から16時までの間の時間調整で、RUSHの前に行ってみると、ラリー・ランサムとばったり。「ラリーさん! どこに出るの?」「ノミジンジャデス。デモ、ボク、ルートヲLOST」「OK、OK。フォローミー」 ラリーを野見神社まで連れて行きました。
そうだ、その帰りの道すがら、教会のところでZEL兄さんや淳子ちゃん、しほちゃんと逢ったんだ。高架下で官能小説やるとか云ってたなーw

さて、それでは5月4日のレポートに戻ります。

起床は相変わらず6時。土曜日なので6時半からおは朝土曜日を観て、金曜のタイガースの大勝を確認。8時からはウェイクアッププラス。旅サラダは観ないのです。
この日のライブは3本なので、事前にしておいた機材の準備の再確認。今年のジャズストでは、3日1本、4日3本、計4本のライブでそれぞれ違うことをやるので、ギターもぜーんぶ持ち替えてやるつもりなのだった。3日のFSW HNRは爆音ジャズロックなのでフェンダーテレキャスター。4日の3本については、それぞれのライブレポートで触れましょうか。
とにかく、3本のギター。アンプが2台。マルチエフェクタとオーヴァードライヴ。シールドだの電源ケーブルだの。譜面台。ICレコーダ。チップボックスw
銀のプラドにどんどん積み込み、10時半頃出動。

桃園小学校の駐車場に車を入れ、先ずは阪急駅前に出る。途中、桜坂と云うラーメン屋の前で蓑輪さんにばったり。と云うことで、この日の逢った人一覧のメモは、蓑輪さんから始まった。

昨日、ヘトヘトに疲れたのは、昼にドトールのジャーマンドッグ、夕方に磐石の隣の、神田川の唐揚げ屋で買った唐揚げ3個しか食っていなかったこともあったと思い、駅北側のじゃんぼでたこ焼きを買って、高架下会場の外れで食った。炭水化物最強。
熱々のたこ焼きを食ったので冷たいものが欲しくなり、JKカフェへ。思わず、これがこの日最初のライブ鑑賞になった。

12:00 黒崎華穂と飼い猫たち@JKカフェ

ポップス系のバンド。ここでもキーボードはnord。あの赤いキャリーバッグ、今年はホントに各所で見たなぁ。
ドラムがキョウボンだった。次の予定があるので途中退出。
2回目の炭水化物補給は、城北通りの露店で、高槻名物うどんギョーザ! 名物って云われてもなぁ

高架下を抜けようとしたところで「おとさん!」と声を掛けられた。これはびっくり。古いセッション仲間で、今は東海地方に居るボーカリスト、とみぃこと富永亜紀子だった。日帰りの突貫で来ていたらしい。

ジャズストの嬉しいのはこう云うところ。お馴染みのメンバーも、古い仲間も、ジャズストと云うイベントがあるから集まって来る。
そこに、心震える交歓があるではないですか。
はっきり云っちゃおう。斜に構えて「ジャズストなんてよー」「抽選外れたから行ってもしょうーがねーや」とか云ってる方々。無粋です。音楽がそこにあるから、みんなが集まって来んじゃん。それがスタートじゃん。仲間のライブを盛り上げることも、ただ純粋に楽しめる人でなきゃ、自分の演奏で人を楽しませるなんて出来る訳ねーじゃん。

閑話休題。JR駅前の交流センターへ向かう。

13:00 橋本裕クウィンテットfeat.高原かな@総合市民交流センター

去年の磐石でのライブ以来の橋本さん。ビリーズでカッコよかったぱくちゃん。奥キンで楽しませてくれた山本くん。
そして! やはり彼女を聴かなければ! の高原かなちゃん!

会場では、これまたシサシブリのスミやんと再会。
ロビーでバーキンと落ち合う予定だったので途中抜け。バーキンと合流し、駐車場に向かって最後の打合せ。時間は14時半。ビリーズまで向かう。

そして。

16:00〜 バーキン&おとさん@Billies Bounce

去年の夏から、月いちのワークショップに通わせてもらっているビリーズで、しかもボーカル&ギターデュオ! なんと云う暴挙!w
使ったギターは、アイバニーズの赤いエレガット。
セットリストは、

Bewitched(奥さまは魔女
Baby mine(ダンボ)
Everyone says I love you(世界中がアイラブユー)
Woman(Wの悲劇
My favorite things(サウンドオブミュージック)
Raindrops keep falling on my head(明日に向かって撃て
The way we were(追憶)
Smile(モダンタイムス)

バーキンのコンセプトは、「二人で飲んだりしてると、映画とかお芝居のお話になるから、今回、映画の曲を集めてみましょうか」とのこと。カッコの中は、それぞれの映画タイトルです。
この中で、3曲目だけはトリヴィアルなことを書かせて下さい。
「Everyone says I love you」は、ウディ・アレンの1996年監督作品「世界中がアイラブユー」のタイトルチューンなのだが、実は元ネタがある。
更に遡ること30年、1932年のコメディ映画「御冗談でショ」と云う作品の、メインテーマなのだ。
「御冗談でショ」は、トーキーに入ってから活躍したアメリカのコメディチーム、マルクスブラザーズの4本目の映画。ウディ・アレンマルクスブラザーズの大ファンなので、彼らに捧げるオマージュとして、この曲を取り上げて映画を撮ったのである。

バーキンが、映画の曲を集めてくれたので、それじゃオレも、以前からやりたいと思っていたこの曲を蔵出しすることにした。譜面なんか無いので耳コピして、フリーソフトのミューズスコアで起こして、バーキンのキーに転調して、コードはギター片手に必死で付けて、バーキンバーキンで、畳み込むような歌詞を覚えて、今回、お目見えすることが出来ました。

ライブは、立ち見が出るほどの大盛況。大体チップについては、「基本、チャージフリーですが投げ銭です。ボクらミュージシャンにも、ビール代やタクシー代を」とか云うのだが、バーキンのお願いがスゴかった。
「最近、逢う人逢う人に、寝起きちゃうか? と云われるンです。実は、パーマ液を買わないといけなくて・・・」
これでお客さんドッと沸き、チップも卒倒するほど集まった。もぉ、お客さん様々、バーキン様々だったわー。女性ボーカルの方々、「パーマ液」はキラータームですぜw

とまれ、バーキン、ホントにありがとう! 楽しかったー!

城北通りに出て、こなもんBarの入り口でビールを買って、バーキンとプチ打上げ。その後、最後のライブの打合せに向かうバーキンと別れ、オレは先ず機材を車に戻しに、桃園小学校駐車場へ。
途中で譜面台をビリーズに忘れたことに気付いたが、雨もぱらついてきたので、駐車場を優先。
機材を置き、傘を出してビリーズへ取って返す。無事に譜面台を回収。そのまま阪急南側のじゃんぼで、3回目の炭水化物補給、焼きそばを買う。高架下の側で食っていると、これまた懐かしいセッション仲間のまっちゃんに遭遇。まっちゃん、楽器、辞めちゃったの?

時間は6時半。少し早いが駐車場に戻り、車を移動させることにする。どこもかしこも満車なのだが、唯一、居酒屋天狗から少し線路沿いに奥に行ったところが唯一空いていた。そこに停め、次のライブの機材準備だけしておいて、Bar amitieへ向かった。

19:00 松本広大・儀保貴子@Bar amitie

広大オリジナル曲のソロプレイから始まり、儀保ちゃんのボーカルを2曲ほど。儀保ちゃん、歌、色っぽいねー。
途中抜けして機材を取り、城北通りへ向かった。到着は少し早め。機材を3階に上げてしまって待って居ると、ちょくさんからメッセ。駐車場に入れる前にどっかで機材を降ろして向かいたいのですが。数回やりとりし、北大手の交差点に降ろしたとのことなので向かう。
ちょくさんと合流し、機材を会場へ。メンバーも揃い、さぁ、今回唯一の、どジャズの演奏!

21:00〜 おとちょくみきあきらしんいちろう@こなもんBar IMPACT

どジャズですからね。ギターは、ザ・フルアコギブソンES-165。
セットリストは、

Can't We Be Frieds?
Tenderly
They Can't Take That Away From Me
The Nearness of You
Star Fells On Alabama
Cheek To Cheek

御存じ、エラ&ルイからの選曲。ど真ん中のジャズをやりました。
会場には仲間も大挙駆け付けてくれて、はちマスターとアキさんも来てくれた。真美子がチップガールを務めてくれたおかげで、ホクホクに集まりました。ありがとう、真美子。

このライブは、梅田・いんたーぷれい8でも、5月23日にお贈りすることになります。ご用とお急ぎで無い方は是非お越しの程を。
ライブ終了後、最後のひと枠が残っているオレは急いで撤収、機材の入れ替えに走った。残りのメンバーは打上げたそうです。またやってねお願いね。

駐車場で最後の機材入れ替えを行い、JK高槻へ。今年も大トリのライブ、である。

23:00〜 魔竿と魔る@JK高槻

ギターは、エピフォン・カジノ。何故かと云うと、今回のライブは、ぜーんぶビートルズの曲から選んだのだ。
セットリスト。

Norwegian Wood
I'm Only Sleeping
Come Togather
Honey Pie

お互い、最後に持ち寄った曲と云うのが、魔竿ちゃんがジョンの「I'm Only Sleeping」、オレがポールの「Honey Pie」。
アルバム「リボルバー」の頃で既にラリッていたジョンは、変則進行の曲をその頃から書いている。「I'm Only Sleeping」は、ソロの進行をどうしようかと、2日前のビーハイブで色々作戦を練っていたのだ。
Honey Pie」は、ビートルズなのに、ヴァースまで付いた古き良きスウィングジャズのノリ。さすがホワイトアルバム。コンセプトが無い等と悪罵されてきたアルバムだが、こう云う曲が潜んでいたりするんだから侮れない。
譜面が無いのでこれも耳コピで起こした。コードは魔竿ちゃんにアドバイスを貰って纏まった感じ。魔竿ちゃんが楽しそうに弾いていてくれたのが嬉しかった。

23時45分終了。これで、今年のジャズスト、オールアップ!

と思ったら。

RUSHでユキさんがセッションすると云っていたので、車を近くに移動。店に入るとすげー混雑。韓国から来たバンドの関係者も物スゲく居て、誰が楽器演奏者かちょっと分からない感じ。
30分くらい経ったところで、Fのブルースからスタート。福代りょうじゅくんも入って、盛り上がる盛り上がる。
2曲目の「アナザーユー」に入っていると、なんと、尺八での参加者が登場! 尺八で「アナザーユー」。すげーすげー。
で、Jazz AIDでもお馴染み、津軽三味線のイタルさんが居たので、そそのかして、アンプを繋ぎかえて入ってもらった。津軽三味線と尺八とテナーサックスが入り乱れる「アナザーユー」! 面白かったー。

と、ここで疲労はピーク。2曲弾いたし、朝までってのはサスガに無理なので、引き上げることにしましたとさ。
4日に歩いた歩数は、8,851歩。何度も云います。足ぱんぱんです。震えてます。

2006年に音楽に戻って来て、気が付いたら40年住んでいる高槻は日本でも屈指のジャズの街になっていて、素晴らしい仲間と心の底からバカ騒ぎ出来て、これが幸せでなくてなんだろう。
まだ364日先の話だが、やはり云わずには居られない。来年も参加しよう。出演はくじ運だから出られるかどうかは神のみぞ知るだが、とにかく楽しんでやろう。

それに、帰ってこなけりゃならない仲間も居るのだ。な、ゆうきクン。来年は完全復活で、出演だぜ!

この2日間ご一緒して下さった皆さん、お逢いした皆さん、ライブに来て下さった皆さん。
この長い記事を読んで下さった皆さん。

本当にありがとうございました。

高槻ジャズストリート2013 ライブレポート その1

(※注 現在、6/2の日曜です。月が替わっちゃいましたが、Facebookに上げた、高槻ジャズストリート2013のレポートを、こちらに転載致します。先ずは1日目。5/3の記事としてUPします。)

高槻ジャズストリート2013。無事に終了致しました。
これから例年通り、観たライブ、出たライブのレポートをするのだが、今年は先ず前段、祭りの前日、5月2日から話を始めたい。

先に云っときますけど、長いですよw

今年は4枠での出演となったのだが、3ユニットのリハーサルは、4月の早い段階で終えることが出来ていた。ただ一つ残ったのが、去年も2日目の23時、大トリ枠でJK高槻にお目見えした、魔竿ちゃんとのデュオ「魔竿と魔る」 なかなかお互いの予定を組み立てられず、魔竿ちゃんの大阪入りにタイミングを合わせ、直前も直前、本番2日前のリハとなった。個人的には、リハと本番が近い方が熱い内に叩けるので好都合ではあるのだが。

5/2の16時、京橋・ビーハイブで魔竿ちゃんと再会。事前に連絡しておいた曲と、魔竿ちゃんが提示してくれた曲を確認し合わせてみる。最後にそれぞれ1曲づつ持ち寄った曲が、奇跡のようにハマった感じで、なんかワクワクする。うひー。本番が楽しみ。

リハ終了後、ビーのマスター浜崎さんと少しお話した後、東西線で北新地へ出る。岩崎塾で打上げ。20時前になったところで、魔竿ちゃんは福島・STUDIO NECOへバーキンとのリハに向かった。オレは帰宅して最後のおさらい。

さぁ、いよいよスタンバイだ。

5月3日。

平日でも休日でも、アラームは6時半に設定してあり、毎日そこで一旦起きるのだが、この日は6時に勝手に目が覚めた。そそくさと準備を始める。
10時に、バンドメンバー浅野Akiraと阪急駅前で落ち合って、nordを預かる手筈になっているので、9時半に銀のプラドで出動。いつも、駅前の皮膚科に行くときに停めるコイン駐車場に入る。12時間1400円。あとから色々回ってみると、BIRDの交差点の奥、からふねやの隣は12時間1200円なのよね。まだ時間が早かったから空きもあったし、ゆっくり回ってみればよかった。まぁいいや。お祭りだし、200円の差額くらい、チップで埋められるでしょ、とウザい強気で納得して、先ずは高槻センター街。タバコの補給に向かう。途中でダダさんにばったり。早速、逢った人一覧のメモを開始する。

阪急駅コンコース。Tシャツを着たスタッフがパンフレットを配り始めている。10時過ぎに、nordを背負ってやってきたAkiraと、一緒にJazz AIDの展示設営に向かう真美子、シムさん、幸代と逢う。nordを受け取り、面々は現劇へ。オレは車へ。

さぁそれじゃどう動こうか、先ずはグラウンドに行こうかと、城北通り、北大手の交差点を南下。野見神社に入ってみるとお宮参りをやっていた。赤ん坊を見ると、暖かい気持ちにもなるし、切なくもなる。嫁さん欲しいなぁ。最近、こればっかですな。

グラウンドへ。やっていたのは、

10:00〜 芥川高校和太鼓部@高槻城跡公園市民グラウンド野球場

彼らは毎年参加してるなー。何年か前は、阪急のコンコースでやってたなぁ。やっぱ、こう云う場所でやるべきパフォーマンスだよね。盛り上がってましたよ。
グラウンドのフリマをぐるっと見て廻ると、カホンを売ってる露店を発見。一瞬買おうかと血迷いかける。
フリマをひととおり見てから、現劇文化ホールのJazz AID展示へ。設営中だった。設営が終わったところでみんなと移動。面々は生涯学習センターへ、12時からのライブに向かったので、そこで別れて、オレは聴くつもりだった13時からのライブに備えて、時間調整。阪急駅前の酒屋、もりもとで國乃長ビールを飲み、コンビニでウコンの力を飲んで、JR駅前のドトールまで戻り、ジャーマンドッグとアイスコーヒー。

良い時間になったので阪急側まで戻る。京阪バス通りを国道に出る手前のカフェ、ALVAMARへ。

13:00 ふじたつ劇場@ALVAMAR

ZEL兄鈴木さん企画のトリビュートライブでもおなじみ、「グッドナイトサイゴン」でヘリコプターのSEまでやってのける超絶ベーシスト、ふじたつこと藤村竜也さんのソロパフォーマンス。ループマシンも駆使したプレイで楽しませてもらった。
これを聴き終えて、場所の近いガールズバーDOLLSへ。

14:00 浦嶋左織 with Friend@LIVE×BAR DOLLS

今年はバンド系は落ちまくったと云うふじい氏と、去年の7月7日、立呑み屋磐石の47周年記念ライブの時にお逢いして以来の浦嶋左織ちゃん。ピアノは、真美子が遅刻しw、来るまでの最初の1曲はさゆりちゃんが弾いた。いやー、左織ちゃん、よっかたッス。

次の予定まで時間調整しながら各所をぶらぶら。15時半頃にBillies Bounceに行くと入れ替え待ちのお客さんが列を作っている。慌てて並ぶ。そうか、ここは入れ替え制なんだ、明日ここでやる予定だが、これは早めに来て貰わないと、入れないなんてことになるかもだなぁ。そんなことを思いながら、16時。

16:00 水谷浩子&ぱくよんせ@Billies Bounce

みゅーちゃんとぱくちゃんのデュオ。それぞれのオリジナルも交えた素敵なライブ。
聴き終えて、慌てて高架下へ向かう。だってさ、だってさ、奥キンだぜ奥キン!

17:00 奥様キングス@阪急高架下

案の定、もの凄い人だかり。群衆の外側の方に居て、ボーカル儀保ちゃんと逢う。
準備があるので1曲だけ聴いて移動しようと思ったら、卑怯だ、だって「Zanzibar」のイントロが流れてくんだもん。そら聴くでしょーが!
そー云えば、ビリー・ジョエルトリビュートでも、淳子ちゃん、ベロベロになって「Zanzibar」唄ってたなー。やっぱカッケーわ。
一緒に聴いて居た儀保ちゃんが、超意外な人を発見。何と! あの! 田中和音! 思わず「ウワ! 和音や!」と叫んでしまった。
今は東京で活躍中の和音だが、仕事があるので帰阪していたらしい。嬉しい人との再会。

さぁ、いい時間になったので、車に戻り、先ずは自分の機材をBIRDの3階に上げる。相変わらず凄い混雑。もう一度出て、今度はnordを上げてしまう。そして準備。メンバーも集まり始める。
そうやって手ぐすね引いている間、2階でやっていたのは、

19:00 ずるむけ興業@JK's BIRD

鈴木さん、ぺえさん。マリリン、広大、ふじたつ氏と、超絶メンバー。聴きながらアドレナリンが出て来る。

そして20時。

20:00 FSW HNR@JK's BIRD

去年に引き続き、メイン中のメイン、BIRDで夜8時。去年は3曲しか演らなかったが、今年は、

Wayne's Thang
You've got have freedom

この2曲だけ。BIRDは外人の客が多いよなー。みんな踊って騒いで、盛り上がってくれました。
佳佑キレキレ! もぉこのひと言に尽きる!
あ、そうそう。だーさわ澤田ヒロシを2曲目に飛び入りで投入w なんか、大団円って感じになりましたでしょーか。

終了後、BIRDの下の新しく出来た居酒屋で打上げ。帰国中のAryoちゃんも来てくれて、嬉しかった。
1時間半ほど飲んで喋ってお開き。店を出る時に、別のグループと飲んでいた儀保ちゃんが居たので「お疲れー」と声を掛ける。「帰るんですかー?」「友達のライブ行こうと思って」「ええー、今何時ですかー?」「11時前やがな」「ええー、まだそんなもんですかー?」「それじゃね」「お疲れでしたー」 ハイタッチしようとすると手を握ってきて「あったかい♪」 儀保ちゃん、酔ってるだろw

こなもんBarの中を確認しておきたい、と云うAkiraと一緒に向かう。急な階段を3階まで上がると、ナツメスリーを終えたなのたんが居て「終わってから来てくださって、ヘッヘッヘ」 もぉ、そーゆーこと云うてくれなやー!w
で、この日オーラスライブは、

23:00 ぽこじまん@こなもんBar IMPACT

裸足のやまじまん姐さんが、客席にリクエストを募り、「まんが日本昔ばなし」「リンゴ追分」「月の砂漠」「プレイバックPartII」等々をフリーインプロヴィゼーションばんばんで唄う。2日目の3枠のおさらいもあるので途中抜けしたが、いやー楽しかったス。

最後にも一度、BIRDの下の居酒屋を覗くと、小柳淳子が完全に沈没していた。

スマホの万歩計アプリを見ると、3日の歩いた歩数は、12,710歩。いやー、歩ったなー。足ぱんぱんだわ。

5月3日のレポート、でした。長くなったので、4日の分は改めてアップします。

七年分 バックアップを 如何せん

急に暑くなった今日は、何か1日、バタバタしていた。

午前中に、営業さんから電話があり、今日、面談があるかもしれない、現在調整中です、と連絡が入った。これでもう、今日はどこにも出掛けられない。動き易い体制をとらねばならない。

昼過ぎに、16時半、新大阪に来られるかどうか、確認の電話が入る。行けますと答えると、この面談先が受注しているエンドユーザへ、明日の10時に面談になるかもしれないので、事前面談に、と云う話になった。早速、シャワーを浴びて、うっすら伸びていたヒゲもあたり、15時過ぎに家を出る。

日差しも強く、湿気もあって、蒸し暑いのか、と思うと、けっこう風も強くて、それなりに爽やかだったり。16時過ぎに新大阪到着。営業さんと落ち合い、面談先へ向かう。

もう、この事態になったら、面談先で、一次ではっきりNGになったりすることはない。経歴書にも、かなりのスキルが書いてある訳だし。決して盛ったりはしていないのです。20年もPGだSEだやってりゃ、スキルは高くなって当然なのだ。
エンドユーザの要望に、ぴったりはまるかどうか。エンドユーザに対して、最終的な受注のGOを貰えているか。ここらがポイントなのだ。見込みで人員だけ押さえておく、なんてことが多いのだ、ウチらの業界は。

結局、明日の10時の、エンドユーザでの面談は、見合わせることになった。動きがあるとしても、週明け。悶々とした日々が続く。

蒸し蒸し暑いし、気持ちも倦むなぁ。週末、面白いこと、何かないかしらん。

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フリーソフトでもって、mixi日記をバックアップ中。総数、1913本。改めて、多いわ。はてなに移行させるか、検討中。
mixiもそろそろ潮時かなぁ。