犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

環状線 ウメダハドコと アラブ系

夕方に、雷が鳴り、夕立があった。帰宅する、18時頃には雨はあがり、すっかり涼しくなった。空を見上げると、東には夏の入道雲が高く積みあがり、西は秋のいわし雲は夕焼けに染まっている。

月見バーガーを食うか、と思い、東向商店街のマクドに入る。注文し、バーガーが出来るのに少し時間が掛かるというので札を貰い、ポテトを食いながら待っていると、店員のおねいちゃんが、「申し訳ありません。月見バーガー、売り切れでして・・・。他のバーガーになさいますか? 返金を致しましょうか?」と云ってきた。改めて選ぶのも面倒なので、返金してもらった。タダで、ポテトとコーラだけ食ったことになる。

駅の構内に入り、快速急行に乗ろうとすると、ユニットの相方、さえさんとばったり。これから、布施・Closs Roadにライブを聴きに行くとのこと。生駒まで同乗し、色々、ライブの作戦を話す。リハの予定を組まねば。

鶴橋で環状線に乗り換える。大阪城公園に着いたところで、偶々近くに乗っていたアラブ系の外国人が「ウメダ、マダ?」と、隣に居るリーマン風の若い男に聞いている。コロコロトランクを持っていて、観光客なのだろうか。若い男は、曖昧に首を振る。アラブ系は、はっきりした回答を得られず、少しイライラ。
京橋で殆どの乗客が入れ替わり、しかしアラブ系は、どこで降りたらいいのか分からない。扉は閉まり、桜ノ宮へ。「ウメダ、マダ? アト20分クライカカル?」と周りの人に聞こうとするが、誰もしっかり答えない。仕方がないので、手のひらを開いて見せてやった。「5分? ア、ソウ。アリガト」 アラブ系は、扉の上にある路線表をみて、ローマ字表記は読めるのだろう、オレに「シンオオサカッテ、ウメダ?」と聞いた。「違う違う。大阪が梅田」と答える。こいつ、新大阪に行きたいのか。「大阪でトランジット」「ア、ソウ」

しかし、アラブ系は、どうもいまいち分かっていなかった様子。電車が天満を出て、いよいよ大阪に向かう。「ドッチデオリル?」「こっち。こっち側の扉」「ア、ソウ」「新大阪に行きたいの?」 何だったら、乗り換えホームまで連れてってやるか。「チガウ。ウメダ」 何だ、梅田で誰かと待ち合わせてるのかね。「じゃ、ネクスト。大阪で降りる」「ウメダ、ドコ?」「ここ。大阪が梅田」「ア、ソウ」

電車は大阪駅に着き、オレはそそくさと降りた。おそらく、アラブ系も降りたんだろう。うーん、もうちょっと話してもよかったかな。

あのアラブ系、無事に行きたいとこに行けたのかなぁ。