犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

クラゲ酢は 別腹なのと 群がりて

世間ではGW明けなれど、オレは次の契約先が未定なので、不安な連休がまだまだ続く。フリーランスのオソロシサ。

午前中、お袋と市役所に行く。固定資産税のことで少々相談事あり。担当者は、丁寧に対応してくれる。お袋は、「昔の市役所って、サービスカウンタの中で、将棋さしながら横柄に対応してたもんやけど、随分変わったわー」と云う。今、そんな対応していたら、血尿が出るほど叩かれるだろう。

夕方までダラダラ過ごしてから、梅田へ出る。フサヱバンドのライブフライヤーを、当の店に置いてもらう。40枚。大将のげんさんは「このくらいなら、ボク、配りまくりますよー」と、心強いことを云ってくれる。
今日からバイトに入った、鹿児島出身のこのみちゃんと云う女の子が、大阪音大で声楽を習っていると云っていた。オペラもいいが、ジャズも面白いぜー。

ジョッキ2杯飲んでそこそこ酔って、店を出てから、ブックファーストに寄って文庫を買う。
横溝正史「獄門島
スタンダールパルムの僧院」(大岡昇平訳)
これでまた、積ん読が減らずに残る。

阪急に乗って十三へ。真美さん声掛けの、ジャズミュージシャン中華サミット。お初にお目にかかるボーカリスト、徳山幸代さん推奨の、十三の街外れにある中華料理屋で、ネイティブ料理人が作る激旨中華を食う。麻婆豆腐も水餃子も回鍋肉も、きゅうりのゴマ油風味も、肉片水煮(どんな料理なのか、巧く説明出来ん)も、どれもこれも矢鱈と旨い。飲んで食って喋って、もう腹一杯だー、と云っていたら、店のサービスです、ってことで、黒砂糖で味付けしたクラゲ酢が丼で出てきた。腹一杯と云っていた連中が、我先に箸を伸ばす。ウン、これも旨かった。

映画「阪急電車」の話になったら、熱く語ってしまった。オレはやっぱり、音楽の人と云うより、映画・芝居の人なのだなぁ、と改めて実感。

さて、明日も、営業さんからの連絡を待ちながら、ギターの練習してようか。「獄門島」、読み始めたら面白いので、ずっと読んでるかも。