犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

お袋が 思へど これは ままならぬ

先日の土曜、お袋が、友達と3人で、駅前の居酒屋で飲んでいた時のこと。カウンターに座って食事をしていると、女性が独りでやってきて、隣の空いている席についた。女性の独り飲みと云うことで、お友達がちょいちょい話しかけるうち、なんか意気投合したらしい。聞くと、市内に独りで暮らしておられるらしく、ご両親も既に他界され、独身で、ピアノ教師をされていて、オレより2歳年上で、「この人の息子さんもね、独身なんよー、趣味で音楽したはるし、一回、会うてみはったらどう?」とかなんとか、何だか分からない話の展開で、今夜、お袋を交えて、食事をしてきた。

イヤ、正直なところ、逆上しているのはお袋だけで、オレもその女性も、全く冷静で、そんな気はなかったし、実際、お袋とその方が、延々話し続けて居るのを、オレは酒を飲みながら聞いていただけであった。今晩、ウチに泊まる那由他も居たが、知らないおばさん(失礼! でも、オレより2歳年上と云うその女性は、年相応の感じの方だった)が居るのでキョトンとしているし、何か、ヘンな感じの2時間だった。

お別れするときに、「これからもお袋と仲良くしてやって下さいね」と云うと、苦笑されていた。ご面倒おかけしました。ま、酒の好きなお袋なので、行きつけの店でまた会ったら、相手してやって下さいな。

親父が死んでから、お袋と二人っきりな訳で、まぁ、気持ちは分からないではないが、こればっかりはねぇ。一人で盛り上がられてもねぇ。