犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

少しでも 出来るのならば この手をば

仕事場で、トイレに入り、用を足していたら、なんか視界が揺れた。めまいがするような感じで、頭がフワフワとする。何だなぁ、疲れてるからかな、麻酔ショックから随分経つのに、まだ体調は回復しきれてないのかな、と思いながらデスクに戻る。周りがざわざわしている。ケータイを必死に操作している人も居る。「揺れた揺れた」と云う声も聞こえる。もしやと思い、ニウスサイトに繫いでみると、ホントの地震だった。

宮城県北部で震度7

震度7には驚いた。阪神大震災の時、神戸で震度7と云う発表があって、確かあれ以来、測定の基準が厳しくなったはずだ。それで震度7。これは相当にヤバい。
3月から、同じプロジェクトに参画している、隣席のIさんは、「実家が仙台なんですよ」と仰って、慌てて連絡を取ろうとされていた。幸い、実家の方は、揺れはしたが、倒壊と云った被害はなく、山あいなので津波の心配もないとのこと。

mixiTwitterで状況を把握しようとしてみる。神戸の震災を体験したと思しい方が、「避難するときにはブレイカーを落として」「風呂に水を溜めて」「慌てず避難所に」と、有効な情報を流して下さる。オレのフォロワーは少ないが、この際、情報の共有は必須だと思うから、有効だと思えるつぶやきはリツイートしていった。しながら、はたと思い当たった。こうやって、被災時の対応を、ケータイやスマホから得ようとする人はいい。ケータイも持ってないようなお年寄りには、この情報をどうやって伝えるんだ? 辛気臭いかもしれないが、そんなことに思い至ってしまった。

帰宅してから、ずっとニウスを観ている。仙台の名取川を逆流してくる津波の映像には寒気がした。黒い水が、船も、車も、燃える家屋までも押し流しながら、道路や畑をどんどん飲み込んでいく。怖ろしい。そして、痛ましい。

地震による倒壊だけでなく、津波や、火災による二次災害も広がっている。まだ予断を許さない。この身を、直接被災地に持っていくことは出来ないが、それでも、何らかの支援は出来るはずだ。

M8.8に修正 国内最大規模地震
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1531696&media_id=2