犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

ジリ貧の 党も党首も 見限られ

辻元清美の選挙区は、大阪10区高槻市島本町である。
つまり、オレの地元選出の代議士と云うことになる。

オレは、政治信条は、基本、リベラルなのだが、市民運動等には胡散臭さを感じていて、だから、辻元清美が議員になる前、ピースボートたら云う組織の一員として、政治討論番組に出演し、主張を開陳している姿には、違和感を持っていた。
後に、土井たか子に口説かれ、社民党から衆院選に立候補し、代議士となってからは、週明けの月曜の朝、JR高槻駅に街宣カーに乗って現れ、辻立ちをしていたものだ。メディアに登場する機会も多く、しかし、社民党支持でなかったオレは、もっと大人しくしてくんねぇか、と冷めていた。

去年の衆院選で、民主党過半数議席を獲得し、しかし参院での国会運営を睨んで、社民党国民新党と連立を組むと、ご存知の通り、辻元は、国土交通副大臣に就任し、政府の中で仕事をしていた。本人は、厳しいながらも、やりがいを感じていたのではないか、と思う。
それが、原理原則に拘る、福島瑞穂党首の、殆ど暴走で、社民党は連立を離脱、辻元は副大臣を辞任せざるを得なかった。「雨にも負けず、風にも負けず、自民党にも負けず、民主党にも負けず」と、全く意味不明のお題目を唱えて、先の参院選でも勝てなかった社民党。正直云って、ものを考えているとは到底思えない福島瑞穂に、辻元は見切りをつけるしかなかったのだろうか。

妖怪福島瑞穂に食い荒らされ、市民運動出身ながら、おそらくは現実派の辻元清美に去られ、社民党は、生きる目が無くなった。一人で大騒ぎして、普天間基地問題を根底から混ぜ返し、社会民主党の息の根も止めてしまった、福島瑞穂の罪は、本当に重いと思うぞ。

しかし、辻元清美。これからどうする。最近、月曜朝の辻立ち姿は見かけないのだが、今回の行動は、基本的に支持するものの、説明は聞きたいところだ。
みんなの党と合流するのか。それとも、閣内に戻りたくて、民主党会派に入るのか。この人も、意外にしたたかだからね。

<辻元衆院議員>社民離党へ 連立離脱などで執行部に不満?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1288808&media_id=2