犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

四半世紀振りに来阪 SとG

いやー、いいものを観た。いい音を聴いた。
京セラドーム大阪での、サイモン&ガーファンクルのライブ。1993年以来、16年振りの来日。来阪となると、1982年の大阪球場でのライブ以来だから、27年、四半世紀振りとなる。
1981年の、セントラルパークコンサートのライブ盤は、愛聴した。高校の頃は、彼らの曲を、専ら部屋弾きながら、コピーしたものだ。

開演直後、スクリーンモニタに彼らの若い頃からの映像がいくつも映し出され、バックには名曲「America」が流れる。一番好きな曲なので、どうしようもなく嬉しくなってしまう。
一瞬の暗転。スポットライトがステージ中心を照らし、光の中に、二人が現れる。アート・ガーファンクルは、さほど変わって見えないが、ポール・サイモンの老けっぷりには驚いてしまった。さもありなん。二人とも、もう70歳手前なんだもんなぁ。

ポールのギターが美しく響く。「Old Friends」だ。そして「Bookends Theme」へ続く。高校の時に聴いたライブ盤を思い出す。
そして、大好きな「America」 思わず口ずさんだ。ああ、なんて幸せな瞬間なんだろう。

それからあとは、ベスト盤のような、お馴染みの選曲が続く。

I Am A Rock
A Hazy Shade Of Winter
Homeward Bound
Mrs. Robinson
Slip Slidin' Away
A Heart In New York
Scaborough Fair/Conticle
Still Crazy After All These Years
Bridge Over Troubled Water

これ以外に、分からない曲もいくつかあった。パンフレットを買っておけばよかった。

アンコールを受けて帰ってきた二人が、先ず聴かせてくれたのが「The Sound Of Silence」 勿論、これを聴かずして、S&Gのライブを聴いたことにはならない。観客も大歓声。
しかし、もう一つ足りない。あの曲をやってない。やらずに終わるのか? と思っていると、ポールがギターでイントロを弾いた。「The Boxer」 そうだー、これだー、これも聴きたかったのだ。最後の最後に、大満足をくれた、素敵なライブだった。

それにしても、70歳目前だと云うのに、二人の元気なこと。ポール・サイモンなんて、アコギではあるけれど、がんがんストロークプレイで、腰を落として弾いていたもんなぁ。
カッコイイじいさんになりたい。そう思わされた夜でありました。