割増の タクに流れる ビルとジム

土曜、京橋・ビーハイブのセッションを終えて、JRで高槻まで帰り、終バスは逃したのでタクシーに乗った。車内では大体、NHKのラジオ深夜便が流れていることが多いが、乗った車は「Cleopatra's Dream」が流れていた。へー、FMかなんかが流れているのかなぁ、と思っていると、運転手が「それ、何か楽器ですか？」と聞いてくる。そう云うことはよくあるので、「ええ、ギターです」と答える。

「演奏かなんかあったんですか？」
「大阪でね、ジャズのセッションがありましてね」
「へええ、そうですかぁ。私ら、楽器とかは全然出来ませんが、楽しそうですねぇ」
「楽しいですよ。若いもんからオヤジまで入り乱れてね」

そうこうする内、車内に流れる曲が変わる。ビル・エヴァンス&ジム・ホールの「My Funny Valentine」

「これ、ラジオかなんかですか？」
「ああ、これね、iPodに入れたのを流してるんですわ。私ら、どんな曲とかは分からないんですけど、いいなぁと思うCDとかありますからねぇ」
「いやぁ、今流れてる曲なんか、ジャズのイロハみたいな曲ですよ。ジャズやってるもんやったら、みんな聴いたことあるヤツですから」
「へぇぇ、そうなんですか」

帰りのタクシーで、まさか、名盤「Undercullent」の「My Funny Valentine」を聴けるとは思わなかった、と云うお話であります。

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東京都議選は、自民総崩れ。与党過半数割れまでいくとは。奈良市長選も、民主推薦の新人が当選したし、ひょっとしてひょっとするぞ、コレは。