犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

人に逢ふとは 偶然の積み重ね

仕事が18時に終わったので、ちょっと寄り道してから帰ろうと、シサシブリに靭本町のガゼボを覗いた。ところが、誰も居ない。ライブでもやっていたら、誰でもいいから聴いていこうと思っていたのだが、そう云う気配もない。何でもいいから、喋りたい欲が沸いていたのに、これじゃぁなぁ、と云うことで、そのまま北上、噂に聞くジャズ喫茶、ドルフィンダンスに行ってみることにした。

場所は意外にすんなり分かり、店に入る。誰か知った顔があるかなー、と思って見回すと、入り口近くの席で食事をしている女性と目が合った。見た顔だ、誰だろうと思っていると、女性の方もオレを見て、ああー、と云うような顔をする。

女性「お逢いしたこと、ありますよね?」
オレ「そうですね、どこででしたっけ?」
女性「何か楽器されてます?」
オレ「ええ、ギターを。どこかのセッションでしたかね?」
女性「セッション、そうですね、どこでしたっけ?」
オレ「ビーハイブってお店、ご存知ですか?」
女性「ビーハイブ、ハイ、知ってます。いつ行ったかなぁ?」
オレ「ボクはちょくちょく行ってますんで、どっかでお逢いしましたかね。あ、ガゼボの方かな」
女性「ガゼボ、と云うと、大倉クンのセッションですか?」
オレ「そうですそうです、あ、行かれたことありますか?」
女性「ええ、何度か」
オレ「そうか、ガゼボでしたっけ」
女性「あ! CAT WALK・・・」
オレ「CAT WALK・・・、あ、そうか!」

ようやくお互い腑に落ちた。何ヶ月か前のCAT WALK通常セッションで、ピアノを弾かれていた方だった。昨日、ドルフィンダンスではセッションが行われていたらしく、それに誘われたのだが都合が悪くて行けず、今夜、お店だけでも行っておこうと思って来られたと云う。食事を終えたら、JAZZ ON TOPに知り合いのライブを観に行く予定とのこと。

オレ「ライブとかされてるんですか?」
女性「イエ、普段は・・・。今度、ジャズストには出るんです」
オレ「ああ、そうなんですか。どなたと演るんですか?」
女性「ドラマーさんで、ポテさんと云う方が居ましてね」
オレ「ポテさん? ドラマーの? 奥さんがボーカルやってる?」
女性「ケイコさん」
オレ「ちょっと前までマイミクでしたよ。もう辞められたみたいですけど」
女性「ええー、そうなんですか?」

いやはや、世間は狭い。そもそも、ココロのセッションに参加されたことがある方なのだから、人間関係はかなりの部分重なっていて、話すうちに飛び出す、音楽絡みの知り合いの名前が、面白いほどに一致する。

mixiは、やっておられないと云うことで、お名前だけ伺って、ジャズスト聴きに行きますねー、と軽く約束。2日目の昼過ぎ、JKカフェだと云う。他のマイミクさんのライブ、重なってなかったよな。

どこで誰に逢ってるかなんて、ホントに分かんないもんだ。いろんな形で、音楽の知り合いが増えていく。こりゃぁ、ヘタなことは出来んね。