犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

お袋こそ この世の芯に ゐるのだと

爽やかに晴れ上がった、春の一日。

今日は、一日休みを取って、山に山菜採りにでも行こうと思い立ち出掛け、ることはしなかった。昨日の日記でも軽く触れたとおり、お袋が、下肢静脈瘤の日帰り手術を行うので、送り迎えのために休んだのであった。

手術が13時から、と云うことで、12時半に病院に向かう。ロビーでしばらく待ち、看護師の方に誘われて、お袋は手術室へ入っていく。2時間ほどかかる、と云うことで、オレは一旦帰宅。

家では手持ち無沙汰で、何もすることがない。ギターを軽く触ったり、WBC決勝の中継を観たり。9回裏、抑えの為に登板したダルビッシュが打たれ、同点に追いつかれたところでチャンネルを高校野球に変える。しばらくして、ネットで確認すると、10回表に勝ち越し、結局勝った。それだけ確認したら、いい時間になったので、再び病院へ向かう。

15時過ぎに到着。ロビーに入ったところで、お袋が手術室から出てきた。那由他の写真を見せていたらしく、看護師の皆さんが歓声を上げていた。
局部麻酔をし、左足の付け根から下へ、7箇所程切って静脈を引き抜くストリッピングと云う手術だったらしく、「なんか、グーッと引っ張られる感じやったわ」とお袋は云った。関節なんかも包帯で固定されているので、すたすたとは歩けないが、取り敢えず顔色は普通だ。病院を出て、隣接する処方箋薬局で薬を受け取り、そのまま帰宅。

帰宅してから、麻酔が切れてきたのか、お袋は、下半身に重いような感覚を持ち始めたらしく、いつもより早めに夕食をすませ、食後の薬と頓服を飲んで、ベッドで横になった。そのまま、21時には寝てしまおうと思っていたら、妹夫婦が那由他を連れてやってきた。WBC決勝の再放送を観ながら、色々と話をする間、那由他にはそんなものカンケイないから、ハイハイをしたり、掴まり立ちをしたり、抱いてくれとせがんだり、相変わらず怪獣振りを発揮。薬の影響か、すこしボーッとしていたお袋も、孫を見て元気が出たようだ。
23時には妹夫婦も帰り、お袋はもう眠っている。明日もお袋は病院に行くが、昔のパート仲間のお友達が手伝いに来てくれると云う。有難いことだ。

取り敢えずひと安心。明日は普通に仕事に行かねば。