犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

芸術も歪め 政治は黒い穴

報道ステーション」を観ていたら、映画監督、張芸謀チャン・イーモウ)のインタビューが紹介されていた。
北京五輪の開会式を演出した張監督だが、巷間云われている、例の口パク少女やCGの花火、少数民族の衣裳を着た漢民族の子供達といったことについて、質問を受けていた(インタビュアーは朝日新聞編集委員加藤千洋)。

特に口パク少女について、「自分が指示した。芸術として完璧なものを目指した」と云っていた。
これは正直理解出来ると思った。クリエイターとして当然考えることだ。
ただ、「国益」と云う言葉が出てきたり、実際に唄った少女のコメントが出たりしたことで、演出に政治色が濃く映り込んだ、ということではなかったか。そもそもオリンピック自体が、過度に政治ショウになってしまっている息苦しさがあるのだし。

競技自体の純粋な面白さを感じられるだけに、この政治色が残念でならない。
尤も、張監督が全て思いの丈を、インタビューで答えていたとは限らないのだが。当然、北京政府の方を向かざるを得ないのだろうし。

そして、一番鼻白んだのは、VTRを終えて、加藤が放った第一声、「なにか細かいことで批判もあるようですけれど」 さすがに朝日の編集委員だと思わずには居られなかった。
北京政府の思惑と、朝日の偏った視点に、その意図を捻じ曲げて伝えられた張監督こそが被害者なのではないか?

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マイミク、Annie-Kさんの日記に書かれていたが、今日、8月19日は、819で「バイクの日」であり「俳句の日」でもあるとのこと。

俳句の日となれば、これはもうオレの為の日ではないか。昨年2月の一ヶ月間、日記のタイトルを五七五にし、いっときやめていたが、7月6日分から復活させ、年末の数日に途切れたが、12月17日から再開し、のべ486本の日記のタイトルを五七五にしてきたのだ。
だから何だ? と云われれば困るのですが。

特に書くこともなかった日だったのだが、いやー、Annieさんにネタを貰った。ありがたいありがたい。


■朝の渋谷駅にサル、約2時間後に新宿方面へ逃走
(読売新聞 - 08月20日 11:37)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=582824&media_id=20

いやははー。微笑ましいニウスですな。

微笑ましいか?

小学2年生の頃だから30年程前の話。
妹がバナナカステラと云うおやつを手に、お勝手口から外に出た。
さあ食べようとすると、突然、黒い手が肩越しに伸びてきて、バナナカステラをひったくった。
妹は悲鳴を上げた。「お母さーーーん!!!! 黒い手ェがおやつ取ったァ!!!!」
妹の声に驚いたお袋が、お勝手口から外を見ると、黒い影が塀の上にうずくまり、もそもそカステラを食っている。
お袋も吃驚して、泣いている妹の手を取り、家の中に逃げ込んだ。しばらくしてから様子を見ると、黒い影は居なくなっていた。

後から聞いた話では、どうやら箕面の野生の猿が、山伝いに高槻までやってきたらしい。子ども会のお知らせプリントが回り、幼児は襲われるかもしれないからと注意を喚起していた。

お袋の曰く。
「丁度、背格好が似てたから、はじめはあんたかと思た」
オイオイ、冗談ぢゃないぞ。小学2年生の男子とオトナの猿は、確かに体の大きさは似たようなものだろうが、オレは塀の上にうずくまってカステラ食ったりはしないぞ。
妹のおやつ、ふんだくるようなことはしてたかもしれないけどさ。