犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

役人も 愛想を 求めらる時代

仕事は休みを取って、市役所に国民健康保険の手続きに行って来た。

オレ達の業界は、末端のソフト会社の人間が、実質の作業者として手を動かしている場合が多い。仕事を発注する会社が集めたソフト会社のSEが、仕様検討をした上で基本設計を行い、N社、I社、F社、H社と云った大手ベンダーは、フレームワークや方式周りを提供する場合が多い。それぞれの側が集めた、中小のソフト会社のSE、PG達が、詳細設計を行い、プログラムを作り、テストを行い、運用なんかも担当する。徹夜なんかもザラである。
派遣契約で現場に常駐し、システム開発の底辺を支えているのは、末端のソフト会社の社員や、そう云うところと個人契約している、オレのようなフリーランスSEなのである。

ところが、グッド○ィルの折○とか云うちゃらちゃらした野郎が、介護報酬の不正請求や不正な派遣業務指示などしやがったために、厚労省が、派遣業務を行っている企業に、一律で監査に入りだしたらしい。
今、オレがお世話になっているソフト会社の東京本社にも監査が入ったらしく、近く、大阪支社も受けることになるだろうから、基本、正規の雇用を受けているもののみでチームをまとめるように、と云う方針を出してきたのである。

この期に及んで、正規雇用にするつもりもない。なにせ、月俸が減っちゃうし。しかし、なんらかの対策は取らなければならないと云うことで、お世話になっているソフト会社から、厚生年金と社会保険の加入の手続きだけしてもらうことになった。そうなると、国民健康保険から、オレの名義を抜かなければならない。で、お袋と一緒に市役所に出掛けたのであった。

市役所の職員は、オレの話を聞いてから、「なら、世帯の名義を分けられた方がよろしいでしょうね。今のままだと、お母様の保険は、世帯主の徹さんの昨年度収入で決まってきますし、来月の誕生日を迎えられますと、後期高齢者医療保険の天引きが始まりますから、別世帯とされた方が安く抑えられますよ」と教えてくれた。役所も随分と優しくなったなぁ。

今日のところは、国民健康保険からオレの名義を抜く手続きだけして、新しい納付書を作ってもらった。また来月、どこかで休みをとって、1住居2世帯の手続きを取ろう。
親父の申告もまだ終わってない。死んで半年経つけど、まだまだ色々と面倒なことが残っている。GW後かな。