犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

ひとまずは 結果出るのは 四月馬鹿

三木楽器のコンテスト「Duet」の、アメ村生徒参加者の予選に行ってきた。

2月の頭から、紹介されたT山さんと「酒バラ」を練習してきた。今日が本番である。12時過ぎに会場に入り、現場でT山さんと合流して受付を済ませる。我々の出番は14番目。15番目に出るはずだった方が出場を取りやめたらしく、なんと楽器の部の大トリであった。

デュエットならどんな組合せでもいい、云うことで、ツインドラムやツインDJ、アコーディオンとDJ、シンセサイザーとギターと様々な構成での演奏が続く。オリジナルをやったりする人もいるし、16歳と9歳の女の子のツインドラムなんかもあった。

出番が近づいてき、T山さんと準備に入る。前室でギターをチューニングし、ひととおり合わせてみる。待機の時間は数分あったので、1曲まるまるおさらいできた。
で、袖に廻って出番を待つ。さほど緊張はしない。ライブ経験はないが、人前での演奏は、ジャムセッションでそこそこあるし、知り合いの殆ど居ないセッションにだって出掛けるようにもなってるし、なんといっても元芝居ものだもんね。
2時間の舞台に立つことを思えば、5分の演奏なんて瞬きの間に済んぢゃうよ。

いよいよ本番。舞台に立ち、司会の方の紹介があり、舞台の照明が落ちた時点で、一瞬指板の位置を見失った。度付きのグラサンをかけていたのが失敗。ええい、ここで立ち止まっても始まらない。ままよ、とばかりにイントロを出す。少し外したが構わず続け、そのままテーマに入る。
テーマに入ったら、あとはもういつも通りだ。ワンコーラス、ソロを弾いて、T山さんに渡す。バッキングもいつも通り。T山さんのソロが終わると8バース。自分のソロには、直前になって入れようと考えていたクロマチックなんかも入れた。頭は以外に冷静。ただ、体の方はぎこちなかった。少しは緊張していた、と云うことだろうか。
ラストのテーマを取っているとき、フェイクで入れたツーファイブのフレーズでとっ散らかったが、ロストはしなかった。なんとか、大事故になることはなく終えた。少しホッとした。

予選を通過できたかどうかは分からない。4月1日の火曜、エイプリルフールに発表だと云う。ウソはないだろーね。
まあ、全ては巡り合わせだ。ダメモトで出場したのだし、いい経験にはなったと思うしね。
ただ、T山さんは受かった気満々だったんだけどね。あの自信はどっから来るんだろう。