犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

朝飯も 酒も 錠菓も 辛口で

辛い食べ物が好きである。

朝はカレーパンと野菜ジュースにすることが多い。週に3回は食っている。

昼は、今の現場の長堀橋近辺の店をローテーションで廻る。
得正のカレーうどんは甘口だが、あとから来るスパイシーさが美味しい。
サッと済ませたいときは牛丼のすき家。必ずキムチ牛丼である。
銀行に行く用事があるときは、UFJ船場支店に近いココ壱番屋のカレー。とび辛スパイスと云うのをふりかけて食う。
汁物が欲しいときにはセルフのうどん王に行く。かけうどんにいか天、えび天、半熟卵天を乗せ、七味はたっぷりふりかける。

昼間、仕事をしているときは、眠気覚ましの意味も込めて、フリスクミンティアのドライハードを、絶えず口に入れている。ドライハードはかなり辛いよ。

帰宅して、晩飯にも辛いものは欠かさない。キムチは常備しているし、鍋をするときの薬味はゆず胡椒
そうそう、味噌汁を飲むときだって、七味や山椒は必ず入れる。

で、今、日記を書きながら、コンビニで買った辛口醤油せんべいを食っている。

酒も、ワインや日本酒よりも、ウィスキーや焼酎好きだし。

朝から晩まで辛いもの漬け。舌はピリピリなのであります。

そろそろ、マイミクさんの日記にも、バレンタインの話題がちらほらと見えるようになる時期である。

バレンタインねぇ。長らく縁が無いわ。
ちなみに、これだけは力説しておくが、オレは、本命チョコを貰った経験は、無いわけではない! もう随分昔だが、しっかり貰ったことはある!
その恋は哀しい結末を迎えたが、まあその話は、後日気が向いた時にでも。

それから、先日バンブークラブで、「My Funny Valentine」を演奏したのも、「そろそろそう云う時期ですよー」と云うようなアピールでは決してない! ビル・エヴァンスジム・ホールの演奏がやたらとカッコよくて、最近一番のお気に入りなだけだ。誤解のないように。日曜の超初心者セッションでも演奏するかもしれんが、それも決してアピールではないのだ。と云っておく。ヒーン。

昼休みや帰宅途中にコンビニに寄ると、カウンター向かいの陳列棚には、バレンタインのポップが飾られ、様々なチョコが溢れんばかりに並べられている。オレは、辛いもの好きだが甘いものもフツーに食う。チョコが欲しくなるときもある。しかし、バレンタインコーナーから選ぶような、見識のない真似はしない。通常の棚にまわりクランキーかメンズポッキーを買う。

これが一週間経って14日を過ぎれば、途端にバレンタインコーナーはホワイトデーコーナーに切り替わり、これでもかとばかりにクッキーが並ぶのだ。コンビニも実に大変だ。

「バレンタインにチョコ」と云う風潮が菓子業界の戦略なのは既に定説になっているが、おかげで「義理チョコ」などという、なんとも情けない習慣まで生まれてしまった。
義理チョコ自体は昔からあったが、全国展開しているコンビニの存在によって、より敷居が下がり一般化したのではないか。
職場や家庭の円滑な人間関係までコントロールする。コンビニ畏るべし。

2月のこの時期のもうひとつの行事と云えば、もう今年はすでに終わっているが、節分だ。コンビニにも紙で出来た鬼のお面や様々な豆がならんでいた。小さな升までついているものもあった。
豆まきは、コンビニ以前から全国共通の風習だが、コンビニで全国化したものに「恵方巻」がある。太巻き寿司を丸々一本、恵方という今年の縁起の良い方角を向いて、無言で食うと云う風習である。

オレは大阪市内生まれの高槻育ちで、恵方巻は子供の頃から馴染み深い行事である。お袋は仕出弁当屋の娘だから、自分で寿司を巻く。オレはお袋手作りの太巻きを毎年食ってきた。
しかし、最近のご家庭で、簾でもって自分で寿司を巻くことは少ないだろう。スーパーやコンビニに行けば太巻きなんていくらでも売っている。この時期になれば「恵方巻」として大量に作っているから、出来合いを買ってくることになる。

ここでもコンビニが出てくる。元々関西の風習だった恵方巻が、コンビニを通じて全国化しているらしい。子供の頃にはそんな経験をしたこともない関東の人が、コンビニで全国発売されたことで初めて知って、なんとなくやり始め、毎年の習慣になっているようだ。今では、恵方巻と云って、関東人にもフツーに通じる。
子供のころから触れるのはともかく、大人になってからなんとなく、って人はつまり、「義理チョコ」ならぬ「義理恵方」ってところか。

いやー、関西人にも、「義理恵方」って云う人、結構多いと思うぞ。

(よかったー。「義理恵方」って思いついて、バレンタインから書き始めて、どうにかこうにか着地出来た。日記書くのも大変だ。)