犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

コロコロで 一日前に 持ち帰る

明日は仕事納めだ。仕事納めでもあり、今の現場での最終日でもある。
オレ以外でも、12月一杯で契約が終了するメンバーも居り、明日は自社で納会のため、実質の作業は今日まで、という人もいて、挨拶回りをしていた。
7月8月の開発スケジュールで、ユーザインターフェースを担当していたインド・オフショアチームのリーダー、チンナさんも、明日で業務終了。帰国されるらしい。
日本語の堪能な方で、チンナさんが居なくなると、コミュニケーションが大変だろうなぁ。残るメンバーは不安だろう。

オレはフリーのSEだから、新しい現場に入るたび、ビジネス関連の資料やデータベース、UNIXJAVAC#の本を、デスクに持ち込む。UNIXコマンドのポケットリファレンスハンドブック(技術評論社刊)などは、簡潔で要領を得ていて、非常に重宝する。昔、あるプロジェクトに参加したとき、サブマネージャ格の人が持っていたのを借りている内に、その人が体調を崩してプロジェクトを抜けたため、オレの手元に残ったものだ。

ウチの業界は、途中でプロジェクトを抜ける、なんて人はゴロゴロ居る。大抵は、月200時間になろうかという残業時間で体を壊してしまうのが理由だが、体調を崩したと嘯いて逃げる人もけっこう居る。後に残された者はいい迷惑だ。しわ寄せがそのままやってきて、ボロボロになりながら仕事をこなし、おかげで信用を得られて、今、フリーで成り立っているんだけどね。

今の現場には、今年の4月から入った。9ヶ月間で溜まった荷物は、それほど多いものではないが、ダンボールに詰めて抱えて持ち帰る訳にもいかない。
で、キャスター付きのトランク、いわゆるコロコロを持って行き、それに入れた。このコロコロは、東京長期出張の仕事をしていた時に重宝していた。
毎週日曜には、こいつを転がして関空に向かい、羽田行きの最終便にのって東京へ向かい、毎週金曜には、品川駅から新幹線に乗って京都で降り、コロコロ転がして帰宅する、と云うスケジュールを1年半続けたものだ。

今年もよく働いた。あと一日、恙無く過ごせるように。