犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

懐かしき 今は昔の 地下バーグ

ここのところ、親父が死んだ話ばかりしていて、さすがに気が滅入るので、他愛ない思い出話をしてみる。

1993年4月から1996年3月までの丸3年、千葉で仕事をしていた。農協の金融システムの開発だった。
京成電鉄千葉中央駅のすぐ近くのビルで、昼時には、セントラルプラザという商業ビルによく出掛けた。

千葉の繁華街の中心にある老舗の商業ビルで、書店や食堂をよく利用していた。島村楽器も入店していて、ギターを買ったこともある。
1997年7月にフジテレビで放送された「こんな恋のはなし」というドラマがあって、玉置浩二松嶋菜々子が出演していたが、このセンプラがロケ地になっていた。松嶋菜々子扮するヒロインが、デパートのショウウィンドウのディスプレイを担当するのだが、そのウィンドウが見覚えのあるセンプラで、懐かしく観ていた記憶がある。

マイミクのベーシスト、まっつんは千葉出身であり、今年の4月、初体験だった中津ToDoセッション後の打ち上げで話をしたときに、このセンプラや千葉パルコの話で盛り上がった。お互い、そんなローカルな話題が通じる相手がいるとは思っていなかったので、ミョーに嬉しかった。

昼時によく通ったのは、地下の喫茶店だった。店名は忘れてしまったが、実によく通った。600円〜700円でコーヒー付きのランチが食べられ、特にハンバーグランチは安くて早くてボリュームがあって、オレ達は「地下バーグ」と呼んで、週5日の内、3日は通って食っていた。
ハンバーグランチ以外にも、焼肉ピラフだとかしょうが焼きだとか、高カロリーのランチばかりだったが、昼になると、店の名前ではなく「地下バーグ行こうぜ」と云って通ったものだ。

1997年4月に大阪に戻ってきて以来、千葉に行くことは全く無い。前述のドラマで見たりして、センプラ、どうなったのかなぁと思っていたが、どうも5年ほど前に閉鎖されたらしい。こないだ、GoogleMapで見てみたら、ビルは無くなっていて、駐車場のようになっていた。
そうかぁ。もう、あの地下バーグは食べられないんだなぁ。

そう云えば、センプラの向かいに小さなビルがあって、新星堂とロックインが入っていた。5階にはスエヒロがあって、ここにもたまに昼飯を食いに行った。
新星堂は1階がポップスで2階がジャズとクラシック。3階にロックインがあって、ここでレスポールなんかも買った。
まっつんに聞くと、このビルのあったところは、今ではテレクラになってるらしい。うーん、テレクラとは寂しいなぁ。

なくなる前に、もう一度行っておきたかった。千葉の駅前も、相当変わってるんだろうなぁ。
船橋ザウスも、随分前に無くなりましたからね。本当に、「つはものどもが夢のあと」だよなぁ。