犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

タイトルは 軽いが 実は コワいのだ

国内賞レーススタート! 加瀬亮主演の『それでもボクはやってない』がまずは2冠!
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=349944&media_id=25

今年の1月に公開された映画だから、もう大方1年経っているのだが、実に鮮烈な作品だった。未だに印象が鮮やかだ。

ロードショウを観た時点での感想は、既に書いているので、興味ある方はそちらも読んで下さい。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=323666127&owner_id=554922

加瀬亮と云う、どこにでも居そうな青年、と云う印象の役者を、映画の中心に持ってきたことで、リアリズム以上に、息苦しいまでの切迫感、現実に繋がっていく恐怖が、画面に満ち満ちていた。

シコふんじゃった。」「Shall we ダンス?」と云った、決して気張らない、しかし、キャラクターを誠実に愛するような作品を撮り続けてきた周防監督が、題材の面白さ以上に、社会派の視点で描いた、と云う点が実に興味深い。
それでいて、エンタテインメントとしてのツボは決して外さない職人振り。
DVDも既に発売されているし、これは、是非とも多くの人に観てもらいたい作品なのである。