犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

感性も 勿論要るが 先づ技術

学生時代、演劇部で演出をしていた。
舞台を創る上で、一番考えていたのは、設営する舞台の大きさと役者の動く範囲、音響、証明のタイミングだった。
演技そのものは、基本、役者に任せた。よっぽど、演出意図から離れるような芝居をしてくる場合は軌道修正したが、ほとんどの場合は、それぞれの演技を観ることに努めた。
マチュア演劇がやたらと使う、暗転もほとんど使わなかった。
いかに、暗転でなく、次のシーンに繋げるか、ということに頭を使った。
部員達と、芝居の話をする時も、「演出ってのは、技術なんだ」と主張していた。
役者同士の芝居が、アンサンブルとして破綻しないように調整すること。
観客の緊張感を切ってしまう暗転を使わずに、スムーズに次のシーンへ展開させること。
これらは、感受性よりも、もっとはっきり、テクニックの問題なのだ、とオレは主張していた。

今日、中津ToDoのセッションで、演奏するときに意識していたのも、テクニックの問題だった。

前回のToDoの帰り、電車の中でユキさんに云われたのは、「ギターのバッキングは、裏拍打っちゃダメ」と云うことだった。
裏拍を打つと、ピアノのバッキングとぶつかってしまう。ギターは、表でしっかり4つ刻むべし。
正直、これがなかなか分らなかったのだが、土曜に、ギター4本で練習したときに、4つ刻むことの重要性を思い知った。

と云うわけで、今回は、特にフロントがテーマを取っているときは、表で4つ刻むことだけを考えた。
変なオブリガード入れるようなことを考えず、徹底的に4つ刻んだ。勿論、ピアノの音は注意して聴いた。ぶつからないようにぶつからないように、神経を集中して4つ刻んだ。

綺麗なソロを弾くよりも、全体の中で邪魔にならない音を出す。
次回以降のセッションでも、そこに留意してやってみよう。

で、今夜の帰りの電車でも、ユキさんから新しい課題をもらったのであった。
ユキさん、ありがとうございます。亀の歩みですが、ひとつひとつ刻んで行きます。
ア、セッションのバックでは4つ刻みます。チャンチャン。

■Rソックス、リーグ優勝…松坂が勝ち投手・岡島も好投(読売新聞 - 10月22日 13:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=321699&media_id=20

レッドソックス、勝ちました。よかったよかった。

これで、松井稼頭央vs松坂大輔という、ライオンズ出身選手の対決というワールドシリーズになります。

発足15年目、新興球団のロッキーズと、老舗中の老舗レッドソックス
どちらかと云えば、ボストン派なのだが、コロラドにも頑張ってもらいたいですね。

蛇足。日記タイトルについて。
下の句「時をまつ」を、普通に「時を待つ」にしなかったのは、松井/松坂に掛けたからであります。
色々、手練手管を尽くしているのであります