お台場で 踊り続けて 十周年
金曜、土曜と、二日続けて、「踊る大捜査線」映画版二作が、テレビ放映された。
オレは、もうどうしようもないくらいの「踊る」ファンなのである。
97年のドラマ本放送の頃から観ているし、二本のテレビスペシャル、内田有紀主演の番外編、スピンオフ映画二本、スピンオフからスピンオフしたスペシャルドラマ二本と、「踊る」のソフトは、全てフォローしている。
タバコはアメリカンスピリッツだし、いっとき、ノートパソコンのデスクトップには「踊る」の壁紙を貼っていたし(今は「時をかける少女」ですが)、青島コートは探しまくったし(結局、手に入らなかったけど)、ノリはミーハーだが、とにかく好きなのである。
映画の一作目は、公開時、劇場に五回観に行った。勿論、DVDも買っている。
二作目も、三回観に行って、DVDも買った。観ようと思えば、いつでも観られるのだが、やはり、テレビ放映となると、どうしても観てしまいますね。
コアなファンを喜ばせることは勿論、初体験の人も楽しめるようしっかり計算して作られており、黒澤明、野村芳太郎という、大先輩映画人へのオマージュも込められている。映画への愛が湛えられている超娯楽作。
ドラマ放映から10年経って、未だに刺激的に楽しめる作品と云うのは稀有だ。
いかりや長介氏が亡くなっておられるのが本当に残念。新しい「踊る」でなくても、かつての仲間と共に作品を語るような場を、いかりや氏を交えて創って、十周年を寿いでもらいたかった。
二日間、楽しませてもらいました。来週の週末は、スピンオフ二作品が放映らしい。これも楽しみなのであります。