犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

ファンクとは 名乗るも憚る テレキャスター

マイミク、ルーザーくんが立ち上げた、超初心者ジャズセッションFunk部の、第一回セッションであった。

かなり急遽なイベント立ち上げということもあって、参加者は11人と少なめ。
「Chameleon」から始めて、「Chicken」「Watermelon Man」と、定番どころを演奏して、ネタ切れw

途中からは、「Spain」「Wave」「St.Thomas」等々。いつもの超初心者セッションみたいになっちゃった。
でもまあ、16ビートとスウィングを交互にやった「Isn't She Lovely」とか、超速「Cantelope Island」とか、面白かったスけどね。

最後は、テバサキさんの提案で、「Footprints」で締め。コード間違えました。スイマセン。

今回は、ファンクと云うことで、テレキャスターとマルチエフェクタ持参。使いこなせたとは、とても云えない体たらくであった。
もっと精進せねばなぁ。

大学の部活のようなセッションだったが、楽しめました。次回からは、もっと練習して、ちゃんと参加できるようにしよう。
みんなの目標は、「Some Skunk Funk」なのであります。

今年は、セッションと云う、新しい遊びを覚えてしまったので、映画を観る回数が激減している。
去年は、ロードショウ作品だけで27本。土曜の深夜に、一人でレイトショウに出掛けることも多く、かなりマメに観た。

去年観たロードショウ作品については、以下の2つの日記で触れているので、お時間があれば、ご覧下さい。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=265661738&owner_id=554922
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=303220331&owner_id=554922

ところで、今年は本当に観られていない。10月の上旬を過ぎようかというのに、

それでもボクはやってない
「マリー・アントワネット」
バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」
「バベル」
ハンニバル・ライジング
大日本人
レミーのおいしいレストラン」

たった7本。少ないなぁ。映画好きとしては、恥ずべき体たらくである。

と云う訳で、映画について語る、等と云いながら、今年の作品については、さして語ることがない。「それでもボクはやってない」「レミーのおいしいレストラン」が素晴らしく、「大日本人」がダメだった、と云ったところか。

これだけでは、あまりにあまりなので、現在開店休業状態のオレのブログ「犬と暮らす人」に載せたことのある、「極私的偏愛映画ベスト10」というのを、若干加筆して転載します。
自己満足な日記になりますが、そこらはご容赦。

「ディーバ」
 ジャン・ジャック・ベネックスの長編デビュー作。フィルム・ノワールであり、アクションであり、サスペンスであり、ラブストーリーであり、音楽映画でもある奇跡の作品。深夜放送で出会って以来、ずっとベストワン。

グラン・ブルー
 リュック・ベッソン作品。南仏の海の美しさにうっとりさせられる。ロザンナ・アークウェットのファニー・フェイスも可愛い。ジャック・マイヨールに合掌。

「用心棒」
 黒澤明の超娯楽作。骨太な、圧倒的な面白さにKOされる。オレにとっての黒澤作品ベストワン。

「アニマルハウス」
 ジョン・ランディスのコメディ。「ブルース・ブラザース」も大好きなのだが、1監督1作品に限定すると、こうなってしまう。ジョン・ベルーシの傍若無人ぶりが抜群。後に「アマデウス」でモーツァルトを演じるトム・ハルスが、情けない大学生役で出ている。

キングコング対ゴジラ
 ゴジラ映画と侮るなかれ。テンポもいいし、二大怪獣の対決は迫力あるし、高島忠男、有島一郎は楽しげに演じているし、正直言って、雑な作りではあるけど、気楽に観られる良作です。

ローマの休日
 オードリー・ヘプバーン演じるアン王女の可愛いこと。古典だが、面白くて愛すべき作品であることに変わりはない。ラストの謁見のシーンの切なさもいい。

「ルパン?世・カリオストロの城
 今や世界の宮崎駿の最初期の代表作。「ナウシカ」で異常に持ち上げられるまで、「カリ城」の評価は不当に低かった。テレビ放映されたときも、ズタズタのカット版だったし。

幕末太陽傳
 奇才、川島雄三の代表作。高杉晋作を演じる石原裕次郎の、なんと大根で、だというのになんと魅力的なことか。走りまくるフランキー堺が実に爽快な映画。居残り佐平次が「天気がいい日には安房上総が一目で見渡せる」と呟いた、北品川から東の海の風景は、現代では、お台場・フジテレビが見えるばかり。濁った空気に霞む東京湾に、昔日への想いが翔る。

「絞死刑」
 大島渚監督作品。絞死刑に処された死刑囚が生きている。「何故?」という問いかけを無限に積み重ね、国家と個人の対峙を描き出す、と云えば難しく聞こえるが、それはまあ、時代の産物ということで。すっとぼけたユーモアが全編を覆い、テーマの重さはともかく、楽しめる映画。

猟奇的な彼女
 近作だが、なんともいえない可愛らしさと、幸せなラストに嬉しくなった。タイムカプセルに手紙を入れて、1年後に会おうと云って別れる二人。わがままだけど、キュートでまっすぐな“彼女”とキョヌ、もういちど二人を出会わせたい。観客がそう望む以上に、造り手の側がそれを望んでいた。二人の再会を信じていたからこそ、フィルムの中で奇跡が起こったのである。これは、予定調和、ご都合主義ではない。映画の魔力なのである。

とまあ、以上10本が、オレの中での常時ベスト10だ。
全てソフト化されているから、興味を持たれた方は、是非とも観て下さい。おススメですよ。