犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

ナイフなど 携ふ理由が どこにある

■コンビニ強殺、19歳・15歳少年逮捕…ナイフ持参(読売新聞 - 10月06日 19:43)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=311335&media_id=20

痛ましい事件。
未成年が、「ビールが飲みたい」と、自分よりもまだ若い少年を引き連れて、「脅すつもりで」ナイフを持参して、万引きをする。
逃走したものの、店員に追いつかれ、取り押さえられそうになって、そのナイフで刺し、結果的に殺してしまう。

この加害者も、結局は少年法に守られる可能性が高い。本当に歯がゆい。

今日の昼、某番組を観ていたら、ある有名な死刑廃止論者の学者が出ていた。
オレは、彼の一言々々が、本当に空虚に聞こえた。
この学者は、ある自著のなかで、こんなことを述べたと云う。

「私は犯罪被害者より加害者のほうが辛いと思う。被害者の苦痛なんて交通事故のように一瞬だ」

少なくとも、こんなことを云えてしまう学者に、死刑廃止なんて唱えて欲しくない。
これは、人間を冒涜する言葉だ。

「自由」というお題目に踊らされすぎて、躾ける力の欠けた社会だからこそ、融通の効かない程に不寛容な柱が、何か無ければならないんじゃないんだろうか。

みんな、甘やかされ過ぎているのだ。