黒澤の リメイクラッシュ まづ一つ
球児の、痺れるようなクローザーぶりを確認した後、9時からは、テレ朝系の「天国と地獄」を観た。
云わずと知れた、黒澤明の名作映画のリメイク。
なんか、「生きる」も松本幸四郎でリメイクするみたいですね。あ、日曜に放映なのか。なかなか野心的な企画。
年末には、「椿三十郎」がスクリーン復活しますしね。
セリフは、ほぼオリジナルどおり。時代に合わせ、携帯電話など、細かいアイテムの変更はあったが、奇を衒った改変もなく、非常に誠実な作りだとおもった。
ただ、最近のテレビドラマは、ビデオ撮影が主流。映画のリメイクをするとなると、どうしても画面の質感の違いが気になる。
映画って、フィルムで撮っていることを最大に意識した画面作りがされていますからね。基本、パンフォーカスが多いビデオの画面って、やっぱり奥行きに欠けるんだよなぁ。
佐藤浩市、阿部寛、妻夫木聡の、それぞれ三船敏郎、仲代達矢、山崎努に勝るとも劣らない、堂々とした芝居がなかなかよかっただけに、残念でした。