犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

「夜のピクニック」

9/30で、41歳になりました。
これで、本厄が明けたことになる。
大きな変転もなく、平穏無事な1年で、よかったよかった。

で、ちょい悪なオヤジは、お定まりのレイトショウで、「夜のピクニック」を観てきました。
24時間かけて80キロを歩く「歩行祭」の一日を、淡々と描いた、静かな映画だった。
青春のもどかしさ、清清しさ、可愛らしさを湛えた、佳作でした。

セカチュウ」や「タイヨウのうた」のような、少年少女の死でもって泣かせよう、という映画は、はっきり云って嫌いなのだ。さもしいと思う。
なんでもない日常を生きること。それが、何ものにも代え難いドラマなのだ。そういう作品を、これからも楽しみたいと思う。

今読んでる、筒井康隆「パプリカ」を読み終えたら、恩田陸の、原作小説も読んでみることにしよう。