犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

FNN 25時間テレビ

今年の「FNN 25時間テレビ」は、色々、感慨深いものがあった。
好き嫌いは別にして、チャリティという、大きな柱のある、日テレの「24時間テレビ」と違い、フジは、毎年毎年、様々な企画を持ち出して、オールタイムの時間潰しをしてみせる(これは、肯定的に云ってます)。かつては、「平成教育委員会」のフォーマットを使ってみたり、ネットワーク各局でバスケのフリースロー対決をさせて持たせたり、去年は、「めちゃいけ」のコーナーを散りばめた上、日テレのマラソンまでパクッてみせた。とりあえず毎年、ポイントポイントで、飽きさせない番組作りはしている。相当、大したものだと思う。
さて、今年。最後の大物、笑福亭鶴瓶を総合司会に起用する、という地味さ。鶴瓶師匠は、ローカル局のラジオで、その才能を発揮してきた人だ。MBSヤングタウン、ぬかるみの世界、ミッドナイト東海。ローカルのラジオでの破壊力は凄まじいのに、全国ネットのテレビでは、いじられキャラに甘んじている。25時間なんて長丁場、持つんだろうかと、大きなお世話ながら心配してしまった。鶴瓶師匠を起用した意図は、オーラスで明らかになるのだが。
個々の企画は、どうも弱かったのではないか。ドラマ「THE WAVE」は、予告スポットで内容を見せすぎたと思う。全体を短く区切り、小出しにして、渇望感を煽るやりかただが、事前の番宣で見たシーンばかりが続き、既視感があって、印象が薄まるのだ。
ネット各局参加の「トリビアの温泉」だが、ナレーションは、本家の中江真二さんにお願いできなかったのだろうか。変に力が入っていて、鼻白んでしまった。
さんま、中居のトークコーナーは、紳助登場で救われた。さんま嫌いのオレとしては、あのコーナーは、さっさと辞めてもらいたいのだが、天才、島田紳助の登場があったから、最後まで見ていられたのだ。それにしても、中居正広は、淡いなぁ。さんま、紳助を前にして、全く為すところがなかった。「ラブメイト10」だかなんだかいう企画は、もういいだろう。ヤンタン月曜日からやっているが、これほどどうでもいいランキングもない。
真夜中の大かま騒ぎ」だが、さんまが嬉々として出てきたのでゲンナリ。邪魔。
日曜の昼間は、家の買い物で出かけたり「たかじんのそこまで言って委員会」をみたり昼寝をしたり犬の散歩にいったりと、色々やることがあったので、ほとんど見ていない。まあ、基本、各局トリビアネタなので、どうでもいいのだが。
オーラスで、「総合司会が逃げる」というハプニングを、ネタでしたとはっきり公言してバラす、という展開で、鶴瓶師匠を起用した意味がはっきりした。無論、ネタであることなんて、視聴者には分かりきっているのだ。なおかつ、全身に金粉を塗りたくって、しみじみ語るというシュールなシチュエーションなのに、圧倒的な「語り」の巧さに、説得させられてしまう。これこそ、ラジオで培った、笑福亭鶴瓶の真骨頂だ。この最後の語りで、25時間に及ぶ壮大なネタが、意味あるものになった。細木数子ホリエモンを叱りつけたところで、さんまがドラマで「夢を運ぶ波や」とつぶやいたところで、鶴瓶師匠の生な語りの説得力には及ばない。テレビに向かない大物タレント、笑福亭鶴瓶の底力を見せ付けられたオーラスだった。


暑い。毎日、とにかく暑い。水ばっかり飲んでいる。セブンイレブンで売っていた、ゆずシャーベットアイス、なくなっちゃたなぁ。さっぱりして美味しかったんだが。
アイスは、シャーベット系がいい。チョコだバニラだってのは、甘ったるくてダメだ。あ、「横浜馬車道アイスクリン」ってのがあって、あれは旨い。
それにしても、案外、シャーベット系って、少ないんだよなぁ。なんでだろう?
お勧めのアイスってあります?


杉浦日向子氏が亡くなったとのこと。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050725-00000078-jij-soci

46歳。若いなぁ。人生を粋に泳いでいらした方という印象。ご冥福を祈ります。