犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

谷啓さんの演奏が見たかった

先週の金曜日に、「スウィングガールズ」のDVDが発売になった。地元のシネコンでも上映されていたので、観に行く気になれば行けたのだが、仕事が忙しかったのと、体調が、秋から冬にかけてすぐれなかった所為もあって、見逃していた。なにせ、あの「ウォーターボーイズ」の矢口史靖監督の新作な訳で、勿論期待してしまうのだが、「ウォーターボーイズ」の焼き直しだったらヤだなぁ、という一抹の不安もあって、足が鈍ったのも、見逃した理由の一つだった。とはいえ、巷の評判は上々だし、キネ旬のベストテンでも7位に選ばれていたから、DVDは要チェックだなぁ、と思っていたので、土曜の深夜、枚方TSUTAYAに出かけてみた。3990円のスタンダード・エディションに、6300円のスペシャル・エディション、なおかつ、完全予約限定生産、10290円のプレミアム・エディションの3つのヴァリアントがあるとのこと、東宝も、いい商売するねぇ。スタンダード・エディションを購入し、横綱ラーメンを食って、帰宅したのが2時。軽く確認するつもりで観始めて、一気に最後まで観てしまった。面白い。「ウォーターボーイズ」と、構成は似ているんだけど、スウィングジャズと田舎の女子高生を題材に選んだ時点で、企画として、はっきりいって勝ったも同然。中心になる5人の内、一人が気弱な男の子ってのも、絶妙のバランスだ。「有り得ねーよ!」ってエピソードの積み重ねをニヤニヤ楽しみながら、ラストの音楽祭の圧倒的な気持ちよさに身を委ね、エンディングロールのナット・キング・コールにうっとりさせられる良作でした。で、ほとんど毎晩、帰宅したら観ている。飽きないんだよなぁ。

スウィングガールズ スタンダード・エディション [DVD]

スウィングガールズ スタンダード・エディション [DVD]