犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

プロとプロ気取り

帰宅して、「トリビアトリビア」とテレビを点けると、FNS歌謡祭をやっていた。ああそおー。別にいいや、FNS歌謡祭は。BONNIE PINKも、アジカンも、サンボマスターも、BENNIE Kも、ハナレグミも出ないンだもの。飯を喰い、犬と遊び、風呂に入り、それでも10時半。マンガ夜話まで、まだ30分もある。ザッピングしてると、なんと!  マツケンサンバが始まった。いやはや、見入っちゃいましたね。ギンギラの着流し、髷ヅラかぶって、ばっちり目張り入れて、♪踊れ南の〜カルナバ〜ル♪  だもの。なんてシュールな光景なんだ。マツケンが唄っているその場所は、コマ劇場じゃないんだよ。客は、マツケンマンセーのおばさんじゃないんだ。だというのに、満面の笑みを浮かべて、♪マ・ツ・ケ・ン・サ〜ン〜バ〜〜 オレ!  だもんね。松平健は、間違いなくプロだ。大衆娯楽に殉じる、プロの凄みを見せ付けられました。これぁ、紅白も、マツケンは見なけりゃ。NHKは、出場させて大正解。商標はダメ、歌詞中の個人名はダメとかいって、マツケンを切るようなことしてたら、陰気な紅白になってしまっていたことでしょう。
さて、一方に本物のプロがいれば、プロ気取りのアイドルが、他人の詩、まるパクリして、ネットで糾弾されて、活動自粛になりましたな。なーにをいまさら謝ってるんだ、こいつは。盗作疑惑検証サイトを見ると、一番古くは、1999年の事例まで挙げられてるじゃないの。5年も前から、「素敵だな」と思った詩をパクッて、自分の作品としてメディアに載せてたんだよ。「軽率でした」と言ったそうだが、5年も、その軽率さに気付かなかったのか。ネットに広がっちゃったから、一旦謝って、ほとぼり冷まそうって根性がさもしい。完全無視決め込んで、ヒールになりゃあいいんだよ。そのくらいのバッシング、屁でもないでしょ?  これで2ヵ月後、「みそぎ」を済ましたプロ気取りが、ちょうちん番組で涙の復活を遂げる、なーんて、稲○メンバーみたいなシナリオが進行してると思うと、寒気がしてくるよ。
で、マンガ夜話伊藤潤二富江」  ホラーのプロの代表作を、出演者全員が、「オレの誉め方こそ正しい!」と言い合う1時間でした。やっぱ面白い。今夜は、大好きだった「クマのプー太郎」  うーん、楽しみ楽しみ。