犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

暴論も ここは敢ゑてと 云つてみる

先ず、オレはプロ野球のファンです。毎年、ペナントレースを楽しんでおります。そのことは、前置きとして、申し上げておきます。

さて、讀賣の強硬姿勢が通らなかった、と云うことで、溜飲を下げた方々も居られるようだが、ここはひとつ、全くの暴論であることは百も承知で、書いてみる。

今シーズン自体、中止してしまう、と云う選択肢はなかったか?

讀賣・清武代表は「空調を使用する時期になると、現在よりもはるかに電力を消費することになる、その時期に節電や延期があることを見越して、早めに試合を消化してしまうと云う考え方もある」と云ったような意味合いのことを語ったらしい。方便くさいが、一理はある。

セリーグで云えば、東京ドームにナゴヤドームパリーグは、札幌ドーム、西武ドーム、京セラドーム大阪、福岡ドーム。照明や空調で電力を食う球場がこれだけある。
サッカーと違って、野球は、週7日の内、6日も試合がある。週末ならいざしらず、平日は、集客の面から考えても、やはりナイトゲームが中心になる。平日のデーゲームでは、収益が上がらない。
ドーム球場でなくても、ナイトゲームなら、照明で電力を食う。野球は、どうにもコストがかかるスポーツな訳だ。

福島第一は、未だに予断を許さない状況が続いている。仮に、冷却停止の状態に持っていけたとしても、廃炉は免れない。今後は、福島第一に替わる、電力供給の方策を考えなければならない。

つまり、節電の奨励や、計画停電は、現在だけの問題じゃないのだ。代替策が整うまで、継続していく可能性がある。4月12日に開幕を遅らせたからといって、状況が好転しているとは、決して云えない。

一年、まるまるプレイをしないってのが、野球選手にとってツラい状況であるのは分かる。今年休んで、さあ来年ったって、同じようにプレイ出来るかどうかは分からない。調整の問題もあるだろう。一年休んで、そのまま選手生命が絶たれてしまう者も出てくるかもしれない。

それでも、今年はペナント中止としてしまう英断も、考えるべきではないか? 経営陣も選手も、なかなか納得は出来ないだろうが。

はっきり云っちゃえば、今後、フツーに野球が出来る環境では、なくなってしまうかもしれないんだよ? そんな事態、絶対、来てほしくないけどさ。

暴論であることは、分かってるんだけどね。

セ開幕「早期」主導の巨人完敗
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