犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

ぢやない方 とは云ひながら 顔は指す

午前中だけ仕事をし、午後休を取って大阪へ戻る。近鉄で、鶴橋を乗り過ごし、日本橋堺筋線に乗り換えて、長堀橋へ。お世話になっている営業さんに会い、11月からの契約について相談。雇用保険は継続させるが、健康保険と年金を、また切り替えなければならない。色々と面倒。

朝から寒かったが、午後も随分と涼しい。長堀橋から中央大通りに出て、阪急そばで遅めの昼食を摂り、御堂筋に出てぶらぶら北上。公孫樹は既に銀杏をいくつも落とし、辺りに独特の匂いを立てている。秋の匂い、ではある。

ドルフィンダンスに寄って、コーヒーを飲みながら、マスターと色々話をする。月が替わって、仕事場が北浜に移ったら、夜なんかにもっと顔を出せるだろう。セッションにも行かないとなぁ。

1時間くらいしてから店を出て、四ツ橋筋を上がり、アバンザのジュンク堂を覗く。大岡昇平「成城だより 上」(講談社文芸文庫)と、立川談志「談志の落語 二」(静山社文庫)購入。「談志の落語」には、六代目神田伯龍の講談からの抜き読みの人情噺、「小猿七之助」が収録されていて、以前から活字で確認したかったのだ。
しかし、翻訳小説の積ん読を崩さねば、と少しまえに書いたのに、新しい本をまた買ってしまった。「成城だより」なんか、熟読しちゃうだろうなぁ。

ジュンク堂を出て、ドーチカから西梅田の駅を抜け、桜橋口に向かっていると、小洒落た格好をし、小さなサングラスをかけた中年が、ケータイをかけているのを見かけた。あれ? どっかで見た顔だ、と思いながらすれ違うと、話す声が聞こえた。ザ・ぼんちの、おさむチャンじゃない方(これはシツレイですね)、里見まさとだった。へぇぇ、テレビで観ると地味な印象だが、やっぱりそれなりのオーラを出しているもんなのだろうか。

今日は、シサシブリに早く帰宅出来て、ゆっくり過ごせた。奈良での仕事も、あと3日だしなぁ。