犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

積ん読を 片付けつつも 乗り越して

またやってしまった。乗り越しである。

定時は17時45分なのだが、直前に、資料の修正を依頼され、18時半までかけてサッと直した。その旨、担当者にメールを送る。「ボクは今日はもう帰るから」と云っていた担当者は、明日の朝にはメールを確認してくれるだろう。デスクを引き上げ、バスに乗って近鉄奈良へ。
その間、積ん読状態だった、万城目学プリンセス・トヨトミ」を読む。万城目の小説は、「鴨川ホルモー」にしろ「鹿男あをによし」にしろ、道具立ての奇抜さとキャラクターの愛らしさと、着実で快調な語り口でくいくい読ませる。「プリンセス・トヨトミ」も、500ページを越えるボリュームながら、ぐんぐん読み進められる。止められなくなる感覚が出てくるのだ。

近鉄奈良で準急に乗り、鶴橋へ向かう途中も読み進める。実質、読み出して2日目なのだが、全体の2/5まで読んでしまい、面白さは、ページをめくるのももどかしい程だ。
しかし、河内小阪あたりで、目蓋がとろーんとしてくる。毎日5時半起き、3時間近く掛けて通勤するのだから、疲れも溜まる。本を閉じ、少し目を瞑った。
次に目を開けると、ドアが閉まるところ。外の風景は、降りるべき鶴橋だった。あちゃー、またやっちゃった。折り返すのも億劫なので、難波までそのまま乗り、乗り越し料金を払って、地下鉄御堂筋線で梅田まで上がり、JRに乗り換えた。

これが、少なくとも7月も続く訳だ。暑くなるだろうし、疲れは一層溜まる気がする。眠れるときは、早めに寝ないとなぁ。

明日は、仕事の帰りに京橋に周り、ライブのリハ。一応ラストリハなのだが、もう1回くらいやっときたいなぁ。明日、相談しよう。