犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

天網は恢恢 疎にして漏らさぬなり

1階のダイニングで飯を食っていると、2階のテレビから、速報らしきチャイムが鳴った。あ、これは来た、と思って確認。案の定、件のニウスであった。

市橋容疑者を逮捕 大阪市内で
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1016528&media_id=2

神戸港から逃げるつもりが、この日の沖縄便が無く、大阪南港に移動。事前に注意を喚起する通報が行っていたらしい。
正に、「天網恢恢 疎にして漏らさず」であります。
明日からのワイドショウは、もうこれ一色なんだろうなぁ。

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で、ニウスを確認していると、続いて速報が入った。何だ? と思ったら、

俳優の森繁久弥さん死去 96歳
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1016547&media_id=2

これの方がびっくり。96歳。大往生だ。
で、テレビ局なんてものは、実にイーカゲンだ、と思ったのは、22時からの「報道ステーション」で、森繁氏の経歴を伝えるVTRの中、主演映画「へそくり社長」の映像が流れ、画面下のテロップに、「監督・千葉泰樹 脚本・笹原良三」と出た。笹原ぢゃねぇ、笠原良三だ。こんなもの、マスコミが間違えてどうするんだ。
モノを知らない報道人が多過ぎる。

「稀代の名優」「大衆芸能初の文化勲章」など、虚名を報じることしか出来ないマスコミには、毎度ながらげんなり。代表作の第一として先ず挙げるべきは「夫婦善哉」なのに、小さく触れるだけ。
森繁久彌の最大の功労は、日本の映画に、演技面でモダニズムを持ち込んだ点だ。森繁無くして、渥美清も、藤山寛美も、フランキー堺も、植木等も、伊東四朗も登場出来なかったと云っても過言ではないのだ。

森繁久彌さんのご冥福をお祈り致します。