犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

金管と 打楽器と その肉体と

午前中、医者に行ったその足で、妹夫婦の家にお袋を送り、そこから茨木へ向かう。途中、バケツをひっくり返したような雨。西の空は、物凄いような色の雲に覆われていたものなぁ。

イカルシネマに到着したのは11時。お目当ての、「サマーウォーズ」12時5分の回の席を買おうとしたら、既に完売だった。夏休みの土曜で、日本テレビのワイドショウに、あれだけ、声を担当した、神木隆之介桜庭ななみが宣伝で出ていれば、公開初日の出足は伸びるよなぁ。
仕方がないので、映画は週明けに観ることにして、一旦帰宅。少し休んでから、西宮に出掛ける。「blast!」である。

現場で、今回、席を手配してくれたルーザーと落ち合う。結局、D席だったが、比較的観易かった。オープニングアクトの「ボレロ」で、オーディエンスの心をがっちりと掴み、約1時間、ノンストップでパフォーマンスが畳み込まれていく。オレが一番、心惹かれたのは、アカペラで演じられる「SIMPLE GIFT」 生の声と、整えられた上半身のアクトのみで演じられる聖歌は、熱いパフォーマンスを一瞬鎮める、静謐な音の天幕であった。

金管の音のみでディレイを創ってみせたり、スネアドラム奏者のバトルが見られたり、民族楽器「ディジリドゥ」による音の連環が演じられたり、金管楽器と打楽器と、そして鍛えられた肉体に拠るパフォーマンスは、やはり興奮させられるものだった。

いやー、なかなか楽しい夜過ごせました。誘ってくれたルーザー、ありがとう。