犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

かなねこねこ*

゚*★りょんsama★*゚
Åya
ホッシー
niko(NIKO)
ニックネーム
ユキ@FreeTibet
けんのじ
さえ
まぃにャん
なっちゃん
ちゃーこ
ひろし
みひろ
Sam
StoneVillage
アキヨプ
カイト
バディ パパ
みぃ
Pちゃん(やっくん)
あたお@暴ドラム
むね
(=^ω^=)
あい
かおりん
まつっん
魔竿
笛にゃお
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ズッキーニンニン
おのっち
クミ
ルーザー
ラニーと岡井
かとけん
ルカース
ぐっさん♪

みーやゃ。
るふぉ

敬称略。逢う度にメモっていたら、ルーザーに「なんや、メモってたんですか!? そら書けるはずや」と云われてしまった。先ずは、メモってること自体のマメさをホメてくれ。くそう。

と云う訳で、高槻ジャズストリート2009、2日間の、観たライブのレポートです。

先ずは1日目。5月3日(日)から。

11時前に出発。最初の予定では、14時のAllureを今年のスタートにするつもりだったのが、随分早く出てきてしまったので、先ずはぶらぶらと市民グラウンドへ向かう。柳川中学校ブラスバンド部の演奏中。今年は期せずして、このライブからスタート。「Spain」とか「Chicken」とかを実に楽しそうに演奏していた。シロフォンを叩く女の子なんか、左右に跳ねて踊ってましたからね。

一旦、阪急駅前に戻り、まだライブの始まらないJKカフェに入ってアイスコーヒーで繋ぎ。ゆっくりと、昼を過ぎるのを待つ。

JKを出て、ぶらぶらと歩き、阪急の高架下へ。なんかカッコよさ気な演奏してるなぁ、と思ったら、里村稔エレクトリックセッションと云うクインテットで、ギターはあの馬場孝喜さんが弾いていた。ES-175なのに硬質なフュージョンの音を出している。巧いなぁ、やっぱり。ロイ・ハーグローブの「I'm Not So Sure」を演っていて、イヤ、カッコよかったス。

14時からはAllure。田代さん、れーこさん、ナナッフィーさんのライブ。ハコが、ラウンジと云うことで、若干狭め。田代さんの思索的なベースは、いつもながら素敵だ。

15時からはナッシュビルウェスト。ココロ、やっくんがバックに入ったボーカルライブ。儀保さんと云うボーカリストは、身体は小さいがパンチがあって巧かった。

17時からぱくさんのライブをJKに聴きに行くつもりをしていて、城北通りに入ると物凄い人だかり。これは早めに入っておいた方がいいと、ひとつ前のバンドから場所確保しておくことにした。ドイツから来たフュージョンバンド。巧かった。巧かったけどね。

そしてお目当ての、あきは・みさきバンド。サックス、あきはちゃんは、ビーハイブセッションで「コンファメ」をご一緒したことがあり、そん時も凄いなー、巧いなーと思ったが、今回も物凄かった。いきなり「Bolivia」から入るセットもエグいが、フリージャズのような導入の「Softly,〜」、8ビートから入る「Oleo」と、スゴ過ぎる。あきはちゃんもスゴいが、ドラムのみさきちゃん。高校1年の彼女が輪をかけてスゴい。一緒に観ていたみーやゃさん、やっくん等と共に、すっかり瞠目してしまった。勿論、ベースの中村さんのウッベと思えぬプレイにも中てられ、そしてぱくさん! すこし背を丸めて、アップライトピアノに向かい、ハネるハネる。演奏する楽しさに溢れていて、1日目の、オレが観た中でのベストライブは、間違いなくこれだった。

18時からは、野見神社に移動して、好美さんのライブ。3月、法善寺・YAKATA de Voceで聴いた時もそうだったが、クリアなハイトーンボイスの歌声は、能舞台と云う空間に見事に溶け合う。若く激しいブリブリのパッションを感じた後の、揺蕩うような癒しのライブであった。

ここで一旦帰宅。ひとっ風呂浴びて、車で再出動。おそらくはどこかで飲んでいるであろうマイミクと合流できるかなと、城北通りをウロウロする内、高架下のライブにひっかかった。フライドプライドである。2日目、現代劇場でもやるが、そちらは大混雑が予想されるし、ここで聴けるならと、人ごみの一番外側で聴いた。スティービー・ワンダーやディープパープルを、ボーカル&ギターで聴かせる。ソウルフルなボーカルと、パーッカシヴなギターが、鈴なりの聴衆を煽る煽る。ボーカル&ギターは、オレも目指したい究極の形なので、大いに刺激されました。

21時、D&C。高原かな、寺澤香織、長沼涼子、津田2416の、ツインボーカルライブ。以前、YAKATAでも聴いたコンビだが、やはりカーペンターズをハモったり、息はぴったり。オーラス「Route 66」で、2416クンのスキャットまで聴けて、楽しいライブでした。

少しウロウロして、毎年恒例の、居酒屋「ばんじゃく」前のセッションにぶつかる。市井のミュージシャンが、一番、気を置かず楽しめるのは、こう云う場かもしれない。来年は、ギター抱えてウロウロして、飛び込んでみようかしらん。

そしてこの日のラス前とオーラスを聴きに、ガールズバーDOLLSへ。大倉ココロがベースを弾いた、男集トリオのあと、福岡から一時帰還、オカイ雄一郎率いるオカイトリオ。いきなり「Israel」から始まり、「Ornithology」をやり、フリーっぽく入ってから「Autumn Leaves」やったり、濃すぎw 熱い夜を締める、いいライブでした。

0時を過ぎて、取り敢えず帰宅。JK BIRDの前とか通ったら、まだまだやってましたけどね。


続いて2日目。5月4日(月)。

朝は7時過ぎに起きる。起きるようにしておかないと、休み明けの体調管理が辛くなる。

陽射しは差さない曇り空。泣き出しそうな空ではないが、少し湿度が高い。タイスケの散歩を済ませ、少し休んでから、11時半に出発。駅前で軽く昼飯を食ってから、徐々に動き出す。

今日のスタートは13時。阪急駅構内コンコースでの、Heart To Heart Duo。イスラエルさんとマキさんである。ひとつ前のパフォーマンスが、芥川高校和太鼓部で、日本人が一番好きそうなタイプの出し物。鈴なりの観衆を煽るだけ煽って、演奏が終わった途端、波が引いていくように客が去っていく。なんと云うことだ、聴くべきはむしろ、その後のデュオだと云うのに。
イスラエルさん、マキさんの演奏は、去年と同じく、優しく、理知的で、素晴らしかった。終了直前には、そこそこ足を止めて聴く人も居て、先ずはよかったよかった。

続いて14時。人の流れに乗るようにして、現代劇場へ向かう。云わずもがな、フライドプライドである。1日目、高架下でも少し聴いたが、入れるものなら入っておこうと、3階席まで上がってみる。通路にまで人が溢れかえっていたが、どうやらステージが確認できる場所にもぐりこめたので、そのまま聴くことにした。
スタート、いきなり「♪こんな夜に お前に乗れないなんて」と、ボーカルshihoが、「雨上がりの夜空に」のフレーズを唄った。これだこれだ。こうでなくっちゃ。ボーカルとギターだけで、このグルーヴはどうだろう。聴いておいてよかった。

退出の混雑を避けて、少し早めに会場を後にし、隣の館の展示室へ。15時、To Do Jam Bandのライブ。先月のマザーポップコーンのメンバーから、ドラムがラリー・ランサムに変わったことで、より一層、ToDoジャムセッション色が強くなった。「TuTu」まで演って、ライブは実にカッコよかったが、展示室に整然と並べられた椅子に行儀良く座った観客は、身体を揺することもしない。ジャズ聴いて身体が動き出さないなんて、オレには信じられないがなぁ。とまれ、シサシブリに逢ったマイミク、Samさんに、約束のDVDも渡せたので、よかったよかった。

16時はJKカフェ。元マイミク、ポテさん率いるポテラーズのライブ。先日、肥後橋・ドルフィン・ダンスでお逢いした三宅さんにも再会出来た。ゆっくり楽しめたライブでした。

ここまで4つのライブを、全て立ちんぼで聴いていたので、すっかり疲れてしまった。幸い、1時間のインターバルがあったので、JR駅前まで戻り、クイックマッサージで30分身体をほぐした。ここらが実にナサケナイ。
駅の高架でヌマピーさん、もといカイトさんに逢ったので、連れ立ってJKカフェへ戻る。17時、法善寺・YAKATA de Voceで何度もお逢いし、2月のとみぃさんのライブでは、飛び入りでご一緒もさせてもらった、中山“GON”卓士さんの、ピアノトリオライブ。オレは、ジャズの究極の形は、ピアノトリオだと思っている。だから、ピアノトリオを聴くのはなんとも云えぬ至福なのである。GONさんのトリオも、圧倒的な技術とパッションで、観客を巻き込んでいく。唄いながらソロをプレイするGONさんを見て、ヌマピーさん、もといカイトさんと、唄いながら練習したほうがいいね、と話した。

終了直前に店を出て、南北に別れた。19時、オレが向かったのは、城跡公園の向こう側、ピアマータでの、みぃさん、リーマンベースさん、バディ・パパさんの、これまたピアノトリオライブ。先月末、JKカフェで聴かせてもらったお三人である。お約束の「Some Skunk Funk」から始まり、ジャズ、ポップスを絡めた1時間。バディ・パパさんのMCも楽しいライブだった。

20時に聴き終えて、ぶらぶらとJR駅前まで戻りMarinnaへ。21時、楽しみにしていた、高原かな四重奏団。JK、ピアマータと続き、これも、かなちゃんと云うボーカルは居るが、リズム隊はピアノトリオだ。三者三様の違いが楽しめた。音楽を演奏する楽しさに溢れたライブ。楽しいと云うのは、ホントに大事なことなのだと思う。

ぱくさんの熱いプレイに中てられっ放しだったが、このあと22時から、ボンバ・デ・クラークに移動して、ルカちゃん、いこあんくん、クミちゃん、オカイくん、おのっちのライブが、今年の締めになった。最後を締めくくる、優しく暖かなライブ。オーラスは「How High The Moon」 今、一番練習している曲なので嬉しかった。

店を出て、空を見上げる。雨は結局降ることなく、半月が雲の向こうで朧に光っていた。2日間、音楽に溢れた我が街は、明日からまた日常の顔に戻る。オレたち市民は、その日常の顔を見つめながら、街が祭りの化粧を施すのを、また1年、待つことになる。
オレは、去年の日記に、「ハレの高槻からケの高槻へ」と書いた。その思いは、今年もある。ケの高槻を1年見つめるからこそ、ハレの高槻を一層楽しめるのだ。これは、オレたち市民の特権なのだ。
そして来年は、その特権に、もう一つ香り付けが出来れば、と思う。すなわち、出演者の一人として参加出来れば。
そう云う気持ちになって来ている。

この2日間、皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。また来年、一緒に楽しみましょう。