犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

十年を 意地で通した トルネード

野茂、現役引退の決意固める
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=550761&media_id=2

1992年、甲子園で行われたオールスター戦で、野茂は全パの先発を務めた。オレは現場で観ているのだが、ダイナミックなフォームはともかくとして、ピッチング内容はほとんど覚えていない。石井浩郎仲田幸司から打った、センターバックスクリーンへライナーで飛び込むホームランは、よく覚えているのだが。

野茂がメジャーに渡った1995年と云えば、オレは東京に居た。背番号16、NOMOとプリントされたドジャーズのTシャツも買った。追われるようにして近鉄を去り、心無いバッシングにさらされながらも、黙々と投げ続ける野茂に、オレは勝手にシンパシーを感じていた。
当時、オレも東京でたった独り、仕事と生活に追われていたからだ。

日本とメジャーで、実働16年。あくまでトルネードにこだわった男がついにユニフォームを脱ぐ。
お疲れ様でした、と労をねぎらいたい。