犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

システムを うどんに例ふ エンジニア

後輩のK木と、仕事中にしていた会話。

オレ「(作成中の詳細設計書のエクセルフォーマットが使いにくいと云う話の流れで)これ、書きにくいよなぁ」
K木「書きにくいし、細かく書き出したら、キリがないフォーマットですよねぇ」
オレ「書いた人間の意図が、プログラマに伝わらんよな、このフォーマットじゃ」
K木「書き漏れとか出てきますよね」
オレ「去年の今頃、担当してた仕事でな、詳細設計書に、あれが書いてないこれが書いてない云うて、値打ちばっかりこいてスッカスカのプログラム作ってきよった外注のプログラマが居よってな」
K木「あぁ、そう云うヤツいますねー。ボクなんかは、作るからにはちゃんと動くもん作りたい方ですけどね。詳細設計書のせいにして、何にもせんヤツっていますねー」
オレ「もう後から手ェ加えないかんことばっかりで、尻拭いさせられたわー。スッカスカやったもん、そのプログラム」
K木「それって、あれですかね。きつねうどん注文したのに、揚げ入れんと作ってきたみたいなもんですかね」
オレ「うーん。ちょっと違うなぁ。きつねうどんの形はしてんねん」
K木「はぁ」
オレ「けど、うどんはふくろからだして湯通しせずに出汁につけてあるだけ。揚げも味付けせずに乗せてあるだけ云う感じかな」
K木「うわー、そんなきつねうどん、食いたないですわー」

最先端のWebシステムを開発するIT技術者同士の、火花を散らす会話、である。チャンチャン。