犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

童謡に 偽りありや ウチの犬

朝起きたら雪がちらついている。

車で医者に出掛けたときは、まだまだ大した降りではなかったが、帰宅する頃にはワイパーが必要な量になった。
昼前に家に着き、昼飯を食ってからドラムで遊び、ギターを練習する。
外は随分な降りになり、屋根や庭木が白く覆われていく。

あんまり寒いので、タイスケは小屋で丸まっている。「♪いーぬは よろこび にわ かけまわり♪」と童謡には唄われているが、ウチのタイスケは雪嫌いである。長野生まれのくせに、9年大阪で暮らして、すっかりずぼらな雪嫌いになった。
仏心を出して部屋に入れてやると、タイスケはすぐに、居間に置いてあるお袋のベッドに飛び乗りすまし顔。お袋が昼寝をしようとベッドに入ってもデンと動かない。ベッド占領状態である。

晩飯を食う間は一旦外の小屋に戻し、また9時ごろに入れてやる。床に毛布を敷いてやるが、やはりベッドがいいらしい。スキを伺って飛び乗る。
「タイスケ!」と怒って床に下ろし、お袋が先にベッドに入る。そうするともう上がらない。しかし部屋に入れてもらって、しかも近くに人が居て、嬉しくて興奮してるんだろう、床の毛布の上に座っていても、ものの10分もすればそこらをうろうろかぎまわる。お袋が「コラ!」と云ってベッドから出ると、そのスキにベッドに上がり、オレに引き摺り下ろされる。その繰り返し。
今夜は寒いから、ひと晩部屋に入れておいてやるつもりだが、さてどうなるかなぁ。犬は眠りが浅いから、夜中にオレがトイレに置き出したりすると、その音を聞きつけてまたうろうろしないかなぁ。

夜になって雪はやんだが、道路にはぼた雪が残っている。家の前を通る車も、チェーンをつけたりしているようだ。
轍はすっかり踏み荒らされてシャーベットのようになっている。これは夜の間に凍結するな。明日は車では動けないなぁ。
明日は新大阪でセッションだが、出掛ける時間までには道の雪は融けていてもらわないと。重たいものかかえて移動するわけだし。

三連休の初日でよかった。明日が仕事とかだと、出勤も大騒ぎになるからね。