犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

父親も 税吏だつたと 云ひながら

親父の三十五日なので、仕事を休んだ。
朝10時には、菩提寺の和尚さんが来て下さり、恙無く法要を終える。
もう三十五日なんだ。親父が死んでひと月経つのかぁ。早いなぁ。
来週にの六七日はお袋に任せ、再来週の四十九日を済ませたら中陰が明ける。和尚さんの話では、そこから、親父が居ないことがじわじわと心に影響してくるらしい。特に、40年以上連れ添ったお袋はそうだろうなぁ。

昼からは車で出掛け、吹田の社会保険事務所へ。親父の厚生年金に対する遺族年金の申請である。
ひととおりの書類は揃えたつもりだったのだが、親父は地方公務員だったので、厚生年金以外に、地方職員共済年金を受け取っていて、これの加入期間の証明書が要ると云う。そんなもの、社保庁の方で調べろよ。あまりに木で鼻を括ったような対応が腹に据えかねて噛み付くと、申請の受付はするが、書類は取り寄せて郵送してくれ、とのこと。当たり前だ。何度も何度も足運ばせるんじゃねぇよ。遺族年金受け取るのなんてな、大抵が爺さん婆さんなんだから、もう少し柔軟に対応しろってんだ。

実は、親父は税吏だったので、つまりオレは、役人の子になるわけだが、どうも役人の態度ってのは気に入らない。近親憎悪であろうか。ちょっと違う。

若干、市民関係の書類で、取りはぐれているものがあったので、地元へ取って返して、市役所に駆け込むように飛び込み、手続きをした。
しかし、これもどうにかならんもんかなぁ。死亡届を出したら、役所の中で連携して、住民登録だの、税金だの、健康保険だの、処理してくれればいいのに。出来ない訳がないんだよな。今は、市民情報は、住其ネットで一元化出来るはずなんだから。それをさせないのは、役所の中の、ヘンな縄張り意識なんだよな。
と云いながら、一般企業の各部署だって、縄張り意識を持って排他性が強かったりするからなぁ。システム開発なんて仕事してると、ホントにそう云う瑣末なことに阻まれる事柄が多いんだよね。

帰宅し、少し落ち着いて、食事は鉄板焼き。正月用の肉がまだいくらか残ってたので、全部焼いて食った。薬味は柚子胡椒だけにした。肉汁の旨みを柚子胡椒の香りが爽やかに包んで、さっぱりと食えた。旨かった。

年金関係の手続きは、一応これで一段落。郵送するべきところには明日送って、何か不備を指摘してきたら、その都度対応することになる。
そしてこれからは、相続だの確定申告だの、まだまだ細かい手続きが残っている。
まだまだ気が抜けないや。