犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

極私的 宮崎アニメ ベストテン

ネットユーザーが選んだ好きな「ジブリ」映画は?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=341389&media_id=17

長靴をはいた猫」以来、宮崎駿氏が関わってきたアニメを楽しんできた、年季の入ったファンである。
もののけ姫」あたりから観始めた方々とは、チクセキガチガウのである。

とまあ、煽りはともかく。
このニウスを読むと、一般的には、ジブリアニメの人気ランキングは、

1位「天空の城ラピュタ
2位「風の谷のナウシカ
3位「魔女の宅急便
4位「紅の豚
5位「となりのトトロ
6位「千と千尋の神隠し
7位「もののけ姫
8位「ゲド戦記
9位「ハウルの動く城

とのこと。
これぁ、納得がいかないな。
特に、3位「魔女の宅急便」、7位「もののけ姫」が入っているのが納得いかない。
8位? こんなのは論外。

(第一、トリビアルなことを云うならば、厳密に云って「ナウシカ」はジブリアニメではない。「ナウシカ」の公開は1984年3月。スタジオジブリの設立は1985年6月である)

と云う訳で、オレにとっての、極私的宮崎アニメベストテンを挙げてみる。

1位「となりのトトロ
 ドングリを庭に撒き、伸びろ伸びろとお祈りをして、一瞬のうちに大木に育っていくシーンの気持ちよさ。トトロ、ネコバスというイメージの創造。正に、アニメの王道。

2位「ルパン3世 カリオストロの城
 北の塔に忍び込んだルパンとクラリスの再会のシーン。日本アニメ史上に燦然と輝く、ラストの銭形の名台詞。説明不要の傑作。

3位「紅の豚
 宮崎さんが、ただただ趣味に走った、しかしクールな名作。ラストのフィオのナレーションが心憎い。

4位「天空の城ラピュタ
 東映動画以来の漫画映画を蘇らせた人気作。ドーラ一味、ムスカ、ポム爺といったキャラクターの完璧な配置には脱帽。

5位「死の翼アルバトロス」
 テレビ版「ルパン」第2シーズンで、宮崎さんが手がけた、全編、スピード感たっぷりのおっかけに徹した快作。

6位「さらば愛しきルパンよ」
 テレビ版「ルパン」第2シーズンの最終回。ハードボイルドな銭形がカッコいい。故山田康雄氏の、軽さ、カッコよさ、優しさと、様々な面が観られる。

7位「千と千尋の神隠し
 往年の東映動画の匂いを感じさせる作品。民話の気味悪さ、理不尽さをしっかり湛えている点は、作家として非凡であるが故になせる業だ。

8位「未来少年コナン
 初めて、1本のシリーズ全てを統括した記念すべき作品。この自由さは「カリ城」に受け継がれ、「ラピュタ」を生み出し、「トトロ」で最高潮に達する。

9位「風の谷のナウシカ
 自身の漫画作品の映画化だけに、思い入れも深かったんでしょうなぁ。宮崎さんのダークサイドが垣間見える作品。この作品以降、宮崎アニメはブランドになっていく。

10位「名探偵ホームズ」
 宮崎さんは、6本の製作に関わったが、その6本と、テレビ放映されたほかの回との違いは歴然。

テレビアニメが混ざるのは、ルール違反かもしれないが、評価できない作品もあるので仕方が無い。
長くアニメを観てきたオタクオヤジの、超個人的、しかし自信のベストテンなのであります。