犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

最終回

9時前まで仕事。

帰りは、ワンセグキリンカップを観ていた。
スコアレスドローで、日本が優勝。正直、そんなに盛り上がってるようには思えなかったんだけど、まあよかったのかな。

地元の駅のバス停に着いたところで10時になり、「セクシーボイスアンドロボ」の最終回を観る。
ゴールデンタイムで、平均視聴率が7%強。しかも、2週前の放送は、レストラン立てこもり事件が起こる、という話のはずが、愛知で実際に起きた立てこもり事件に配慮して、第2回の再放送に差し替えられる、などという不運にも見舞われた、残念なドラマだった。

しかし、松山ケンイチのスベり気味ながら勢いある芝居と、大後寿々花の真っ直ぐな個性が気に入って、今クールでは、「帰ってきた時効警察」とこのドラマだけは、欠かさず観ていた。

日常の裏にある、玩具箱のような荒唐無稽な事件と、全編を通して貫かれた、生きることに不器用な者達への優しさ。
特に、第2回「ごぼ蔵」の話は、泣けたなー。

今夜の最終回も、じんとさせられるいい話だった。
桜の花びらが舞い散るシーン。紙で、その花びらを作ったのが、名脇役、鶴田忍ってのもよかった。

心に残るドラマが、今夜、ひっそりと幕を閉じた。
ひっそり。
そういう幕引きも、なんか、このドラマっぽいものだった。

キャスト、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。