少し早めに仕事を切り上げ、本日公開の、「武士の一分」を観てきた。
これは相当凄い作品だぞ。
月代、無精髭を伸ばし、隈をつくったキムタクの汚らしさが、なんとも云えず、いい。
「いつものキムタク」を抑えた今回の芝居は、なかなか見ものだった。
中間役の笹野高史が素晴らしいのは云うまでもない。
しかし、何と云っても、この作品の白眉は、壇れい。
元宝塚女優だそうだが、彼女の芝居は完璧。
全く無駄のない出来を、ぞくぞくしながら楽しんだ。
好きか嫌いか、と云われれば、そんなに好きではなのだが、傑作であることは、認めざるを得ない。そういう作品でした。