犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

熱いトタン屋根の上の猫

タイトルに、あまり意味はありません。
関西圏の人が、これを読んだら、こいつはバカだなぁ、と思うだろう。地元情報に即した、そういう話。
7月から、某大手電器メーカーのシステム開発の仕事をすることになり、京阪電車の西三荘という駅に通っている(ここまで書いちゃったら、某大手と書く意味もなくなっちゃいますな)。
オレは、高槻という衛星都市に住んでいる。大阪からも京都からも、ちょうど真ん中あたりにあるベッドタウンだ。1969年から住んでいるから、かれこれ34年も市民をやっていることになる。
高槻から西三荘へ行くには、いくつかのルートがある。
一番時間が掛からないのが、阪急高槻市駅から南茨木駅まで行き、大阪モノレールに乗り換えて門真市へ行き、京阪電車に乗り換えて西三荘までひと駅、というルートだ。時間にして47分。確かに時間は掛からない。しかし、乗換えが多いし、モノレールの値段が高い。4駅12分の距離で320円もする。ルート全体の料金合計は、650円。このルートは、あまり使いたくない。
値段が安いのは、JR高槻駅から、京阪バスに乗って枚方市駅まで行き、電車に乗り換えるというルート。バス代が250円に電車代が300円。確かに安いが、バスの時間が読めない。淀川を越える、枚方大橋の上で、大渋滞がおこるのだ。不確定要素が大きくては、通勤ルートとして使うのは危険だ。
となると、残されたルートは、JR大阪駅まわりということになる。大阪駅環状線に乗り換え、京橋で京阪に乗り換える。時間は57分。料金は650円。モノレールルートと変わらないじゃないか、と思われるかもしれないが、裏技がある。高槻〜京橋の料金は、途中、JR京都線の吹田を経由する、と言う形をとるので、そのまま買うと450円なのだが、これを、大阪駅でぶった切るのだ。すなわち、高槻〜大阪250円、大阪〜京橋160円。都合410円也。たかが40円というなかれ。月20日出勤と考えれば、800円も変わってくるのだ。毎回毎回、精算が面倒ではあるが、1円でも安くするのが、デフレ時代のフリーランスの知恵だ。
というわけで、JR大阪まわりのルートを選んだのだが、ここから、もうひとつ踏み込んで考えてみた。高槻〜大阪250円、大阪〜京橋160円、京橋〜西三荘200円。この、最後の京阪電車の部分だが、淀屋橋という、京阪電車の始発駅から西三荘となると、260円。しかも始発駅だから座れる。大阪から淀屋橋は、地下鉄だと200円だが、歩いたらどうだ? 歩いても、たかだか10分程度の距離だ。そうすると、250円+260円=510円。京橋ルートののべ額610円より、100円も安いのだ。10分歩くだけで2000円も浮かせられるのだ。元々、歩くのは苦にならない人なので、これは考えるまでもない。大阪駅から淀屋橋まで、歩くことにした。
歩き始めてから、梅雨の雨に悩まされたり、朝から30度の熱気に殴られ、汗だくになっている。いやはや、前厄の身には辛い日々だこと。あと1週間もすれば立秋だが、9月半ばまでは暑いんだろうなぁ。早く秋にならないかなぁ。