犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

レベルの低い詐術

日本テレビ「スポーツうるぐす」でやっている「連覇値」という代物だが、今更ながら、あまりのレベルの低さに、溜息が出てしまった。
この間の土曜日、交流戦を終え、リーグ戦再開へ向けてのスペシャル企画と銘打って、セ・リーグ各球団の数値を発表していたが、いやまあ、ご都合主義もいいところ。なんとかジャイアンツの提灯企画にせねばならない苦心が滲み出ていた。交流戦の最終節を、幸運にも楽天が相手だったおかげで連勝で終え、なんとかかんとか5つの負け越しにまで戻したジャイアンツの連覇値が、交流戦がたがたで、貯金を大幅に減らした中日に続く2位! いたいけな視聴者をここまで馬鹿にして、江川卓うるぐすスタッフも、罪は軽くないぞ。
この「連覇値」が、どれだけいい加減なものかは、我らがタイガースの数値を見れば一目瞭然だ。交流戦を終えた段階で69なのだという。しかも、基本の数値として、
①タイトルホルダーの数値は15
②投手で10勝クラス、野手で3割クラスは7〜10
なのだそうで、そうすると、
A.金本→15(昨年の打点王
B.赤星→15(昨年の盗塁王
C.今岡→10(優勝時の首位打者&今年は打点王争いでダントツのトップだから10は確実でしょう)
D.井川→7(優勝時20勝 今年は不調も、復活の兆しもあり、まあ7は妥当)
E.福原→7(昨年10勝 今年は勝ち星に恵まれないが、交流戦での好投もあり、7くらいか)
この五人の合計値だけで44もある。あと25を、下柳だ安藤だ藤川だ久保田だ檜山だ関本だ矢野だ鳥谷だ藤本だシーツだ、レギュラークラスで振り分けるとどうなる? 今あげた10人で平均とっても一人2.5だぞ。支配下選手あるいはベンチ入り選手の顔ぶれを把握した上で、数値を割り振っているとは、とても思えない。キャンプにも行かない、球場にも行かない、自分の足で取材をしない、いい加減極まりない江川卓の、恣意的な基準で、適当に数値が振られているに過ぎないではないか。こんなものを公共の電波に乗せて、評論家でございとふんぞり返っているのだから、ふざけた話だ。
ジャイアンツファンの間には、江川監督待望論が根強いらしいが、こんな輩を監督にしたら、今の堀内より、ひどいことになるぞ、きっと。いち野球ファンとして、江川卓の野球界からの退場を切に願う。もう十分、資産もあるんだろうし、ワイン飲んで競馬やってりゃいいんじゃないの? これ以上、野球界に、ヘンなものを持ち込まないでくれ、頼むから。

雨、降らないッすねェ。
今日は湿度が高くて、朝から汗ダクでしたが。
体力奪われるなぁ。
焼肉バイキングに行かないと。