犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

三十年 経つて 何かを 思ひ知る

mixiはこちら → http://mixi.jp/view_diary.pl?id=976648870&owner_id=554922

今から30年も前、中坊の頃にフォークギターを手に入れたのが、オレの音楽のルーツになる。その頃からつい最近まで、ギターと云う楽器の特性をほとんど意識せず弾いてきた。

2年前からジャズギターのレッスンを受け始め、ジャムセッションに通い出し、部屋弾きだけでなく、他人に自分の音を聴いてもらう機会が増えていき、時間が出来ればギターを触るようになった。触る機会が増えれば、今まで意識しなかったことにどんどん気付いていく。眼から鱗が、半端ない枚数剥がれていく。もうオレの前には、剥がれた鱗がとぐろを巻いている。

日曜、感謝のジャムセッションで「That's All」を弾いた。現在のレッスンでの課題曲であり、ビーハイブでもビーフラットでもガゼボでも井戸でも演奏している曲だ。mixi日記にそのことを書いたら、セッションホストだったユキさんからコメントを頂いた。

「『That's All』はジャムセッションではあまりやらない曲のように思う。『Oleo』を練習してみては? 習得したらバリエーションが拡がるよ」

オ、オレオですかぁ。去年の夏だったか、日本橋のMusicraftと云うバーでのジャムセッションに云って「Oleo」をやって、玉砕したことがあって、以来トラウマなのである。なんかのジャズギター教本にTAB譜が載っていて、テーマはそれで練習していたら、どうしてもとっ散らかるのだ。

しかし、今後もやる機会もあるだろうし、改めて練習してみるか、と帰宅してからギターを手にし、フト思い立った。
いつも、4弦8フレットのBbからスタートするのだが、これを3弦3フレットから始めてみたらどうだろう?

ギターの特性とは、つまりこれである。4弦8フレットのBbと、3弦3フレットのBbは、高さが同じなのだ。同じ音なのだ。
ギターは、違うポジションで同じ音が出せる。
オレは、ギターを始めて30年、このことに気付かずに弾いてきたのだ。

最初に触れたTAB譜が、4弦8フレットスタートだったから、それでしか練習してこなかった。そう云う固定観念に囚われていたのだが、実際、3弦3フレットから始めてみたら、オレには遥かに弾きやすかった。
そうだ、ギターのアプローチって、こう云うことでいいんじゃないか。

レッスンを受けたり、色んな人のプレイを間近で観たり、実際に質問したりする内に、ギターを弾くという行為の可能性が、どんどん拡がっている。
嗚呼、いい歳のオヤジになってから、なんてことに気付いてしまったんだ、オレは。30年前、いやせめて、10年前にこれに気付いていれば。

と云うわけで「Oleo」練習中。ギター、面白いよぉ。トランペットやってるヒマ、ないや。

ブログはこちら → http://d.hatena.ne.jp/pearlrice/

今から30年も前、中坊の頃にフォークギターを手に入れたのが、オレの音楽のルーツになる。その頃からつい最近まで、ギターと云う楽器の特性をほとんど意識せず弾いてきた。

2年前からジャズギターのレッスンを受け始め、ジャムセッションに通い出し、部屋弾きだけでなく、他人に自分の音を聴いてもらう機会が増えていき、時間が出来ればギターを触るようになった。触る機会が増えれば、今まで意識しなかったことにどんどん気付いていく。眼から鱗が、半端ない枚数剥がれていく。もうオレの前には、剥がれた鱗がとぐろを巻いている。

日曜、感謝のジャムセッションで「That's All」を弾いた。現在のレッスンでの課題曲であり、ビーハイブでもビーフラットでもガゼボでも井戸でも演奏している曲だ。mixi日記にそのことを書いたら、セッションホストだったユキさんからコメントを頂いた。
「『That's All』はジャムセッションではあまりやらない曲のように思う。『Oleo』を練習してみては? 習得したらバリエーションが拡がるよ」
オ、オレオですかぁ。去年の夏だったか、日本橋のMusicraftと云うバーでのジャムセッションに云って「Oleo」をやって、玉砕したことがあって、以来トラウマなのである。なんかのジャズギター教本にTAB譜が載っていて、テーマはそれで練習していたら、どうしてもとっ散らかるのだ。

しかし、今後もやる機会もあるだろうし、改めて練習してみるか、と帰宅してからギターを手にし、フト思い立った。
いつも、4弦8フレットのBbからスタートするのだが、これを3弦3フレットから始めてみたらどうだろう?

ギターの特性とは、つまりこれである。4弦8フレットのBbと、3弦3フレットのBbは、高さが同じなのだ。同じ音なのだ。
ギターは、違うポジションで同じ音が出せる。
オレは、ギターを始めて30年、このことに気付かずに弾いてきたのだ。

最初に触れたTAB譜が、4弦8フレットスタートだったから、それでしか練習してこなかった。そう云う固定観念に囚われていたのだが、実際、3弦3フレットから始めてみたら、オレには遥かに弾きやすかった。
そうだ、ギターのアプローチって、こう云うことでいいんじゃないか。

レッスンを受けたり、色んな人のプレイを間近で観たり、実際に質問したりする内に、ギターを弾くという行為の可能性が、どんどん拡がっている。
嗚呼、いい歳のオヤジになってから、なんてことに気付いてしまったんだ、オレは。30年前、いやせめて、10年前にこれに気付いていれば。

と云うわけで「Oleo」練習中。ギター、面白いよぉ。トランペットやってるヒマ、ないや。

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この日記で、2006年11月29日から、連続700日達成。パチパチパチ。