犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

小説に 近付き過ぎて 戸惑はせ

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「容疑者Xの献身」を観てきた。

開巻いきなり、ドラマ版にあったような大掛かりな実験シーンで客を掴む。このエピソードは原作にないオリジナル。大方の観客が、小説よりもドラマをきっかけにして、この映画を観に来ているであろうから、この作戦は当然とも云えるが、そこから先は、全く雰囲気の違う原作小説を忠実に辿っていき、正直、あまりにトーンが違いすぎて戸惑う。
オレは原作既読だったので、それなりに楽しめたのだが、右隣に座っていた小学生や左隣の高校生はポカンとしていた。映画が終わって、帰りの通路では、「ドラマの方が面白かった」等と語り合うカップルまで居る始末。
途中、原作には無かった登山のシーンがあったが、これは必要なかったのではないか。ランタイムは2時間8分だが、このシーンを削り、原作から省略したシーンを再構成しても、2時間前後で収まったはずだ。なんであんなシーンを入れたんだろう。堤真一がこの夏、「クライマーズ・ハイ」で登山シーンを演じていたが、これを睨んだ遊びと読むのは穿ち過ぎか?

堤真一はさすがの名演。フクヤマが作り上げた「ガリレオ」の世界を、たった一人で原作小説のところまで引き戻してみせた。
この堤の壮絶な演技があったからこそ、テレビ版の雰囲気を盛り込むことが出来なかったとも云えるだろう。柴咲コウなんて、所在無げだったもんなぁ。

全体として、それなりに面白い作品だったと思う。原作が持つ切なさ、感動はしっかり再現出来ていた。それもこれも、堤真一の力なんだけど。

で、今夜は21時から、テレビでスペシャルドラマが放映されていて、やっぱりこちらの方が月9の雰囲気を引き継いでいた。ドラマのファンは安心できたのではないか。
映画のDVDプレミアムエディションが発売されるときには同梱されるんじゃないかな。「交渉人 真下正義」のときの「逃亡者 木島丈一郎」みたいに。

=*=*=*=*=*=
せっかくドラゴンズが頑張ってくれたのに、なぜスワローズに勝てない。
と云うか、なぜ金曜は負けたんだ。
なぜスワローズは頑張るんだ。ジャイアンツにはころりと負けるのに。ぷんすかぷん。


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「容疑者Xの献身」を観てきた。

開巻いきなり、ドラマ版にあったような大掛かりな実験シーンで客を掴む。このエピソードは原作にないオリジナル。大方の観客が、小説よりもドラマをきっかけにして、この映画を観に来ているであろうから、この作戦は当然とも云えるが、そこから先は、全く雰囲気の違う原作小説を忠実に辿っていき、正直、あまりにトーンが違いすぎて戸惑う。
オレは原作既読だったので、それなりに楽しめたのだが、右隣に座っていた小学生や左隣の高校生はポカンとしていた。映画が終わって、帰りの通路では、「ドラマの方が面白かった」等と語り合うカップルまで居る始末。
途中、原作には無かった登山のシーンがあったが、これは必要なかったのではないか。ランタイムは2時間8分だが、このシーンを削り、原作から省略したシーンを再構成しても、2時間前後で収まったはずだ。なんであんなシーンを入れたんだろう。堤真一がこの夏、「クライマーズ・ハイ」で登山シーンを演じていたが、これを睨んだ遊びと読むのは穿ち過ぎか?

堤真一はさすがの名演。フクヤマが作り上げた「ガリレオ」の世界を、たった一人で原作小説のところまで引き戻してみせた。
この堤の壮絶な演技があったからこそ、テレビ版の雰囲気を盛り込むことが出来なかったとも云えるだろう。柴咲コウなんて、所在無げだったもんなぁ。

全体として、それなりに面白い作品だったと思う。原作が持つ切なさ、感動はしっかり再現出来ていた。それもこれも、堤真一の力なんだけど。

で、今夜は21時から、テレビでスペシャルドラマが放映されていて、やっぱりこちらの方が月9の雰囲気を引き継いでいた。ドラマのファンは安心できたのではないか。
映画のDVDプレミアムエディションが発売されるときには同梱されるんじゃないかな。「交渉人 真下正義」のときの「逃亡者 木島丈一郎」みたいに。

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せっかくドラゴンズが頑張ってくれたのに、なぜスワローズに勝てない。
と云うか、なぜ金曜は負けたんだ。
なぜスワローズは頑張るんだ。ジャイアンツにはころりと負けるのに。ぷんすかぷん。