犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

邯鄲之夢

日曜の朝は、大抵、5時過ぎには目が覚める。5時15分からの、NHK総合日本の話芸」を観る。柳家さん喬八五郎出世」 なぜ、「めか馬」というタイトルにしないのか。さん喬師匠も、サゲで「八五郎が出世をしたという、めか馬でございます」と締めたのに、妾(めかけ)という言葉は、NHKとしては相応しくない、ということでしょうか(「めか馬」は「妾馬」と書きますのでね)。

ここから二度寝。うとうととする内、夢を観た。どういうわけか、前衛芝居の主役を張っている夢だった。もったいぶった顔をして、意味ありげなセリフを口にする。元々、舞台ものながら、書いて演出して、というのが大半で、自分で舞台に立つ、というのはあまり無かったのだが、夢の中では、それなりにこなしている。

以前、ここにも書いたことがあるが、オレは、夢の中の事柄を体感する人なのである。今回も、舞台の上を、足になにか絡みつかせながら歩くもどかしい感覚や、演技しながら口にした食べ物の食感、味、というようなものをはっきりと感じていた。

目が覚めたのは10時過ぎ。なんで、あんな夢、観たんだろうかと、ぼんやりと考えていた。

話題変わって、北陸で大地震。定番のNHKは勿論だったが、飯島愛のラスト出演となるはずだった「サンデージャポン」を飛ばして、迅速に報道したTBSはエラい。
それに引き換え、テレビ朝日はどうだ。「サンデープロジェクト」だろ。生の情報番組じゃないか。公明党代表の対談を延々流していたが、真っ先に報道すべきだろう。
被災された方も、被災地に知り合いが居られる方も、最も知りたいのは、公明党の代表が何考えてるか、なんてことじゃなくて、地震の状況、ライフラインの状態、そういう情報なんだ。そういうものを、通常プログラム飛ばして伝えるのが、マスコミの仕事だろう。
(フジは平日昼間のバラエティの再放送を、日テレはゲストの半生紹介番組を、テレ東に至ってはオタク向けのアニメを流していた。こいつらはもう論外)

お前ら、東京が大地震にあっても、通常プログラム、放送するんだな。そういうことだよな。
こんなこと、云いたかないが、被災して思い知らないと、解らないのか? 

北陸の方々には、心からお見舞い申し上げます。余震も続いて不安もあるでしょう、一日も早く、普通の生活が戻ることを祈っております。