犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

上を向き 洗髪するは 美容室

我ながら、バカなタイトルだこと。

散髪は、月に一回程度。基本、長髪は好きではないので、短く保つようにしている。
ソフトモヒカン、とまではいかないが、側頭部や後頭部は、バリカンで刈り上げてもらう。頭頂の髪は、ハードムースで立てる。
イメージは、「ターミネーター」のシュワルツェネッガー知事である。

ここ10年くらいは、決まった店にいく。
いわゆる、理容店ではない。美容室である。
その店は、客のカルテをとっていて、黙って座れば、スッとカルテが出てくる。顔を覚えてくれていて、「お名前は」と聞かれることもない(新入りクンの場合は、間々そういうこともある)。カルテを見て、「いつも通りで?」と聞かれ、頷くだけで、いつもの髪型にしてくれる。ストレスがない、いい店である。

値段は3000円強。高いとも思わない。義弟は、「ボクなんか、駅前の1000円の散髪屋ですよ」と、安いことを殊更自慢気に云うが、頭に3000円くらいかける余裕がなくてどうするのか。1000円は、所詮1000円の仕事である。がさつなオヤジに、ぞんざいに扱われたのではたまらない。

スタッフの大半は男だが、洗髪はおねいちゃんがしてくれる。理容椅子のリクライニングを倒し、仰向けの状態で、やさしく洗ってくれる。女の子の手は柔らかいし、ときたまいい匂いが、ウーム、オヤジだなァ。
しかし、うつぶせに頭を押さえつけられて、オヤジのゴツい手で、ボウリングのボールを磨くように、頭を捏ね繰り回されるのとは、比べ物にならない。やはり、美容室、である。

昔、学生の頃、千里中央のセルシーボウルというボウリング場でバイトしていたことがあるが、同じ建物の中にある美容室に散髪にいったことがある。
そこは、スタッフ全員女性で、入るといきなり、「ご指名はありますか?」と聞かれた。いたいけな学生はドギマギしてしまったのでした。

以来、そこには行っていないのだが、今でもあるのかな。シサシブリに行ってみようかな。今なら、もうすこしましな受け答えが出来るだろうがな。髪切りに、千中まで行くのもなぁ。