犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

アジアンというコンビ

日曜昼間の「24時間テレビ」ほどつまんないものはない。困るのは、「たかじんのそこまでいって委員会」までつぶれてしまうことで、まあこれは、ネット局の宿命ともいうべきもので、仕方ないのだろうが。
で、今日は、「MBS新世代漫才アワード」をやっていたから助かった。毎日放送にチャンネルを避難して、見るともなく見ていた。
横になりながら見ていたので、全部をしっかり記憶しているわけではないのだが、決勝に残った3組が、アジアン、NON STYLE麒麟とのこと。それにしても、アジアンってそんなに面白いだろうか。隅田のブスネタは、まあ普通にアリとしても、オレは、このコンビがどうしても好きになれないのだ。今日、漫才を見ていて、その理由がはっきりした。漫才をリードする、ボケの馬場園が、ひとネタ喋るまえに大きく息継ぎをするのだが、これが実に耳障りなのだ。ギャグの切れには見るべきものはあるが、演者としては大きくマイナス。ここの部分が改善されない限り、アジアンというコンビは評価できない。
夏休み最後の大騒ぎ、「24時間テレビ」は、ボロボロになって走るマラソンランナーに、「負けないで」と歌いかける、毎年恒例の迷惑な演出が今年も健在だったが、円広志が宙吊りになって、「夢想花」を歌うという悪ふざけで、みごとに相対化してくれて、そこは楽しかった。息苦しいチャリティーを乗り越える、こういう部分こそ、バラエティとしての「24時間テレビ」の本質だと思う。こういう部分を切り捨てていったら、単なるマスヒステリーになっちゃうもんね。まさに「イグアノドンの卵」だ。


容疑者 室井慎次」を観てきました。
夜の9時前。レイトショウだったけど、初日ということもあって混んでました。
もうひとつのスピンオフ作品、「交渉人 真下正義」のような、スピード感で畳み掛けるようなつくりではなくて、丁寧にツボを押さえていく感じ。室井慎次というキャラクターをしっかり描くことで、新しい「踊る」が出来たように思います。
木内晶子の演技が素晴らしかった。「MOVIE 1」にチョイ役で出ていた彼女がなぁ。ちょっと感慨。

予告編でやっていた、三谷幸喜の新作、「有頂天ホテル」が楽しみ。年明けの公開だそうです。気が早すぎるね。