犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

『アタック・ザ・ガス・ステーション!』

よみうりテレビ「シネマダイスキ」で韓国映画特集をやっている。テレビは常夜灯代わりに、一晩、点けっぱなしにするのだが、夕べ放送の『アタック・ザ・ガス・ステーション!』は、ついつい観てしまった。ひまつぶしにガソリンスタンドを襲った4人組に、色々トラブルが降りかかる、という展開。ネタバレすると、ラストで、4人組はまんまと逃げ延びてしまう。面白いことは面白かったのだが、このラストがどうも気になる。カタルシスがないのだ。映画全編を通して、4人が悪逆非道に過ぎて、感情移入しきれないのだ。4人にはそれぞれ、挫折やトラウマがあり、それが回想としてインサートされる。彼らが今、自暴自棄に暴れまわっているのには、理由がある、というわけだが、そう理由付けをされても、その行動を正当化できるほどの「可愛げ」が感じられない。画面から怨念のようなものが滲み出ていて、それが、オレの体質に合わないだけなのかもしれないが、どうも、素直に楽しめなかった。もっとスコンと抜けた明るさが欲しかったなぁ。連想ゲームとか、出前部隊とか、バカッぽい断片も結構あったんだから。
うーん、口直しに、久しぶりに『猟奇的な彼女』でも観直すかな。あの映画は、明るくて切なくて、幸せな物語だもんなぁ。


いよいよゴールデンウィーク。金曜の「みどりの日」は、仕事で休出。土曜は色々やった。朝一番でタイスケを動物病院へ連れて行き、狂犬病の予防接種とフィラリアの検査。\22,900也。毎年のことながら、高いなぁ。犬の保険ってありませんか。
夜まで家にいて、23時前のレイトショウを観に行った。『Shall we Dance?』 周防正行監督のオリジナル版は、実は観ていなくて、DVDで観てからハリウッド版を、とも思っていたのだが、どこ行ってもレンタル中なので諦めた。今週金曜、日テレで放映するみたいなので、そこで観よう。で、ハリウッド版の感想だが、オリジナルを観てから比較して、ブログ「犬と暮らす人」(http://d.hatena.ne.jp/pearlrice/)の方に書くことにします。興味のある方は、金曜以降に、そっちにいらしてください。
今日は出勤だが、明日から6連休にしている。天気も回復するらしいので、遠出でもするかな。で、土曜になったら、『交渉人 真下正義』だ。またレイトショウに行くことになるでしょう。いやあ、楽しみ楽しみ。