犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

高槻ジャズストリート2014

高槻ジャズストリート2014。今年も2日間のお祭りが、無事に終了致しました。

2006年に音楽に戻って来て、2007年から通い出し、2010年に初出演、2011年はクジに外れたけど、2012年から連続で濃ゆいライブを体現してきたジャズスト。
今年は、新たな扉は開かれるは、もんのすげく懐かしい再会は重なるは、感慨深い出来事はあるはで、ハレの魔力に爪の先まで痺れてしまうような2日間だった。この余韻は深い。

これから、長い長い日記を綴って、その痺れを少しづつ解きほぐしていこうか。

先ずは祭りの前。5月2日から。

金曜日なので、カレンダーとしては平日。普通に出勤日なのだが、オレの抱えている作業はひと先ず落ち着いているので、全休にした。夕方からリハの予定を入れていたのだが、少し早めに梅田に出て、茶屋町NUの石橋楽器に寄る。
今年のジャズストは2枠出演。ひとつはボーカルさんとのデュオ、もうひとつはピアノとギターのデュオ。これにそれぞれ2本づつ、計4本のギターを使おうと云う計画を立てていたので、切替器を物色するつもりなのだ。
見積もっていた、BOSSのABセレクタは見当たらず、店員のにーちゃんに問い合わせると、「これも切り替えに使えますよ」と出してきたのが、CAJのX.SELECT。予算はオーバーするが、2IN-1OUTとか1IN-2OUTとかLOOPとか、色々使えるみたいなので(使う機会があるかどうかは別にして)、エフェクタボードと一緒に購入。何気に、エフェクタボードも初購入なのよね。

その後、ABCマートでデッキシューズなんかも物色したが、荷物にもなるのでこれは諦めて、福島・STUDIO NECOへ。3年連続、JK高槻の最終枠を飾る「魔竿と魔る」の相方、魔竿ちゃんと再会。
このユニットは毎年、お互い持ち出すネタをお互い面白がって乗っかることで、グルーヴが生まれる。それもこれも、魔竿ちゃんのHPの為せる業。ヒューレットパッカードぢゃないよ。
2時間楽しくリハをして、その後、福島駅から少し西に行った環状線高架下にある「しちりん焼肉 若葉屋」へ。リハ明けホルモンに、岩崎塾は少し遠過ぎるので、一昨年の怪談の会の打ち上げに寄ったこの店にしたのだった。
約2時間、飲んで食って、魔竿ちゃんはNECOへリハに戻り、オレは帰宅。新兵器の切替器の動作確認を済ませ、祭りに備える。

5月3日。土曜。快晴。

起床は6時。これはデフォルト。初老だから早起き、と云う訳ではない。
とは云え、テレビを点けて、情報番組の音だけ耳にしながら、お定まりの二度寝。動き出したのは9時半過ぎ。3時間半を二度寝とは云えぬ。
身支度を済ませ、何時頃出掛けようかと考えながら、10時半になり、よみうりテレビ「よしもと黄金列伝」に博多花丸・大吉が出ていたのでガッツリ観てしまう。
11時過ぎにようやく家を出た。この日は演奏予定はないのだが、アコギ、K-YAIRIのYD-88は背負って出た。どこで何があるか分かんねーぢゃん。

市バスに乗り、芥川商店街前で降車。アルプラザのステージの前で、PAをしているキクリンを発見。と云う訳で、今年の逢った人一覧5月3日分と参りましょうか。

キクリン
JKカフェ中野さん
みゅーちゃん
真美子
シムさん
スミケン
村口さん
さちよ
なっちゃん
Akira
アメさん
せがわさん
長田さん
井野クン
あかぎしほちゃん
エビちゃん
ドラミちゃん
原和美ちゃん
ナゾさん
RUSH山ちゃん
小柳淳子ちゃん
ラリーさん
いたるクン
マーシャルさん
オカイ
ふじい氏
さゆりちゃん
さほ姐
ルカちゃん
明利さん
アキさん
アコギのミカさん
カズー
ありんこさん
高野さん
蓑輪さん
Pちゃん
まっちゃん
光広さん
ぱくちゃん
かなちゃん
魔竿ちゃん
ザールー
にゃおこさん
若林みわさん
中村公美さん
モカさん
箕作さん
鶴賀クン
棟さん
やっちゃん
荒木さん
ふじたつ氏
栗田さん
ちょくさん
太一
ゲンタ
ジェフ
しのみやクン

それでは3日のレポート。続き。

ぶらぶら歩きながら、先ずはJKカフェへ。ビールを注文し、パンフを見ると、13時から生涯学習センターでJazz AIDだと気付き、慌てて移動。到着時には既にライブは始まっていた。

13:00 Jazz AID 3.11@生涯学習センター

恒例となった、Jazz AIDメンバーのライブ。さっちゃんの進行の巧さはさすがのひと言。
終演後、ロビーに出てアメさんと逢う。アメさんはやっぱり、愛しの淳ちゃんを聴きに、り’あさへ行く、とのこと。オレはAIDメンバーと合流して、昼飯を食いに城北通りへ向かう。
餃子天国は満席だったので、王将へ移動。ピアマータの前に、月いちセッションのホストドラマー、長田さんが居たので挨拶。

王将で昼飯。瓶ビールと餃子2人前。その後、メンバー各々、出演予定、鑑賞予定があるとのことで解散。オレは、特に予定を決めてなかったので、盤石に行ったり、マリンナに行ったり、あてどなく彷徨う。
盤石前では、津軽三味線のいたるクンと再会。去年のオーラスジャムセッションで、尺八の小林鈴勘さんとの和楽器バトルが懐かしい。

炭摂屋の前で焼き鳥を買う。何気に初めて。なぞちゅさんとドラミちゃんが居て挨拶すると、一緒に居たのが、なんとも懐かしい、大原和美ちゃん。5~6年振りだろーか。そして、どーしてもこの質問になってしまった。「そもさんってどうしてるか、知ってる?」 昔、そもさんと和美ちゃんって、よく一緒にライブしてたもんなぁ。

センター街を歩いていると、ジュピターの前で蓑輪さんと逢う。「これから、ダイアン・シューアとのリハなんや。彼女のスコア、コード一切書いてないんや、3ページくらい、びっしりフレーズが書いてあって、それでコード読み取るんや」 いいなぁ、蓑輪さん、すげー楽しそう。

城北通りを南下し、現劇へ向かう。喫煙所で煙草を吸っていると、シムさんとかぱくちゃんとかかなちゃんとか魔竿ちゃんとかにゃおこちゃんとかモカちゃんとか箕作さんとかと遭遇。ザールーに至っては、「しまった、見つかった」とほざく始末。かくれんぼか。

ここからは、現劇展示室で2連荘。

19:00 若林みわ(Vo)駿府4@高槻現代劇場文化ホール2F展示室

魔竿ちゃん、にゃおこちゃんが静岡から連れてきた、若林みわさん(Vo)、中村公美さん(Ts)とのカルテット。神戸のボーカルコンテストでクイーンになったみわさんのパワフルなボーカル、小柄でキュートなルックスなんだけどおっとこ前なテナーを吹く公美さんと、まぜ危の二人の楽しいライブ。

そして、次の枠が大好きな大好きな、かなカル!

20:00 高原かなカルテット@高槻現代劇場文化ホール2F展示室

マリンナで大騒ぎしたのは2009年。mixi日記にも書いていた。当時は「高原かな四重奏団」と云う名前でエントリしてたっけ。もう5年も前なのかー。
どんどんカッコ良くなっていくかなカル。

21時に現劇を出る。陽はとっぷりと暮れて、さすがに肌寒い。2008年に、城跡公園で夜明かししたことなんかを思い出す。
阪急駅前に戻り、CoCo壱でカレー食って、ナッシュビルウェストへ。

22時 川上弦太バンド@ナッシュビルウェスト

ゲンタのきれきれサックス、太一の爆音ギター、Akiraっちの秘密兵器Nord、ちょくさんの攻めまくりのドラム。ベースの方は面識がないのだが、この人のプレイも壮絶。お祭りにはやっぱ、爆音バンドが必須。

1日目はこれで帰宅することにした。明日の準備もあるので、なってったって、ライブ2本でギター4本使うのよ。バカだねー。
阪急駅前は混んでいたので、JRまで戻り、そっからタクシー。コンビニに寄ってから家到着。シャワーを浴び、おにぎり食って、寝る前に機材の準備だけは済ませ、この日はタイガースが負けたので「虎バン」は観ずに1時頃就寝。

5月4日。日曜。快晴。

1時に寝たのに5時には目が覚める。初老だからではない。デフォルトなのだ。仕様なのだ、早起きは。

先ず、自室に纏めておいた機材一式を、玄関前まで降ろしておく。シャワーを浴びて、ブルーレイレコーダで「ルーズヴェルト・ゲーム」の録画予約をセッティング。コーヒーを飲み、身支度だのなんだの色々するうちに「サンデープロジェクト」が始まる。
9時前に機材を車に積んで出発。かなり早い時間なのだが、先ずは清福寺のセルフスタンドで給油。
JTの横を抜け、JR西口の地下隧道を潜って、桃園の手前で左折、阪急の高架に沿って駅前、京阪バスの乗り場からイナイチへ抜ける道を、大阪王将で右折、イナイチからの侵入道、Billie'sの前を通り、からふね屋で左折、BIRDでライブするミュージシャンの御用達、12時間1200円のコインパーキングに到着。18時のBillie'sのライブに向かうのに、一番好都合。

まだ10時前なので、お祭り2日目は動き出す前。JRまで戻って、グリプラのドトールで休憩。アイスハニーカフェラテ、アメスピを数本。

「早い時間はグラウンドに向かえ」の格言に従い、市民グラウンドへ。途中、城北通り商店街で、JKカフェの中野さんに逢った。と云うことで、2日目の逢った人一覧。

JKカフェ中野さん
ちょくさん
Billie'sくりすさん
ダンカンさん
エビちゃん
優羽ちゃん
キクリン
諸富ゆうこりん
石川ちあきさん
ぐっさん
ゲンタ
エイタくん
魔竿ちゃん
Route171ういりさん
ふじい氏
さほ姐
さゆりちゃん
理恵子ちゃん&赤ちゃん
ぱくちゃん
明利さん
アキさん
くらさん
のりブー
ゆかんちゃん
阪井楊子さん
さーやさん
ありんこさん
加納ホシ子
テバさん
クリやん
佐々木クン
玉田みねこさん
上村さん
よっちゃん
ココちゃん
バーキン
オカイ
福田クン
丹羽さん
飛高クン
佐藤さん
Pちゃん
ヌマピー
Akiraっち
nikoちゃん
竹田ももすけ
岡田さん
坂井さん
開田しんぺー
RUSH山ちゃん
RUSH真奈美ちゃん
にゃおこちゃん
ケンケン
高木さん
高野さん
江田さん
津隈さん
なっちゃん
西尾クン
あたおさん
山下さん
ザールー
太一
せがわさん
ずーしみ
バウアー
カズー
ゆうきクン
ルカちゃん
若林みわさん
中村公美さん
れさま
田原さん
中村芳春クン
かおりん
ラーメン王子広大

さて、市民グラウンドには毎年、フリーマーケットが出ていて、何がしか必ず、楽器を扱う店がある。今年は、シガーボックスギターと云う、葉巻ケースの廃物利用の手作りギターなんかを作ってるらしい工房のコーナーがあって、「ギターの1~4弦のチューニングなんですよ」と云うので、ちょっと試奏させてもらう。ウクレレみたいな感じ。枚方の家具団地の辺りにある工房だそうです。

阪急駅前まで戻り、大阪王将で餃子2人前に瓶ビール。この日は1本で済みました。ホメて下さい。
ダンカンさんに逢いたかったので、DukeBarまで戻る。店に入るとリハーサル中。カウンターに付くとエビちゃんがやって来る。リハを終えたダンカンさんと少し話す。今年は本番で英語の歌を唄うので、その難しさを実感してますと教えを乞うと、「歌詞を手で書くこと。それから訳してみること」と仰った。そうだよね、意味が掴めないと、歌詞って入らないよね。まして英語なんだものな。
ライブ開始直前にお袋からケータイに入電。JR駅前まで出て来たとのこと。1曲目の途中で失礼して、お袋をピックアップに松坂屋へ向かう。
オレのライブは18時なのだが、昼過ぎに出て来たのは訳があった。ぶらぶらとRoute171へ向かう。

13時過ぎに到着。中ではふじい氏とさほ姐のライブ中だったが、ゲンタ&ぐっさんと、そのジュニア、エイタくんにお袋は逢いたいのだった。一昨年、付き合ったばかりのゲンタとぐっさんと、このRouteでお袋は邂逅しているのだ。酔ってベロベロで進行を妨げるだーさわとオレのライブ中の醜態を、お袋に愚痴られたのがゲンタだったのだよなぁ。

14:00 ママでもジャズ@Route171

2年前は諸富ゆうこりんとぐっさんのデュオ。今回はベースに石川ちあきさんが加わった。
上に上がって煙草を吸っていると、ここで思わぬ再会。理恵子ちゃんが娘ちゃんを連れてやってきた。関ジャズとか超初心者とかコーヒーハウス井戸とか、演奏も聞いたしセッションもしたなぁ。1歳になったばかりと云う娘ちゃんはオレを見て泣き出した。そんなにコワいですかそーですか。

少し早めに引き上げて、パンフを見て気になっていた枠を聴きに炭摂屋へ向かった。この日も焼き鳥を買う。もも焼きが旨い。
通りがかった、テバサキさんと奥さんに挨拶。しばらくすると加納ホシやんが前を通る。もちろんそうなのだ。ホシやんが出る枠なのだ。シサシブリーと挨拶を交わし、ホシ子はそのまま去っていく。アレ? 次の枠、キミぢゃないのかオイ?
前枠のブルースデュオの演奏が終わり、次の準備が始まる。現れたのは、やはりクリやん、栗原ゆかこだった。「星子と栗子」 この「栗子」って、クリやんかなぁ? とパンフを見たときから思っていたのだ。彼女も、関ジャズ、超初心者時代の音楽仲間。
結局加納ホシやんは、赤いレンタサイクルを調達に行っていたらしい。チャリ転がして戻ってきた。テバさんと道を挟んだ向かい側で聴く。

16:00 星子と栗子@炭火料理 炭摂屋

準備中、「おとさん! ピアノの音が出ない! ちょっとライン見て下さい!」と頼まれる。慌てて中に入り、エレピから繋がるシールドを確認。ラインに入っておらず、使えそうなところに差してレベルを上げた。MCマイクの方も確認して引き上げ。オレ、なにやらされてんだ。
ジャズストの課題ではあるよなぁ。炭摂屋のような会場では、店員はPA触れないし、PA触れるボランティアも人数限られてるし、常駐出来る訳でもないし。オレはギターで、大抵はアンプ持ち込むから、あまり不自由は感じないんだけど。でも去年、こなもんBarでやった美紀さんのバンドでは、アンプ直のオレのギターの音だけ、とびぬけてデカかった。こなもんBarと云うハコが、デュオとかなら未だしも、爆音でないバンドには向かないと云うことなのだ。
とまれ、数年振りの再開と、なんかワチャワチャした感じが懐かしかったス。

で、いよいよ1本目のライブの準備に入る。駐車場に戻り、使う機材を先ずは外に出し、ヤイリのYD-88、アイバニーズのエレガットをチューニング。ギター2本と、アンプと、エフェクタボードと、譜面台と、ギタースタンドを抱えて、Billie's Bounceへ。
非常階段の出口の機材置き場に入り、エフェクタボードを開け、切替器とギターシールドと電源の配線を済ませておく。
前枠のライブも終了。相方バーキンも衣装を着替えてやってきて、客出しのあとセッティング。お袋とか、すっかり酔っぱらっている音楽仲間とか、お客さんも沢山入って頂き、2年連続、Billie's Bounceでのライブ、スタート。

18:00 バーキンおとさん@Billie's Bounce

バーキン由香(Vo)
おとまるつよし(Gt)

セットリスト。

As Long As I Live
The Boy(Girl) From Ipanema
Under A Blanket Of Blue
月の舟
We'll Be Together Again
P.S. I Love You
恋のひとこと(Something Stupid)

「かんぱーい!」の発声でスタートしたライブは、オレの中で、バーキンと云えばコレ! って感じの「As Long As I Live」で始まり、イパネマではくらさんの客席からのリコーダーシットインがあり、池田聡の「月の舟」はカポを使いたいと云うことでアコギに持ち替え、客席の真ん中では、酔っぱらいの音楽仲間共の宴会状態と云う始末で、とにかく楽しかった。
そして、今年のジャズストを迎えるに当たって、オレの中での通しテーマが「大滝詠一追悼」なのであった。オーラス「恋のひとこと」は、ナンシー・シナトラ&フランク・シナトラの親子デュエットで、全米№1となった曲。竹内まりやが2003年に出した「Longtime Favorites」と云うアメリカンポップスのカヴァーアルバムの中で、大滝詠一とデュエットした曲でもある。大滝さんの、CDとなった最後の録音、と云うことになる(オリジナルアルバムは1984年の「EACH TIME」、シングルも2003年の「恋するふたり」以降、新譜は出て居りませんからねぇ)。
バーキンに提案してから、オレ自身も歌詞を先ず入れねばならず、iPhoneに入れた音源を1曲リピートで数十回では利かない回数、繰り返し繰り返し聴き続け、鼻歌でも出てくるような状態にしてから、今度はギターを持って弾き語り出来る状態にせねばならず、この数か月はもう必死だった。いやー、テンポかなり速かったけど、手拍子も頂けて、なんとか山は乗り越えました。やれやれ。

機材を一旦車に戻して、BIRDの下の銀次で、バーキンとnikoちゃんと打ち上げ。氷点下黒ビールが胃に沁み込む。
1本目ライブ終了の記事をFBに挙げると、これまたシサシブリの開田しんぺーがコメントを入れてくれた。RUSHに居ると云う。打ち上げを終えたタイミングで、先ずは車を移動。一番理想は、JK高槻のすぐ傍の、6時間1000円のコインパーキングがよかったのだが、さすがにそこは満車。斜向かいに、完全従量制のがあったので、一旦そこに入れる。
RUSHに向かって、やはり数年振りにしんぺーと再会。帰阪してから、仕事が忙しくてなかなか音楽出来ないと云うしんぺー。mixiコミュ「ジャズバンドやろうぜ! 関西」の管理人なのだもの、来年はジャズバンドやろうぜ!

しんぺーと別れて、マリンナへ向かう。2010年、ジャズスト初出演を、共に果たした店に、ヌマピーが新たなバンドでジャズスト復帰、となれば、応援しに行かねばならぬ。
店の前でヌマピーに、先ずはBillie'sに来てくれたお礼。しかし感慨深いなぁ。フサヱバンドと対バンもしたんだよな。今回、編成は少し変わっているけれど。
自分のオーラスライブの準備と、もう一人、今年からジャズスト初参戦の大物のメインバンドを観なければならないので、失礼してナッシュビルへ向かった。もちろん! あの! SKB47!
出落ちの感のあるメイクばりばりのせがわさん。ジュディ・オング「魅せられて」で一挙に店の空気を変える。真剣にふざける。これはパフォーマンスの真髄だよ、絶対。

そして次のスイッチが入る。JK高槻へ。直下のパーキングが空いていたので、すぐに車を移動。使うギター、ギブソンES-165と、エピフォン・カジノを出してチューニング。ひと枠前で待機していたあたおさん、山下さんと挨拶して、オレも店の下でスタンバイ。22時半頃に相方・魔竿ちゃんも、静岡メンバーも連れてやって来た。SKBのトラのドラムを終えたザールーも合流。そして23時。3年連続の、オーラスライブ!

23:00 魔竿と魔る@JK高槻

魔竿(Pf)
おとまるつよし(Gt)

セットリスト

My Funny Valentine
Michelle
(ここからルーザー、カホンでシットイン)
ほうろう
Route 66(ゲストVo:若林みわ)
びんぼう

Ec,

Now's The Time(ゲストVo:若林みわ)
夢芝居(Vo:魔竿ちゃん)

2年前、魔竿と魔る初登場の時のコンセプト「Under Cullentごっこ」の、バラードでない「My Funny~」から始まり、レノン-マッカートニーの「Michelle」、ザールーがシットインしてからは、小坂忠の「ほうろう」を唄い、みわさんに「Route 66」を唄ってもらい、そして、通しテーマ「大滝詠一追悼」で、はっぴいえんど在籍時のファーストアルバム「大瀧詠一」から「びんぼう」! お客さんをコーラスで煽って、ラストは魔竿ちゃんのキレキレのピアノソロもあって、大団円!
と思ったら。
思わぬアンコールがかかり、何も予定していなかったのだが、ちょっと思いついたことがあったので、Fブルースでみわさんにもスキャットで入ってもらうことにする。オレはギグバックから小道具を取り出す。Bbのブルースハープ。ここんとこ、C、F、G、そしてBbは常備しているのだ。
なんちゃってベンドでハープを吹き散らかし、みわさんにスキャットしてもらい、ザールーとバースで遊んでもらい、魔竿ちゃんはいなたくピアノソロ、ラストはなんとなく「Now's The Time」のテーマになった。いやー、これでホントに大団円!
と思ったら。
酔っぱらった諸富ゆうこりんが「もっと唄ってー!」と騒ぎだし、逆に「夜桜お七」(だったっけかな? よく覚えてねーや)を唄わせたら「無理ー!」と云って逃げ、そしたら魔竿ちゃんが「夢芝居」を唄い、ホントのホントに大団円となった。
オレの口んなかは、ひび割れた干ばつ地帯か!ッてくらいにカラッカラに乾いていた。
オーラスライブは3年目で、新たな段階に進化したのであった。福生の仙人、大滝詠一師匠に黙祷。

で、その後は、RUSHの向かいの和民で、高橋夫妻、岡井夫妻、西村夫妻、田原夫妻等々と、朝3時まで打ち上げた。独身者は、ラーメン王子と静岡のテナー女子と、高槻の初老のシステムエンジニアのみであった。

2日間、街は姿を変え、人と音が溢れるカオスとなる。
このたった2日間の顔が、「高槻」と云う街を語るキーストーンになっている。

毎年、思い至るのだが、市民は、ハレの2日間と、ケの363日間の、二つの顔を知っている。オレもその一人だ。

次の2日間を待つケの363日。
力を撓めて。
ココロを強く持って。

高槻ジャズストリート2014に関わった全ての皆さん。
お疲れ様でした。
ありがとうございました。

また来年も、この街で逢いましょう。