犬と暮らす人

2011年1月まで、ラブラドール・レトリーバー「タイスケ」と暮らしていた、表はフリーのシステムエンジニア、裏はなんちゃってジャズギター弾きの日常。

面白い方が面白い

結果の集積が過程なのか。
過程の断面が結果なのか。

何れにせよ、賽を投げなければ、ものごとは始まらない。

イヤ違う。
選ぶと云う賽か選ばないと云う賽か。投げることは投げるんだよ。
オレたちは賽を投げ続けるのだ。

それなら常に、面白いと感じられる方に投げるのが面白い。
面白い方が面白い。
オレはこんな無限ループなら大歓迎だ。

颱風がジリジリ迫る週末、8/8の金曜日、2年振りの、梅田・いんたーぷれい8での山下洋輔ライブ。
8/8の、はちママの誕生日には、必ずはちにやって来る洋輔さんのライブは、去年は体調を崩されたことで行われなかった。
それだけに、今年のライブの、何と待ち遠しく、何と愉しく、何と感動的だったことか。
また来年の、このライブを観るために、一年仕事を切らずに(オレは契約社員だからね)頑張ろう。

土曜になって、颱風は四国沖の太平洋をモタモタしてやがる。
公共交通が読めないので、一宮在住、関西うたものバンドのボーカル、ぺぇさんは日曜のライブの為に、車でやって来た。
セブンイレブンのサービス券があったので、500ml缶のプレモルと金のビール6缶、近所のセブンで買い込んで、ぺぇさんとオレはライブの前夜祭。はちママと同い年、昭和8年生まれのお袋は、昭和7年生まれのぺぇさんのご母堂と同じ名前の「節子」
しかも、彼方は五条大宮、此方は醒ヶ井万寿寺と、少女時代を近所で過ごし、おそらく堀川端ですれ違って居たのではないかと、矢鱈と話に花が咲いた。
お袋が、じいちゃん仕込みの出汁巻きを巻くと、ぺぇさんは「旨い」と眼を丸くし、ふわふわの秘密は片栗粉と知ってもう一つ眼を瞠った。
ぺぇさんのご母堂は、吉野葛を使うと云う。勿論、お袋の実家の仕出し料理屋では吉野葛を使っていた。一般の家庭では吉野葛はなかなか手に入らないので、ウチでは代わりに片栗粉を入れるのだ。

ぺぇさんがお袋を気に入ってしまって、三人でガブガブ飲んだので、買い込んだ500ml缶は半分も残らなかった。明日はライブだと云うのにね。

8/10、日曜。夜の間に日本海へ抜けて欲しかった颱風は、まだ瀬戸内海でイジイジして居た。8時にBIRDに入り、セッティングとリハ。雨足は次第に強く成り、スタート予定時間の13時には暴風雨だ。
それでも多くのお客様がいらっしゃって下さり、20分遅れで幕は開いた。
オレは先ず、はっぴいえんどの「風をあつめて」を唄った。こんな曲、選曲したから颱風が来ちまったンだろーな。
(このネタは、MCでもウケた。)
飽くまで大滝詠一に拘って、それこそ「颱風」なんて唄ったら、高槻直撃してたかもしんないね。

♪あたりはにー わかにーかー きくーもりー♪

全39曲! あ、これは当初の予定で、4曲増えたから43曲か。
リーダー、ZEL兄鈴木さんの、FBタイムラインから拝借。セットリストで御座います。

【1st】

1.若者たち(インスト)
2.学生街の喫茶店
3.銀の雨
4.青葉城恋唄
5.フェリー埠頭
6.私はピアノ
7.風をあつめて
8.冬が来る前に
9.わかってください
10.ジョニーへの伝言
11.友よ
12.朝陽の中で微笑んで
13.出航
14.幸せのランプ
15.竹田の子守唄
16.帰ってきたヨッパライ
17.走れコータロー

【2nd】<弾き語りコーナー>

18.前夜
19.悲しくてやりきれない
20.道化師のソネット
21.神田川
22.狼になりたい
23.母に捧げるバラード
24.化粧
25.花嫁
26.精霊流し
27.無縁坂
28.親父の一番長い日

【3rd】

29.ハチのムサシは死んだのさ
30.傘がない
31.また君に恋してる
32.俺たちの旅
33.想い出がいっぱい
34.未来へ
35.関白宣言~関白失脚
36.結婚しようよ
37.愛はかげろう
38.真夜中のドア
39.サボテンの花
40.悪女
41.冬の稲妻
42.チャンピオン
43.万里の河
44.防人の歌

(アンコール)

45.翼をください

アレ、アンコール入れたら45曲もあるぞ? 「若者たち」も入れてるからか。

オレは6曲唄い(7.11.18.19.27.36)、1曲コーラスし(25)、伴奏は32曲入って(2.3.4.6.8.9.10.12.13.14.15.16.17.23.25.27.29.30.31.32.33.34.35.37.38.39.40.41.42.43.44.45)、ほぼ出突っ張り。
13時20分から、途中休憩を入れながらとは云え、19時前まで、大方6時間もの長尺となったマラソンライブ!

一つ、恨めしいのは、2ndの頭の2曲、「前夜」「悲しくてやりきれない」については、かなりがっつりMCを入れて、気持ちも込めて唄ったのに、ICレコーダのrecボタンを押し忘れて、どちらも録音し損ねたこと。肝心な時にはいつもこうなんだ。

とまれ、関わった全ての皆さん、本当にありがとうございました。

祭りの後。
機材を車に積み込み、ぺぇさんと帰宅。ウチに停めてあったぺぇさんの車に乗り換えて再び駅前へ出た。
このまま一宮へ帰るぺぇさんと固い握手を交わし、別れた後、打ち上げに合流した。
今回のライブで、また新しい関係が拡がった。それは、投げ続ける賽を、全て面白いと思える方に選んだ結果だ。

面白い方が面白い。

もう、これから先はこれで行く。
賽は投げ続けるのだ。
投げないと云う選択はないのだ。
だったら、面白い方を投げてやる。

大人の音なのpresents 第4回太融寺フォークジャンボリー

半年に1回のお楽しみ、いんたーぷれい8での、

「大人の音なのpresents 第4回太融寺フォークジャンボリー

が、無事に終了致しました。

 

今回、開催までに色々と紆余曲折がありましたが、参加してくれたミュージシャンの皆様、応援してくれた仲間の皆様に支えられ、なんとかお届けすることが出来ました。感謝感激。

 

それでは恒例、今回のラインナップです。

 

川上弦太 ピアノ弾き語り

 突然の贈り物(大貫妙子
 アイ(秦基博

 エイリアンズ(キリンジ

 

中尾太一 ギター弾き語り

 初恋(村下孝蔵
 ワインレッドの心(安全地帯)
 リバーサイドホテル(井上陽水
 硝子の少年(Kinki Kids

藤沼宏一 ピアノ弾き語り

 時代(中島みゆき
 good-bye day(来生たかお
 ダンスホール尾崎豊

大人の音なの(夏目直人/おとまるつよし)

値上げ(高田渡)※なのたんボーカル
抱きしめたい(はっぴいえんど)※おとまるボーカル
四年目の秋(浜田省吾)※なのたんボーカル
それはぼくぢゃないよ(大瀧詠一)※おとまるボーカル
俺らの家まで(長渕剛)※なのたんボーカル
びんぼう(大瀧詠一)※おとまるボーカル

 

ボクの選曲は、今年のジャズストに続き、「大滝詠一追悼」と云うテーマで、はっぴいえんどと大滝さんのソロ作品で統一しました。特に「抱きしめたい」を唄えたのが嬉しかったなー。

 

古いセッション仲間でもあるヌマピー氏にとっては、東京転勤前の最後のライブと云うことで、なんか大団円って感じでしょうか。大団円は再来週の「今夜は最高!」かな。

 

とまれ、また半年後に、色々考えてお贈りしたいと思って居ります。乞うご期待。

高槻ジャズストリート2014

高槻ジャズストリート2014。今年も2日間のお祭りが、無事に終了致しました。

2006年に音楽に戻って来て、2007年から通い出し、2010年に初出演、2011年はクジに外れたけど、2012年から連続で濃ゆいライブを体現してきたジャズスト。
今年は、新たな扉は開かれるは、もんのすげく懐かしい再会は重なるは、感慨深い出来事はあるはで、ハレの魔力に爪の先まで痺れてしまうような2日間だった。この余韻は深い。

これから、長い長い日記を綴って、その痺れを少しづつ解きほぐしていこうか。

先ずは祭りの前。5月2日から。

金曜日なので、カレンダーとしては平日。普通に出勤日なのだが、オレの抱えている作業はひと先ず落ち着いているので、全休にした。夕方からリハの予定を入れていたのだが、少し早めに梅田に出て、茶屋町NUの石橋楽器に寄る。
今年のジャズストは2枠出演。ひとつはボーカルさんとのデュオ、もうひとつはピアノとギターのデュオ。これにそれぞれ2本づつ、計4本のギターを使おうと云う計画を立てていたので、切替器を物色するつもりなのだ。
見積もっていた、BOSSのABセレクタは見当たらず、店員のにーちゃんに問い合わせると、「これも切り替えに使えますよ」と出してきたのが、CAJのX.SELECT。予算はオーバーするが、2IN-1OUTとか1IN-2OUTとかLOOPとか、色々使えるみたいなので(使う機会があるかどうかは別にして)、エフェクタボードと一緒に購入。何気に、エフェクタボードも初購入なのよね。

その後、ABCマートでデッキシューズなんかも物色したが、荷物にもなるのでこれは諦めて、福島・STUDIO NECOへ。3年連続、JK高槻の最終枠を飾る「魔竿と魔る」の相方、魔竿ちゃんと再会。
このユニットは毎年、お互い持ち出すネタをお互い面白がって乗っかることで、グルーヴが生まれる。それもこれも、魔竿ちゃんのHPの為せる業。ヒューレットパッカードぢゃないよ。
2時間楽しくリハをして、その後、福島駅から少し西に行った環状線高架下にある「しちりん焼肉 若葉屋」へ。リハ明けホルモンに、岩崎塾は少し遠過ぎるので、一昨年の怪談の会の打ち上げに寄ったこの店にしたのだった。
約2時間、飲んで食って、魔竿ちゃんはNECOへリハに戻り、オレは帰宅。新兵器の切替器の動作確認を済ませ、祭りに備える。

5月3日。土曜。快晴。

起床は6時。これはデフォルト。初老だから早起き、と云う訳ではない。
とは云え、テレビを点けて、情報番組の音だけ耳にしながら、お定まりの二度寝。動き出したのは9時半過ぎ。3時間半を二度寝とは云えぬ。
身支度を済ませ、何時頃出掛けようかと考えながら、10時半になり、よみうりテレビ「よしもと黄金列伝」に博多花丸・大吉が出ていたのでガッツリ観てしまう。
11時過ぎにようやく家を出た。この日は演奏予定はないのだが、アコギ、K-YAIRIのYD-88は背負って出た。どこで何があるか分かんねーぢゃん。

市バスに乗り、芥川商店街前で降車。アルプラザのステージの前で、PAをしているキクリンを発見。と云う訳で、今年の逢った人一覧5月3日分と参りましょうか。

キクリン
JKカフェ中野さん
みゅーちゃん
真美子
シムさん
スミケン
村口さん
さちよ
なっちゃん
Akira
アメさん
せがわさん
長田さん
井野クン
あかぎしほちゃん
エビちゃん
ドラミちゃん
原和美ちゃん
ナゾさん
RUSH山ちゃん
小柳淳子ちゃん
ラリーさん
いたるクン
マーシャルさん
オカイ
ふじい氏
さゆりちゃん
さほ姐
ルカちゃん
明利さん
アキさん
アコギのミカさん
カズー
ありんこさん
高野さん
蓑輪さん
Pちゃん
まっちゃん
光広さん
ぱくちゃん
かなちゃん
魔竿ちゃん
ザールー
にゃおこさん
若林みわさん
中村公美さん
モカさん
箕作さん
鶴賀クン
棟さん
やっちゃん
荒木さん
ふじたつ氏
栗田さん
ちょくさん
太一
ゲンタ
ジェフ
しのみやクン

それでは3日のレポート。続き。

ぶらぶら歩きながら、先ずはJKカフェへ。ビールを注文し、パンフを見ると、13時から生涯学習センターでJazz AIDだと気付き、慌てて移動。到着時には既にライブは始まっていた。

13:00 Jazz AID 3.11@生涯学習センター

恒例となった、Jazz AIDメンバーのライブ。さっちゃんの進行の巧さはさすがのひと言。
終演後、ロビーに出てアメさんと逢う。アメさんはやっぱり、愛しの淳ちゃんを聴きに、り’あさへ行く、とのこと。オレはAIDメンバーと合流して、昼飯を食いに城北通りへ向かう。
餃子天国は満席だったので、王将へ移動。ピアマータの前に、月いちセッションのホストドラマー、長田さんが居たので挨拶。

王将で昼飯。瓶ビールと餃子2人前。その後、メンバー各々、出演予定、鑑賞予定があるとのことで解散。オレは、特に予定を決めてなかったので、盤石に行ったり、マリンナに行ったり、あてどなく彷徨う。
盤石前では、津軽三味線のいたるクンと再会。去年のオーラスジャムセッションで、尺八の小林鈴勘さんとの和楽器バトルが懐かしい。

炭摂屋の前で焼き鳥を買う。何気に初めて。なぞちゅさんとドラミちゃんが居て挨拶すると、一緒に居たのが、なんとも懐かしい、大原和美ちゃん。5~6年振りだろーか。そして、どーしてもこの質問になってしまった。「そもさんってどうしてるか、知ってる?」 昔、そもさんと和美ちゃんって、よく一緒にライブしてたもんなぁ。

センター街を歩いていると、ジュピターの前で蓑輪さんと逢う。「これから、ダイアン・シューアとのリハなんや。彼女のスコア、コード一切書いてないんや、3ページくらい、びっしりフレーズが書いてあって、それでコード読み取るんや」 いいなぁ、蓑輪さん、すげー楽しそう。

城北通りを南下し、現劇へ向かう。喫煙所で煙草を吸っていると、シムさんとかぱくちゃんとかかなちゃんとか魔竿ちゃんとかにゃおこちゃんとかモカちゃんとか箕作さんとかと遭遇。ザールーに至っては、「しまった、見つかった」とほざく始末。かくれんぼか。

ここからは、現劇展示室で2連荘。

19:00 若林みわ(Vo)駿府4@高槻現代劇場文化ホール2F展示室

魔竿ちゃん、にゃおこちゃんが静岡から連れてきた、若林みわさん(Vo)、中村公美さん(Ts)とのカルテット。神戸のボーカルコンテストでクイーンになったみわさんのパワフルなボーカル、小柄でキュートなルックスなんだけどおっとこ前なテナーを吹く公美さんと、まぜ危の二人の楽しいライブ。

そして、次の枠が大好きな大好きな、かなカル!

20:00 高原かなカルテット@高槻現代劇場文化ホール2F展示室

マリンナで大騒ぎしたのは2009年。mixi日記にも書いていた。当時は「高原かな四重奏団」と云う名前でエントリしてたっけ。もう5年も前なのかー。
どんどんカッコ良くなっていくかなカル。

21時に現劇を出る。陽はとっぷりと暮れて、さすがに肌寒い。2008年に、城跡公園で夜明かししたことなんかを思い出す。
阪急駅前に戻り、CoCo壱でカレー食って、ナッシュビルウェストへ。

22時 川上弦太バンド@ナッシュビルウェスト

ゲンタのきれきれサックス、太一の爆音ギター、Akiraっちの秘密兵器Nord、ちょくさんの攻めまくりのドラム。ベースの方は面識がないのだが、この人のプレイも壮絶。お祭りにはやっぱ、爆音バンドが必須。

1日目はこれで帰宅することにした。明日の準備もあるので、なってったって、ライブ2本でギター4本使うのよ。バカだねー。
阪急駅前は混んでいたので、JRまで戻り、そっからタクシー。コンビニに寄ってから家到着。シャワーを浴び、おにぎり食って、寝る前に機材の準備だけは済ませ、この日はタイガースが負けたので「虎バン」は観ずに1時頃就寝。

5月4日。日曜。快晴。

1時に寝たのに5時には目が覚める。初老だからではない。デフォルトなのだ。仕様なのだ、早起きは。

先ず、自室に纏めておいた機材一式を、玄関前まで降ろしておく。シャワーを浴びて、ブルーレイレコーダで「ルーズヴェルト・ゲーム」の録画予約をセッティング。コーヒーを飲み、身支度だのなんだの色々するうちに「サンデープロジェクト」が始まる。
9時前に機材を車に積んで出発。かなり早い時間なのだが、先ずは清福寺のセルフスタンドで給油。
JTの横を抜け、JR西口の地下隧道を潜って、桃園の手前で左折、阪急の高架に沿って駅前、京阪バスの乗り場からイナイチへ抜ける道を、大阪王将で右折、イナイチからの侵入道、Billie'sの前を通り、からふね屋で左折、BIRDでライブするミュージシャンの御用達、12時間1200円のコインパーキングに到着。18時のBillie'sのライブに向かうのに、一番好都合。

まだ10時前なので、お祭り2日目は動き出す前。JRまで戻って、グリプラのドトールで休憩。アイスハニーカフェラテ、アメスピを数本。

「早い時間はグラウンドに向かえ」の格言に従い、市民グラウンドへ。途中、城北通り商店街で、JKカフェの中野さんに逢った。と云うことで、2日目の逢った人一覧。

JKカフェ中野さん
ちょくさん
Billie'sくりすさん
ダンカンさん
エビちゃん
優羽ちゃん
キクリン
諸富ゆうこりん
石川ちあきさん
ぐっさん
ゲンタ
エイタくん
魔竿ちゃん
Route171ういりさん
ふじい氏
さほ姐
さゆりちゃん
理恵子ちゃん&赤ちゃん
ぱくちゃん
明利さん
アキさん
くらさん
のりブー
ゆかんちゃん
阪井楊子さん
さーやさん
ありんこさん
加納ホシ子
テバさん
クリやん
佐々木クン
玉田みねこさん
上村さん
よっちゃん
ココちゃん
バーキン
オカイ
福田クン
丹羽さん
飛高クン
佐藤さん
Pちゃん
ヌマピー
Akiraっち
nikoちゃん
竹田ももすけ
岡田さん
坂井さん
開田しんぺー
RUSH山ちゃん
RUSH真奈美ちゃん
にゃおこちゃん
ケンケン
高木さん
高野さん
江田さん
津隈さん
なっちゃん
西尾クン
あたおさん
山下さん
ザールー
太一
せがわさん
ずーしみ
バウアー
カズー
ゆうきクン
ルカちゃん
若林みわさん
中村公美さん
れさま
田原さん
中村芳春クン
かおりん
ラーメン王子広大

さて、市民グラウンドには毎年、フリーマーケットが出ていて、何がしか必ず、楽器を扱う店がある。今年は、シガーボックスギターと云う、葉巻ケースの廃物利用の手作りギターなんかを作ってるらしい工房のコーナーがあって、「ギターの1~4弦のチューニングなんですよ」と云うので、ちょっと試奏させてもらう。ウクレレみたいな感じ。枚方の家具団地の辺りにある工房だそうです。

阪急駅前まで戻り、大阪王将で餃子2人前に瓶ビール。この日は1本で済みました。ホメて下さい。
ダンカンさんに逢いたかったので、DukeBarまで戻る。店に入るとリハーサル中。カウンターに付くとエビちゃんがやって来る。リハを終えたダンカンさんと少し話す。今年は本番で英語の歌を唄うので、その難しさを実感してますと教えを乞うと、「歌詞を手で書くこと。それから訳してみること」と仰った。そうだよね、意味が掴めないと、歌詞って入らないよね。まして英語なんだものな。
ライブ開始直前にお袋からケータイに入電。JR駅前まで出て来たとのこと。1曲目の途中で失礼して、お袋をピックアップに松坂屋へ向かう。
オレのライブは18時なのだが、昼過ぎに出て来たのは訳があった。ぶらぶらとRoute171へ向かう。

13時過ぎに到着。中ではふじい氏とさほ姐のライブ中だったが、ゲンタ&ぐっさんと、そのジュニア、エイタくんにお袋は逢いたいのだった。一昨年、付き合ったばかりのゲンタとぐっさんと、このRouteでお袋は邂逅しているのだ。酔ってベロベロで進行を妨げるだーさわとオレのライブ中の醜態を、お袋に愚痴られたのがゲンタだったのだよなぁ。

14:00 ママでもジャズ@Route171

2年前は諸富ゆうこりんとぐっさんのデュオ。今回はベースに石川ちあきさんが加わった。
上に上がって煙草を吸っていると、ここで思わぬ再会。理恵子ちゃんが娘ちゃんを連れてやってきた。関ジャズとか超初心者とかコーヒーハウス井戸とか、演奏も聞いたしセッションもしたなぁ。1歳になったばかりと云う娘ちゃんはオレを見て泣き出した。そんなにコワいですかそーですか。

少し早めに引き上げて、パンフを見て気になっていた枠を聴きに炭摂屋へ向かった。この日も焼き鳥を買う。もも焼きが旨い。
通りがかった、テバサキさんと奥さんに挨拶。しばらくすると加納ホシやんが前を通る。もちろんそうなのだ。ホシやんが出る枠なのだ。シサシブリーと挨拶を交わし、ホシ子はそのまま去っていく。アレ? 次の枠、キミぢゃないのかオイ?
前枠のブルースデュオの演奏が終わり、次の準備が始まる。現れたのは、やはりクリやん、栗原ゆかこだった。「星子と栗子」 この「栗子」って、クリやんかなぁ? とパンフを見たときから思っていたのだ。彼女も、関ジャズ、超初心者時代の音楽仲間。
結局加納ホシやんは、赤いレンタサイクルを調達に行っていたらしい。チャリ転がして戻ってきた。テバさんと道を挟んだ向かい側で聴く。

16:00 星子と栗子@炭火料理 炭摂屋

準備中、「おとさん! ピアノの音が出ない! ちょっとライン見て下さい!」と頼まれる。慌てて中に入り、エレピから繋がるシールドを確認。ラインに入っておらず、使えそうなところに差してレベルを上げた。MCマイクの方も確認して引き上げ。オレ、なにやらされてんだ。
ジャズストの課題ではあるよなぁ。炭摂屋のような会場では、店員はPA触れないし、PA触れるボランティアも人数限られてるし、常駐出来る訳でもないし。オレはギターで、大抵はアンプ持ち込むから、あまり不自由は感じないんだけど。でも去年、こなもんBarでやった美紀さんのバンドでは、アンプ直のオレのギターの音だけ、とびぬけてデカかった。こなもんBarと云うハコが、デュオとかなら未だしも、爆音でないバンドには向かないと云うことなのだ。
とまれ、数年振りの再開と、なんかワチャワチャした感じが懐かしかったス。

で、いよいよ1本目のライブの準備に入る。駐車場に戻り、使う機材を先ずは外に出し、ヤイリのYD-88、アイバニーズのエレガットをチューニング。ギター2本と、アンプと、エフェクタボードと、譜面台と、ギタースタンドを抱えて、Billie's Bounceへ。
非常階段の出口の機材置き場に入り、エフェクタボードを開け、切替器とギターシールドと電源の配線を済ませておく。
前枠のライブも終了。相方バーキンも衣装を着替えてやってきて、客出しのあとセッティング。お袋とか、すっかり酔っぱらっている音楽仲間とか、お客さんも沢山入って頂き、2年連続、Billie's Bounceでのライブ、スタート。

18:00 バーキンおとさん@Billie's Bounce

バーキン由香(Vo)
おとまるつよし(Gt)

セットリスト。

As Long As I Live
The Boy(Girl) From Ipanema
Under A Blanket Of Blue
月の舟
We'll Be Together Again
P.S. I Love You
恋のひとこと(Something Stupid)

「かんぱーい!」の発声でスタートしたライブは、オレの中で、バーキンと云えばコレ! って感じの「As Long As I Live」で始まり、イパネマではくらさんの客席からのリコーダーシットインがあり、池田聡の「月の舟」はカポを使いたいと云うことでアコギに持ち替え、客席の真ん中では、酔っぱらいの音楽仲間共の宴会状態と云う始末で、とにかく楽しかった。
そして、今年のジャズストを迎えるに当たって、オレの中での通しテーマが「大滝詠一追悼」なのであった。オーラス「恋のひとこと」は、ナンシー・シナトラ&フランク・シナトラの親子デュエットで、全米№1となった曲。竹内まりやが2003年に出した「Longtime Favorites」と云うアメリカンポップスのカヴァーアルバムの中で、大滝詠一とデュエットした曲でもある。大滝さんの、CDとなった最後の録音、と云うことになる(オリジナルアルバムは1984年の「EACH TIME」、シングルも2003年の「恋するふたり」以降、新譜は出て居りませんからねぇ)。
バーキンに提案してから、オレ自身も歌詞を先ず入れねばならず、iPhoneに入れた音源を1曲リピートで数十回では利かない回数、繰り返し繰り返し聴き続け、鼻歌でも出てくるような状態にしてから、今度はギターを持って弾き語り出来る状態にせねばならず、この数か月はもう必死だった。いやー、テンポかなり速かったけど、手拍子も頂けて、なんとか山は乗り越えました。やれやれ。

機材を一旦車に戻して、BIRDの下の銀次で、バーキンとnikoちゃんと打ち上げ。氷点下黒ビールが胃に沁み込む。
1本目ライブ終了の記事をFBに挙げると、これまたシサシブリの開田しんぺーがコメントを入れてくれた。RUSHに居ると云う。打ち上げを終えたタイミングで、先ずは車を移動。一番理想は、JK高槻のすぐ傍の、6時間1000円のコインパーキングがよかったのだが、さすがにそこは満車。斜向かいに、完全従量制のがあったので、一旦そこに入れる。
RUSHに向かって、やはり数年振りにしんぺーと再会。帰阪してから、仕事が忙しくてなかなか音楽出来ないと云うしんぺー。mixiコミュ「ジャズバンドやろうぜ! 関西」の管理人なのだもの、来年はジャズバンドやろうぜ!

しんぺーと別れて、マリンナへ向かう。2010年、ジャズスト初出演を、共に果たした店に、ヌマピーが新たなバンドでジャズスト復帰、となれば、応援しに行かねばならぬ。
店の前でヌマピーに、先ずはBillie'sに来てくれたお礼。しかし感慨深いなぁ。フサヱバンドと対バンもしたんだよな。今回、編成は少し変わっているけれど。
自分のオーラスライブの準備と、もう一人、今年からジャズスト初参戦の大物のメインバンドを観なければならないので、失礼してナッシュビルへ向かった。もちろん! あの! SKB47!
出落ちの感のあるメイクばりばりのせがわさん。ジュディ・オング「魅せられて」で一挙に店の空気を変える。真剣にふざける。これはパフォーマンスの真髄だよ、絶対。

そして次のスイッチが入る。JK高槻へ。直下のパーキングが空いていたので、すぐに車を移動。使うギター、ギブソンES-165と、エピフォン・カジノを出してチューニング。ひと枠前で待機していたあたおさん、山下さんと挨拶して、オレも店の下でスタンバイ。22時半頃に相方・魔竿ちゃんも、静岡メンバーも連れてやって来た。SKBのトラのドラムを終えたザールーも合流。そして23時。3年連続の、オーラスライブ!

23:00 魔竿と魔る@JK高槻

魔竿(Pf)
おとまるつよし(Gt)

セットリスト

My Funny Valentine
Michelle
(ここからルーザー、カホンでシットイン)
ほうろう
Route 66(ゲストVo:若林みわ)
びんぼう

Ec,

Now's The Time(ゲストVo:若林みわ)
夢芝居(Vo:魔竿ちゃん)

2年前、魔竿と魔る初登場の時のコンセプト「Under Cullentごっこ」の、バラードでない「My Funny~」から始まり、レノン-マッカートニーの「Michelle」、ザールーがシットインしてからは、小坂忠の「ほうろう」を唄い、みわさんに「Route 66」を唄ってもらい、そして、通しテーマ「大滝詠一追悼」で、はっぴいえんど在籍時のファーストアルバム「大瀧詠一」から「びんぼう」! お客さんをコーラスで煽って、ラストは魔竿ちゃんのキレキレのピアノソロもあって、大団円!
と思ったら。
思わぬアンコールがかかり、何も予定していなかったのだが、ちょっと思いついたことがあったので、Fブルースでみわさんにもスキャットで入ってもらうことにする。オレはギグバックから小道具を取り出す。Bbのブルースハープ。ここんとこ、C、F、G、そしてBbは常備しているのだ。
なんちゃってベンドでハープを吹き散らかし、みわさんにスキャットしてもらい、ザールーとバースで遊んでもらい、魔竿ちゃんはいなたくピアノソロ、ラストはなんとなく「Now's The Time」のテーマになった。いやー、これでホントに大団円!
と思ったら。
酔っぱらった諸富ゆうこりんが「もっと唄ってー!」と騒ぎだし、逆に「夜桜お七」(だったっけかな? よく覚えてねーや)を唄わせたら「無理ー!」と云って逃げ、そしたら魔竿ちゃんが「夢芝居」を唄い、ホントのホントに大団円となった。
オレの口んなかは、ひび割れた干ばつ地帯か!ッてくらいにカラッカラに乾いていた。
オーラスライブは3年目で、新たな段階に進化したのであった。福生の仙人、大滝詠一師匠に黙祷。

で、その後は、RUSHの向かいの和民で、高橋夫妻、岡井夫妻、西村夫妻、田原夫妻等々と、朝3時まで打ち上げた。独身者は、ラーメン王子と静岡のテナー女子と、高槻の初老のシステムエンジニアのみであった。

2日間、街は姿を変え、人と音が溢れるカオスとなる。
このたった2日間の顔が、「高槻」と云う街を語るキーストーンになっている。

毎年、思い至るのだが、市民は、ハレの2日間と、ケの363日間の、二つの顔を知っている。オレもその一人だ。

次の2日間を待つケの363日。
力を撓めて。
ココロを強く持って。

高槻ジャズストリート2014に関わった全ての皆さん。
お疲れ様でした。
ありがとうございました。

また来年も、この街で逢いましょう。

初老の抵抗 新年の決意

2010年の夏から秋にかけて、奈良の大和郡山にある大手家電メーカーS社の工場で、複合機の内臓制御ソフトの開発を担当していた。高槻から、JRで梅田~環状線で鶴橋~近鉄奈良線で奈良~路線バスで大和郡山と云う通勤ルートは片道2時間半、朝は5時半起き、6時過ぎには家を出る毎日だった。

このとき、ケータイのアラームを5時半に合わせて起きていたのだが、この習慣が身に付いていて、今でも5時半に一度アラームを鳴らし、テレビを点け朝のワイドショウをうとうとしながらチェック、6時半にもう一度アラームを鳴らして起きだし、顔を洗い歯を磨き、朝飯を食って7時15分頃家を出るのがここ最近のルーティーンになっている。

さて、2014年も明けて7日経った訳だが、早速凹むことばかり続いている。元日の夜、すき焼きを食いビールを飲んでいたら、左の足の親指の付け根が疼き出した。ここ1年くらい治まっていた痛風だ。正月休みだから近所の内科も開いておらず、仕方が無いのでロキソニンを飲み水を大量に飲んでどうにかこうにか誤魔化した。
血圧の方も上が160、下が110辺りで小康状態、降圧剤もあと1週間分しかない。日曜に梅田のALWAYSに、ZEL兄鈴木さん声掛けの新年会に出掛けたのだが、後半のセッションで騒ぎまくったら、電池が切れて、体の節々は痛むし、折角の楽しい新年会だったのに、帰路ではどんよりしていた。月曜、それでも仕事はのんびりと様子を見ながら出来たことが幸いだったところか。

考えてみれば、昨年9月で48歳になった。今入っている現場は、丁度10年前、別の案件で開発に参画したN社で、当時は37歳~38歳、まだまだいくらでも無理が利いた。日曜の関空発羽田行きの最終便に乗り、定宿にしていた大田区東糀谷の東横インにチェックインし、明けて月曜から金曜までは、品川駅に直結したビルの事務所で仕事をしていた。忙しい時は、ホテルに帰る時間も惜しく、夜9時頃までデスクで仕事をし、一旦近所の銭湯に出掛けて汗を流し、またデスクに戻って深夜1時頃まで仕事を続け、フロアにだーれも居なくなったら寝袋を抱えて会議室に入って寝る、と云うようなことを2週間連続でやり、「あいつはビルに住んでいる」とまで云われたものだった。
しかもこれは、地元大阪での話ではない。東京に出張していた頃の話なのだ。

仕事はともかく、遊びでも随分無茶をしてきたが、この2年くらい、急速に限界を感じるようになってきている。去年のジャズストなど、2日間で4本ライブをし、仲間のライブも楽しみ、はしゃいで騒いで、その結果、オールアップ後の翌日、体の震えが止まらない、と云うような体たらくだった。
心の底から遊びも楽しんで、そのツケを漏れなく払わねばならん、と云うのはドジだし切ない。なんとかせねばならぬ。

そこでひとつ決心をした。何の為に毎朝、5時半にアラームを鳴らし、一旦目を覚ましているのだ。5時半に起きてから大方2時間、出勤まで時間があるではないか。だったらダラダラ二度寝してる場合ではない。20分でも30分でも、ランニングをして汗をかいて、シャワーを浴びてさっぱりしてから出勤すればいいではないか。
体重だって落とさねばならんのだ。血圧だって薬にばっかり頼っている訳にはいかない。胡麻麦茶飲んだって、ダラダラ食っちゃ寝してたんじゃ本末転倒だ。

と云う訳で早速、今朝から早朝ランニングを始めた。市バスの循環ルートの一部を約30分。ゆっくりゆっくり。息は上がったが止まることなく走った。冬の朝の空気は冷たいが、少なからず体も温まる。
シャワーを浴びたことで体も起きる。今日一日、ふくらはぎは少し張っていたが、頭がボーッとするようなことはなかった。先ずは良い傾向なのかな。

こうやって日記に書いてしまえば、後から云い訳も出来ないしね。とにかく、先ずは今年のジャズスト。はしゃいで騒いで、それでも疲れを持ち越さないように。
これが新年の決意なのであった。

 

2013年を振り返る

例年はmixiでやっていた、一年を振り返る日記だが、もう完全にアカウント残しにしてしまっているので、今年はFBでやります。タイムラインに載せると流れてしまうので、はてなブログ「犬と暮らす人」にも載せておきます。

1月
ノックさん主催の和装の新年会に、仕立てて以来13年箪笥の肥やしにしていた大島に初めて袖を通して出掛ける。来年はやんないですか? こう云う機会が無いと、和服ってホントに着ないのよ。

ジャズスト第一サイクル。4本中3本抽選を通る。ここぞと云う時に使う運としては、少し安くないだろーか。

初のギタートリオ「trioto」 いんたーぷれい8でライブ。小学6年時の同窓生、NくんとOくんと36年振りに再会。

2月
ジャズスト第3サイクル。残りのもう1本も枠当選。4戦4勝となり、羨ましがられる。

前年より担当していた、地理情報ソフトのカスタマイズクラス開発、無事に終了。あれ、使ってもらってるんだろーか? 問い合わせないんだけど。

3月
前年夏より入っていた契約先との作業終了。フリーランスの常とはいえ、年度末を乗り越えるのはやはり難しい。

4月
1ヶ月休職。その隙にジャズストのリハは佳境。初めて4本も出ることになんだもん。その内2つはデュオだし。

もう一つ、休職の隙に、家の登記の切り替えに動く。親父の戸籍を集めるため、神戸の長田区役所へ。その足で新長田の駅前まで出て、親父の生家があったところに行ってみる。

5月
3日4日、高槻ジャズストリート2013。出演したのは、

3日20時 FSW HNR@JK's BIRD
4日16時 バーキン&おとさん@Billie's Bounce
4日21時 おとちょくみきあきらしんいちろう@こなもんBar IMPACT
4日23時 魔竿と魔る@JK高槻

2日間、騒ぎ過ぎてはしゃぎ過ぎて、翌日体が震える始末。

GW明けに、新しい契約先での仕事が始まる。10年振りに堂島の某システム会社に戻る。これがドトーの始まり。

登記登録が終了し、家持ち土地持ちになる。
第3週に山下美紀さんのボーカルバンドではちライブ。翌週にtriotoではちライブ。

なんだ、今年の5月は盛り沢山だったのね。

6月
粛々と仕事。いち設計者として参画のはずが、チーム内で飛びぬけて年長者と云うこともあってか、徐々に存在感が大きくなっていく。他チームから「あのヒゲ、けっこううるさいぞ」と思い始められる。真面目に仕事してるだけなんだがね。

7月
第2回太融寺フォークジャンボリー@いんたーぷれい8。なのたんの唄った「長屋の路地に」のバックで、初めて人前でブルースハープを吹く。

夏の、鈴木さん主催の「懐かしの青春フォーク」のリハが始まる。平日夜4時間リハのあと、ホテルに泊まり、翌朝そのまま仕事に行くと云う事態。なんかオレ、熱いぞ。

8月
6日朝、ジャズカフェきょんのオーナーでギタリストの、北本誠さんの訃報を聞きショックを受ける。

ZEL兄鈴木さん主催「懐かしの青春フォーク」@JK's BIRD。真夏の日曜の真昼間、4時間半の長丁場ライブ。全38曲中24曲でギターを弾き、他に4曲唄う。マラソンライブだったなー。

22日~25日の4日間の夏休みで、お袋と鹿児島旅行。

9月
ジャズカフェきょんのお別れセッションに参加。このお店に関わることが出来て、本当に幸せだったと思う。

木戸Pchan、ダダさん、荒田さん、そして鈴木さんと、Aliceトリビュート@JK RUSH。チンペイさん役で唄う。「夢去りし街角」でブルースハープを吹く。ダダさんのアリスペディア振りは凄まじかったですぞ。

30日、聖誕祭。48ちゃいになりまちた。

10月
粛々と仕事。いいかげんな対応をしてきた他チームにブチ切れ、「筋通せゴルァ」と云ったような社内メールを送りつける。契約先のリーダーから「まぁまぁ」と諌められるも、「あのヒゲ、怒らせると面倒だぞ」と思わせることに成功したようで、以後、注意深い対応をしてくるようになる。シャンシャン対応に慣れた現場にはこう云う異物は必要なのだ。とは云え、異物は切られるリスクも負う。リスクが怖くてフリーランスなんてやってられるか!

11月
第1回ソロワングランプリ@いんたーぷれい8に参加。加川良「下宿屋」をやる。

ついにdocomoが導入してくれたので、iPhoneユーザになる。快適々々♪

隣家に輿入れした、妹が弾いていたピアノを、隣家が越されると云うことで、ジャズストのドン、蓑輪さんに引き取ってもらう。来年のジャズストで、どこかのお店にお目見えするかも。

12月
第3回太融寺フォークジャンボリー@いんたーぷれい8。スーパードラマー、アーンド、スーパープロデューサー、ZEL兄鈴木さんを、なんとなんとシンガーとして引っ張り出す。イヤでも、ホントに素晴らしかった! 感動しました。またやって欲しいなー。

高田渡「ブラザー軒」を唄う。ブルースハープを吹く。ブルースハープ楽しいわー。Bb、C、D、E、F、Gと揃えているが、全キー揃えようかしらん。

妹夫婦が、ロシアンブルーの子猫、フクちゃんを飼い始める。おっかなびっくりの甥っ子那由他、それでもどうにかこうにか、抱っこは出来るようになった。抱き方下手なんだけどさ。

さて来年は、triotoで1月と7月、フォークジャンボリーで6月と12月に、はちで枠を貰っている。8月には、鈴木さんのフォークライブへの参加も決まっている。
そしてジャズスト! バーキン、魔竿ちゃんとそれぞれデュオで出る話はしている。あと、バンドで出られるかなぁ。
ジャズとフォークでまた、心の底から音楽に楽しませてもらいたい。
仕事は佳境。来年度末にカットオーバーのスケジュールだが、どこまで関われるか。今のところ、6月末までは堅そう。

あーとー、そーれーかーらー、よーめーさーんーとーかー、でーきーなーいーかーなー、とーかー。
ダメだなーオレ。自己嫌悪自己嫌悪。

皆さま、今年もお世話になりました。

新年もまた、宜しくお願い致します。

第3回太融寺フォークジャンボリー@いんたーぷれい8

去年に引き続き、年末恒例になりつつある、いんたーぷれい8での「大人の音なのpresents第3回太融寺フォークジャンボリー」が終了致しました。
いやー、愉しかった。午前中にガッツリ仕事して、懸案を積み残さず、午後半休を取って万全の態勢で臨んだ甲斐がありました。

今回、思いも寄らぬ多くのお客さんにお越し頂き、仕切り役はすっかり泡食ってしまいました。
なってったって、聴き専のお客さん大勢、小柳淳子、魔竿ちゃん! 出演者もオーディエンスもスペシャルな、奇跡のようなイベントになりました。

以下、本日のセットリスト。

稲葉修介
 青葉城恋歌(さとう宗行)
 酒と泪と男と女(河島英吾)

木戸啓晶
 氷の世界井上陽水
 落陽(吉田拓郎
 春夏秋冬(泉谷しげる
 フェリー埠頭(さだまさし

小林なつこ
 四季・奈津子(チェリッシュ)
 取り消してください(シモンズ)
 かげろう日記(シモンズ)
 ここから独りで(シモンズ)

山田由香 with 神谷ゆずる
 サルビアの花(早川義夫
 プカプカ(ザ・ディランII
 傘がない(井上陽水
 恋(松山千春

島田典子
 優しさに包まれたなら(荒井由実
 雨の物語(イルカ)
 化粧(中島みゆき
 優しい悪魔(キャンディーズ

瀬川秀和
 悲しみはメリーゴーランド(サザンオールスターズ
 怪物君の空 (サザンオールスターズ
 メロディ(サザンオールスターズ
 Bye Bye My Love(サザンオールスターズ

鈴木泰徳 with 境ちせこ
 ひこうき雲(荒井由実
 いちご白書をもう一度(荒井由実
 精霊流し(グレープ)
 スローバラード(RCサクセション

大人の音なの
 スキンシップブルース(高田渡
 ブラザー軒(高田渡

改めて眺めると、やっぱすげーラインナップ。フォークって奥が深いですな。

今回参加して下さった出演者の皆さん。
聴きに来て下さったお客さん方。
はちマスターにアキさん。
パートナーのなのたん。

本当に皆さんに感謝、感謝です。ありがとうございました。

来年もまた、6月と12月に開催することが決まっております。このまま、夏と年末の恒例イベントに出来るかな。
来年のことは、まぁそん時考えましょ。
さ、イベントも終えて明日から残り2週間、仕事に突っ走ろう。

「清須会議」 ※ネタバレあり

三谷幸喜監督再最新作「清須会議」を観てきた。

 

三谷作品は、完璧なデビウ作「ラヂオの時間」以降、可も無く不可も無い無難な喜劇を作り続けていると云う印象で、ご本人の映画に懸ける想いは感じるものの、作品を劇場で観ること自体が幸せな体験になる、と云った期待は、正直薄い。

しかし、フジの資本をバックにオールスターキャストの映画を作り続けられる立場ってのは、幸せだと思う。皮肉抜きでそう思う。

 

今作「清須会議」も、見事なオールスターキャスト。夏に、地元のシネコンに「風立ちぬ」を観に出掛けたとき、巨大なポップが飾られていて、これは面白いのではないか、と云う食指が動いた。オレは小日向文世さんの大ファンなので、それも期待を掻き立てた。秋になって公開されたら、これは観に行かねば。

 

本日、公開日にシネコンに駆け付け、期待して観た。

今の気持ちは、「うーん…」と云う感じだ。

 

悪い作品ではない。破綻もないし、三谷さんのドラマや舞台を昔から観てきたファンとしては、安心して観られる三谷ワールドだ。

だが、映画的快感に決定的に欠ける。これはなんとも寂しい。

 

清洲会議は、織田信長亡き後の織田家家臣団の行く末を決めた重要な会議であり、厳然たる史実だ。

柴田勝家丹羽長秀羽柴秀吉池田恒興。この四人による会議で、結果、織田家の次期当主は信長の嫡孫、三法師(当時わずか三歳。後の織田秀信)に決まる。

道具立てと結果は史実から動かしようはない。それを外枠に、あとはどれだけ想像力を羽ばたかせるか、だ。

 

三谷さんは、この部分でも実に端倪すべからざる技能を持っている。大河ドラマ新選組!」もそうだったし、舞台「巌流島」も見事だった。史実の裏に「こんな風に展開させたら面白い」と云うような状況を絡ませ、オモロウテヤガテカナシキ物語を紡いでみせる。

清須会議」では、その技量が、はっきり云って活かされていなかった、とオレは感じた。

 

清洲会議は史実だから、観客の一部はその結果について何がしかの知識を持っているだろう。会議自体を知らなくても、後に秀吉は天下を統一するのだから、秀吉が勝つのだろうと容易に想像がつく。

三歳の子供に家督を継がせると云うのは、フツーに考えてヒジョーシキなことだから、しかも実際そうなったのだから、これが物語の肝になる。ならその部分は、隠すべきではなかったか。

清洲会議を知らない人(観客の大半はそうではないか)は勿論、知っている人にとっても、秀吉の隠し玉が三法師だった、と云うのはどんでん返しの種になる。川遊びをする松姫、寧、三法師を見て、秀吉と官兵衛が思いつく、と云うのも、直接的な表現を避けられたし、長秀を取り込もうとする際にも、三法師の名を出さず、秀吉が事前に長秀を訪れた、と云う描写だけでよかったはずだ。

説明が過ぎるので、映画的な快感に欠けるのだ。それがこの「清須会議」と云う作品の、最大の弱点だと思う。

 

良作ではあるが、是非とも劇場に足を運んで、とお薦め出来ない歯痒さ。DVDやテレビ放映を待ってもいいかも、と取り敢えず云っておこう。スタッフ、キャストの皆さんには申し訳ないのですが。